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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 八月納涼歌舞伎・第三部・歌舞伎座 】


20080821192848


さて、夕食に鯛茶漬けを予約した第三部は
勘太郎丈の鬼女…どんな風に演じるのか愉しみです
そして、オペラ【 アイーダ 】を勘三郎丈と野田秀樹氏が
どう翻訳し歌舞伎にうつすのか…見せていただきましょう

ネタバレあり…私的(辛口?)感想です

ランキング挑戦中です。ぽちっとな


昨年末に拝見した【紅葉狩】は
ずいぶんと怖いものでしたから、
楚々とした女形も出来る勘太郎くんに期待して…

戸隠山へ紅葉狩りにやって来た平維茂(橋之助)と主従は、
山中で更科姫(勘太郎)たちの宴に招かれ、
盃を交わします。
やがて更科姫が舞ううちに、
維茂はまどろみ、更科姫たちは姿を消します。
ここへ山神(巳之助)が現れ、
維茂に更科姫がこの山に住む鬼女であることを告げますが、
一行は目を覚ます様子はありません。
そこへ、鬼女の正体を露にした更科姫が戻ってきます…。


橋之助丈の維茂はホントに美しい~
酒好きの従者・右源太の高麗蔵丈
左源太の亀蔵丈とのバランスも良くて、
好い感じでございました
勘太郎丈の赤姫は楚々として美しい。
舞ううちに、本性が見え隠れ…といったところは
ワタシには分からなかったけれど、
あまりに分かり易いとオカシイわけで、
その辺の塩梅が今後の経験なんでしょうねぇ

第二部の酒呑童子といい、
平維茂主従といい、酒好き…
気を付けねば、命も落としかねない
いかんですなぁ~

最後は 【 野田版 愛陀姫 】
食事の後は睡魔との闘いになるのですが、
今回は大丈夫でしたよ
どうなるのか…心配で寝てなどいられません

美濃の領主である斎藤道三の息女濃姫(勘三郎)は、
密かに思いを寄せる木村駄目助左衛門(橋之助)を、
父の道三(彌十郎)に認めさせようと思っています。

そこで濃姫は、家臣の多々木斬蔵(亀蔵)が
城下から連れてきた怪しげな祈祷師の
細毛(福助)と荏原(扇雀)を使い、
駄目助左衛門に隣国織田家との合戦の先陣役に
任じるお告げが出たように見せかけます。

そして駄目助左衛門は見事に功を立てますが、
実は濃姫の下女の愛陀(七之助)と恋仲で、
先陣の功として愛陀を賜ろうと思っているのでした。

やがて美濃に織田軍の捕虜が連れられてきますが、
愛陀が父と呼んだ人こそ、織田信秀(三津五郎)。
実は愛陀は織田家の息女であったのです。
一方、濃姫は愛陀が恋敵と知り、
また愛陀は祖国への愛と駄目助左衛門への愛の
あいだで心を悩ませます…。



う~ん。まだ時間が足りなかったのかなぁ~
もう少し煮込んで欲しかった…。
あれもこれもと次から次へと挑戦を繰り返し、
素晴らしい体力と精神力だなぁと思うのですが…。
全く新たなものをやるには期間が厳しかったのでは

それと勘三郎丈演じる濃姫が恋焦がれた人と結ばれず
仕方がなく、織田信長に嫁ぐというのが
ワタシの中の濃姫のイメージと会わないのが、
一番の原因かもしれません。
数年前に大河ドラマ【織田信長】で見ていた
緒方直人と菊池桃子の信長・濃姫の夫婦が
強く残っているからかもねぇ。
ワタシのイメージの方が一般的じゃないのかな
他のドラマでは必ずしも好い夫婦じゃないもんね。

ファンファーレに驚かされましたけど、
なんと言っても、【アイーダ】の中でも有名な『凱旋行進曲』を
邦楽器で演奏したのは流石
無論、作調には田中傅左衛門さん。
お疲れさまです

三角関係というか…濃姫の横恋慕なんだけど、
それぞれの心の声を歌うオペラらしい場面は
セリフをかぶせることで、表現していました
絡み合う思いの吐露。
観客だけはすべてが見えていて、
これから起こるであろう悲劇を予感している。
前半は笑い満載で、後半の悲劇に向かっていくあたりは
歌舞伎らしい仕上がりでした

今回の【愛陀姫】で不気味だと感じたのは
インチキ祈祷師の細毛と荏原(どこかで聞いた名前ですけど)が
徐々に権力をもち、冷静に人々を見るうち、
心を操る技を得て、道三の心までも操るようになること。
怪しいものには気をつけねばいけないですねぇ。
練りあげて、もう一度、見せていただきたい舞台です

一、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)
  更科姫実は戸隠山の鬼女  勘太郎
               山神  巳之助
           従者右源太  高麗蔵
         同 左源太  亀 蔵
          侍女野菊  鶴 松
          腰元岩橋  市 蔵
           局田毎  家 橘
       余吾将軍平維茂  橋之助


二、野田版 愛陀姫(あいだひめ)
             濃姫  勘三郎
            愛陀姫  七之助
     木村駄目助左衛門  橋之助
        鈴木主水之助  勘太郎
             高橋  松 也
          多々木斬蔵  亀 蔵
           斎藤道三  彌十郎
         祈祷師荏原  扇 雀
          同  細毛  福 助
           織田信秀  三津五郎
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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/08/27(水) 20:14:51
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