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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 ろくでなし啄木 】


ろくでなし啄木

昨日、天王洲の銀河劇場
拝見したのは【ろくでなし啄木】

数回目のカーテンコールの後、
引っ込む勘太郎丈、藤原竜也くん、吹石一恵ちゃんの3人に
『ちょっと、まったぁ~』の声。
何事?と劇場内がザワつきはじめると
マイク片手に登場したのは
この作品の脚本家、三谷幸喜氏。

そこで、発表されたのは嬉しいお知らせ
『本日、2月22日午後4時過ぎ、
 勘太郎くんに長男誕生~
           なんと、3900g
こんな記念の日に観劇できたなんて、
初お目見えの日に思い出せるわぁ

まずは元気そうなお子さんで良かった
男子で、もひとつ良かったぁ
愛ちゃん、お疲れ様でした

今日の勘太郎丈は、いつもよりも、
さらに張り切っていたに違いないわねぇ


さて、恒例どおり(?)あらすじ。。。というか
よく読むと舞台の前の部分だねぇ。

才能がありながら文壇に認められず
赤貧洗うがごとくの不遇をかこつ啄木。
文学には縁もゆかりもない香具師のテツ。
仕事のかたわら親分のいいつけで借金とりを手伝うテツが、
啄木の借金をとりたてに行ったことから二人は知り合う。
何の接点もない二人はなぜか意気投合。

夜な夜ないきつけのカフェーで飲み明かすまでに。
いつしかカフェーの女給のトミも楽しい仲間に加わる。
そこには微妙な三角関係が生じるが、
妻子ある啄木がトミと結ばれ、トミに恋するテツは涙をのんだ。

ある日、例によって金に困った啄木は、
小金を貯めこんでいるらしいテツにお金を出させる一計を案じ、
トミも巻き込んでの大作戦を展開する。

しかしこの事件について言うことは三人ともばらばらで、
まさに”真実はやぶの中”。
一体その時三人には何か起きたのか?


作・演出… 三谷幸喜
出演… 藤原竜也 、 中村勘太郎 with 吹石一恵


HPより抜粋




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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です
 

開演前の携帯電話などの注意を促すアナウンス
凝っているアナウンスが増えていますが、
この舞台のも変わってましたわぁ
登場したのは三谷幸喜氏と何故か…野田秀樹氏。
ボケ倒す三谷幸喜に、ガンガンつっこむ野田秀樹
ちょっと笑えたわぁ。(実際の)開演5分以上前に流れていましたので、
遅くに着席した方は聞けなかったかも


啄木の死後10年が過ぎ、建てられた歌碑の前で
12年ぶりに再会した テツ と トミ が 
啄木が姿を消したあの温泉旅行の夜のことを
語り出す…というはじまり。

第一幕では、トミが語るあの夜のこと。

第二幕では、テツが語るあの夜のこと。

そして、最後には、死んだ啄木自身が…。

あの夜の出来事を二人の目線で、
両面から…表と裏から見ていく展開なのだけど
舞台セットを使って表現しているのが面白いと思ったわぁ
同じ舞台セットを前後に配置して、
第一幕の 表 では、トミと啄木の部屋をメインに
起こった事の表面を思い出すという流れ。

第二幕は今度は廊下を挟んだ向かいにある
テツの部屋が表として使われます
後方には啄木たちの部屋。といった具合。
第一幕と同じ演技をハイライトで再現しながら…
「実は、ここでこう思ってましたぁ」とか
「こういった背景が…あったんです」とか
明かしていく構成になっていました
勘太郎丈のことだから「そんな心境だった」ってことを
考えて演技していたのだろう…と思うけど。
もう一回観ないと分からんかなぁ

そういえば、内容を象徴するかのように、
第二幕が始まるときに映し出されるタイトルは鏡文字で、
の中にたたずむ藤原・啄木も後姿でした
この時に流れる、藤原道山さんの尺八の低い音色が
ミステリー気分を昂揚させてくれましたぁ


今回の啄木も有名な写真のイメージとはまったく逆のキャラ。
貧乏歌人、頭の回転は速いけれど、女癖が悪く
悪ぶってはいるが根性なし。

啄木の友人のテツは、一本気で、気の優しい男。
あまりに優しくて、啄木のツライ仕打ちにも耐えていて
ドSキャラ?と思うほどだったわぁ

啄木の愛人トミは、気立ての良い、美人さん。
詩歌作りに専念出来るようにと、啄木に貢いでいるのよねぇ。

この2人は啄木に、とにかく尽くしていたのに、
あの夜、何も言わずに2人の前から
何故、啄木は去って行ったのか…。

表と裏で表現しているので、二人の記憶違いに観客は気付くのよねぇ
ネタバレで言ってしまえば、リンゴとミカン…なんだけど。
些細なことだけど…これが大きなカギになっている。
何故、トミの記憶は変わってしまったのか
リンゴにはナイフが必要。
そこが…啄木の語りへと続いていくのよねぇ。

とにかく、巧い。脚本でした。
構成・演出とも素晴らしかった~~

そして、『笑い』をすべて掌握していた勘太郎丈。
抜群に良かったなぁ
ちょっと田舎臭いキャラを巧いこと、演じていましたねぇ
3人の中で抜群に運動量も多いし、ハジケてましたぁ
この日はまた、特別だったのかもしれないけど
ただ、ちょっと馴染んでいない方が
チラホラいるように見受けられたのが…越中フンドシのお姿
寒中水泳の赤フンみたいに、後ろがTバックになる
三尺フンドシじゃないんだけどねぇ
歌舞伎ではよくあるし…歌舞伎で鍛えた肉体だから
ワタシは、別に良いと思ったんだけど…

勘太郎丈は見るたびに、お父様に似てくるなぁ。。。
ここまで、『 笑 い 』が出来るのならば、
スケジュールがあえば、ペテンの代役も出来たのでは…と思ってしまった
こうやって、だんだん勘九郎になっていくんだなぁ
と、カーテンコールの拍手をしながら、
しみじみ感じ入っていたところに
嬉しいお知らせだったので、ホントに嬉しかったぁ

啄木とテツの「 子どもっぽいしぐさ 」の部分は、
アドリブなのかなぁ。かなり素っぽかったんだけど…
いろいろ変えているのかも
あの2人なら、やりそうだもの

そして、藤原竜也くんはやっぱり藤原竜也くんだった
良くも悪くも(悪かったわけじゃない)藤原竜也。
あぁいう曲者やらせると、ホントに上手に演じるなぁと思う。
新撰組で勘太郎丈に教えてもらったという着物の所作。
今回も活かせていたのでは…


吹石一恵ちゃんを舞台であんまり見たことない気がするんだけど
声も姿も舞台向きのように思ったわぁ
新撰組仲間とはいえ、
勘太郎&藤原竜也という舞台俳優2人を相手に
堂々とした演じっぷり
今後は舞台も多くなりそうな予感

脚本・演者・演出と…素晴らしい
文句なく、面白いと思いましたわぁ。
再演したら、ワタシも裏側から…という気分で観てみたいと思います
死んだもの書きが言ったことが本当かどうか見極めなくちゃ

銀河劇場花


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/02/23(水) 23:59:20
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