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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 文楽公演・源平布引滝/ 傾城恋飛脚 23年5月 国立劇場 ・第一部 】


2011.05 文楽

文楽の襲名ってどんな感じなのかしらん?と思って
久し振りに文楽のチケットを取ってみました。

でも体調がイマイチのご様子のようで心配でておりましたが、
こんな嬉しいご案内が…。

人間国宝の竹本綱大夫 改め 竹本源大夫は、
急病のため4月大阪公演の襲名披露狂言『源平布引滝』
実盛物語の段を休演いたしましたが、
その後体調が回復に向かい、
5月文楽公演『源平布引滝』実盛物語の段の床を
下記のとおり変更して勤めることとなりましたので
お知らせいたします。



拝見する者には嬉しいことですが、
あまり無理をなさらぬよう
していただきたいものでございます


源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)
    矢橋の段
    竹生島遊覧の段   

 竹本綱大夫改め九代目竹本源大夫
 鶴澤清二郎改め二代目鶴澤藤蔵
 襲名披露口上

    糸つむぎの段
    瀬尾十郎詮議の段
   襲名披露狂言
    実盛物語の段

 傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
    新口村の段




2011.05 文楽 襲名



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あらすじと、ツラツラとした感想…


2011.05 文楽襲名披露

源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)

ここは琵琶湖のほとりにある百姓九郎助の住まい。
九郎助は瀕死の木曽義賢から預かった
身重の妻・葵御前を匿っています。
平清盛は葵御前の出産が間近との情報を受け、
もし男子が誕生した場合、即刻その首をはねるよう、
斎藤別当実盛と瀬尾十郎兼氏の二人を
検分役として九郎助宅に向かわせます。
実盛と瀬尾の詰問に九郎助夫婦は苦し紛れに、
孫の太郎吉が琵琶湖で拾った女の片腕を
葵御前が出産した子だと偽って差し出します。
腕が赤子であるわけがないと瀬尾は憤慨しますが、
実盛は中国の故事を用いて、腕を産む不思議もあると、
ひとまず瀬尾を帰します。

その腕を見た実盛は、
以前、琵琶湖で源氏の白旗を握った女の腕を
切り落としたことを思い出します。
そこへ運び込まれた小万の遺骸に、その片腕を継ぐと・・・。

「源平布引滝 実盛物語」は
源平の争乱の時代を扱った義太夫狂言として人気の作品です。


このお話、最近見たなぁと思っていたら
DVDに録り溜めておいた【 実盛物語 】だったようです。
小万は源氏の白旗を守る為に命をかけ、
九郎助夫婦もまた全力で葵御前を守ろうとする
見ているワタシなぞは、武士でもないのに何故そこまで?
という思いが湧いてきたのだけど…。
亡くなった小万の夫は源氏方であり、息子の太郎吉も
源氏方につかせたい
という強い思いがあるから。
にしてもなぁと思っていると、その理由が明らかになり、
さらにその理由が、あたらしい真実を…という展開になるのよねぇ。

実は、小万は九郎助夫婦の実の子供ではなく、
平家何某の小刀を持って捨てられていた赤子(と言っていたと思う)
だったからこそ、源氏方であることを
強調しなくてはいけなかったわけだよねぇ

源平の戦いを書いた作品の場合、
必ずといって言いほど、
この手の血の繋がりが出てくるのだなぁ。
(まぁ歌舞伎の場合は、血縁に関する話は多いかな。)
そして、実は……が多い
とは言え、分かっていても、ワクワクしたりするですが

このお話での赤っ面は、単なる悪役ではなく
ちょっと泣かせる展開になっているのも、
よく出来たお話だなぁと思います

今回の文楽ではなかった場面ですが、
先日の歌舞伎で拝見した場面によって、
この実盛という人物が
かなり魅力的だなぁ~と思ったんですよねぇ。
葵御前の出産の時の太郎吉との、ややコミカルなやりとり
馬に太郎吉をのせてあげたりと…人間的な魅力が感じられました
仁左衛門丈が演じていらした点もポイント高いわけですが

実際の実盛も魅力的な人物だったようですよね。
(だからこそ、作品となっているわけですネ。)
もともと源氏に仕える武将だった実盛ですが、
源氏の内紛によって、翻弄されます。
そんな中でも、遺児となった幼い木曽義仲を救った辺り
義侠心の厚い人物なんだと思いますわぁ

その後、平家に仕え、忠実な部将として奮戦しますが、
ついに義仲の部将・手塚太郎によって討ち取られます。
白髪を真っ黒に染めて戦場に出たというのだから
最期の覚悟があったのかもしれないなぁ

この最期のエピソードは
【 実盛物語 】のセリフにも出て来ています
実際にどんな思いで戦っていたのかは分からないわけですが、
相当に複雑な気持ちであったであろうという想像されます。
そんな思いが、今作品に反映されているんでしょうねぇ。

ちなみに、
命の恩人である実盛を討ち取ってしまったことを知った義仲は
人目もはばからず涙にむせんだといいます


傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく) 新口村の段

伊賀藩城代家老日記の「永保記事略」に載っている
実話を元に、近松が独自の構想を加えて
作品を構成したと言われているようです

その実話とは…
大阪に養子に出て、亀屋忠兵衛と名乗っていた
大和新口村の小百姓四兵衛の息子・清八が
金銀を盗み、遊女を請け出して駆け落ちし、
大和上里村の親類宅に潜んでいるところを逮捕されたという事件。

今回の場面は新口村に2人が逃げ延びたところから。
2人は、詮議の厳しいことを知り、
実家から少し離れた忠三郎の家に身を隠します。
窓の外の様子を伺う2人。
そこへ、父の孫右衛門が通りかかります。
雨の降る中、水たまりで滑って転倒し、鼻緒を切ってしまいます。
思わず梅川が飛び出し、
嫁の気持をいっぱい滲ませて孫右衛門を親身に世話すると
孫右衛門もそれとなく察し、
泣きながらわが子を思う心情を切々と訴えます。
『息子を目にしたならば、捕えなければならない』
という孫右衛門に梅川は目隠しをし、
忠兵衛と対面させます。

孫右衛門は2人を裏道からそれとなく逃がしますが、
2人はまもなく捕えられてしまいます。


この場の話としては、
泣けるのですがね…これ、ダメな男だよね
勝手過ぎるし…最低の親不孝モンです。うん。
実家への電話もサボリがちのワタシが言うのもなんですが…


2011.05 文楽義捐金

震災後に舞台を拝見しに参りますと
義捐金の箱は必ずといっていいほど置いてあります

でも、お人形の募金活動は珍しいのではなかろうか??
震災直後はキャストの方が募金箱を持って…というのが
ありましたから、同じ感覚でしょうかねぇ?
ささやかながら協力させていただき、写真をお願いしました。
ワタシは義援金…じゃなくて、義捐金と書く方が好きです
恩着せがましくないですかねぇ。義援金の文字だと。
小さいことが気になるワタシの悪いクセ(右京さん風に


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/05/26(木) 22:15:55
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