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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 羊と兵隊 】


20080801103625

下北沢の本多劇場が松竹化していました
土曜日の夜の公演でもオバサマはいらしてました。
中村獅童丈ファンのオバサマ方に
岩本了さんは大丈夫なのかしら…
なんて、思いつつワタシも拝見。

関係ないけど…劇場内が寒かった~

ネタバレあり…私的感想です。

ランキング挑戦中です。ぽちっとな
 

岩本了氏らしい作品。
分かるような、分からないような微妙なセリフまわしと、
抑えた感情の、爆発する感情の揺れとぶつかり合い。

戦時下、軍靴の製造で財をなした金持ち一家が舞台。
もうすぐ出征する長男ルイは常にイライラとし、
横暴な態度で家族に接している。
長女のナナは両親によって
権力者の息子と結婚させられようとしていた。
ナナには心を寄せる人が他にいるようだ。
両親は両親で戦争によって財をなしたことに、
ある意味で恐怖を感じている。
末っ子のキキは最近のルイに違和感を感じ、
精神のバランスを崩している。
キキの家庭教師は目の前で両親を殺された過去をもつ女性。
よく眠れるという怪しいガムを愛用している。
そんな家族たちを冷静に見つめる家政婦。
その家政婦は1日数度、
裏にある納屋に食事を運んでいた…。



獅童丈は頑張ったねぇ。と思うんだけど、
中村獅童という役者のイメージそのまんまの役で
良いんだか悪いんだか
獅童丈の強い個性と、
若手の女性陣ふたりの頑張りが大きかったかなぁ
田畑智子ちゃんのゴスロリっぽいメイクが
若干冷めた感じの家政婦の印象を濃くしていましたね。
第二部の最初でいきなり家庭教師と
踊りだした時はビックリした~
辺見えみりちゃんは舞台向きの声だなぁと再認識。
硬い声質が常にどんよりとした家の空気を
切り裂くようで、不機嫌さ炸裂


最初はこの間の【sisters】の影響で、また近親相姦もの
って思っちゃいました
話が進むにつれ、長男のルイが
身代わりであることが分かるんだけどネ。
父親は愛する息子を出征させない為に、
納屋に閉じ込め、末っ子のキキにもその事実を隠し、
身代わりを兄と思い込ませてるんだけど、
あそこまでキキの様子がおかしいんだから
教えてやれば良かったのに…。
身代わりを立てた父親は、偽ルイに
妻やナナを差し出したことで、罪を免れるとでも
思っているようにも見える~

獅童丈の演じる偽ルイは出征することで
自分の生まれてきたことの意味を確認しているし、
もう一方、獅童・二役のルイは出征させてもらえないことで
自分が過去に犯した罪に尚更苦しんでるわけで。
その二人の人生を変えてしまった両親は
戦争が終わると軍靴が売れなくなると心配しつつ、
息子は出征させたくない
ナナは戦争によって好きな人とは結ばれないと悟り、
家族の為に、有力者に嫁ぐ道を選ぶ。
冷静に見える家政婦もルイの苦しみを
救えないかと悩んでいるし…。
『毎日運ぶ食事がルイさまの命を繋いでいる』
このセリフが劇中で一番真っ直ぐなセリフだったわねぇ




戦時下は異常…。
その暗い影は家の中まで長くのびている。

そして、今も戦争は存在する。



休憩を挟んで約3時間。
長い…重い…けど、見続けられたのはキャストの力かな。

下北沢の本多劇場はなんでもアリだけど。
京都・南座
大丈夫なのかな。。。




出演
中村 獅童

田畑 智子
辺見 えみり
近藤 公園

田島 ゆみか
佐藤 直子
高橋 理恵子
永岡 佑
阿部 ユキ

岩松 了
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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/08/01(金) 13:29:30
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