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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 六月大歌舞伎@新橋演舞場 23年6月・夜の部 】


2011.06.23夏祭浪花鑑

一、吹雪峠(ふぶきとうげ)

荒れ狂う吹雪の中、
必死の思いで山小屋に辿り着いた助蔵とおえん。
おえんは、助蔵の兄貴分である直吉の女房でしたが、
助蔵と密通を重ね、駆け落ちをしていました。
偶然にもここへ直吉が現われます。
二人を許した直吉も、
仲睦まじさを目の当たりにして耐えられなくなり、
殺気立った形相で二人に出て行って欲しいと言います。
外は猛吹雪。固く結ばれていた二人が、
死の恐怖から互いを罵り自我を剥き出しにして命乞いを始め...。

心に潜む愛欲と憎悪など人間の本能を
鮮やかに描き出した新歌舞伎をご覧下さい。


二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

堺の魚屋団七九郎兵衛は喧嘩の末、
浜田家家臣大鳥佐賀右衛門の中間に
怪我を負わせた罪で牢に入れられましたが、
ある人の執り成しで死罪を免れて所払いとなります。
その恩人の息子である玉島磯之丞の恋人琴浦のために
立廻る団七でしたが、敵と思っていた一寸徳兵衛と
同じ恩人を主筋にすることを知って、
兄弟の義を結ぶのでした。

一方、人を殺めた磯之丞を匿っている釣船三婦は、
磯之丞を国許へ帰すのに徳兵衛女房お辰と同道させたいのですが、
若く美しいお辰を見て難色を示します。
するとお辰は鉄弓で自らの顔を傷付けて、
その役を引き受けます。
ところが佐賀右衛門の手先となっている団七の舅三
河屋義平次は琴浦を連れ去ってしまい、
その舅の悪事を知った団七は...。

盛夏の大坂を舞台に恩人の息子と
その恋人のために奔走する人々の心意気を描いた、
季節感溢れる義太夫狂言の名作を上演致します。



三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね

武家に仕えていた与右衛門は、腰元のかさねと深い仲でしたが、
不義密通を重ねたため、かさねを残し出奔。
与右衛門を追って木下川堤までやって来たかさねは、
ついに再会を果たします。
しかし、実は、与右衛門はかさねの母と密通し、
義父を殺していたのでした。
その怨念がかさねに乗り移り、美しかったかさねが心も体も醜く一変。
与右衛門は、父を殺した鎌でかさねを殺しますが、
その怨念が与右衛門を襲うのでした。

艶麗と怪奇が織り込まれた清元の名曲
としても知られる舞踊をお楽しみ下さい。

HPより抜粋



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私的、辛口(?)感想です…




【吹雪峠】孝太郎丈のおえんは世話女房といった感じでした。
おえんが口うつしで薬を飲ませる場面などもあってちょっとビックリ
咳込む助蔵に、おえんは丸薬を口の中で噛み砕いてから
水を含み、助蔵に向かって自分の口を指さして、飲ませていました。
そんな場面を見せ付けられた直吉が赦せない
思うのも仕方が無いところ
それ以外の場面では染五郎丈の直吉のおえんに対する未練は、
ちょっと解りにくかったかもなぁ
兄貴らしく振舞うところと、女房への未練。
世話女房より美しく若い妻の方が未練が分かり易いかもなぁ~
直吉の顔色をうかがいながら少し離れたところに身を置き
びくびくしている愛之助丈の助蔵はとても良かった。

それにしても、極限状態に置かれたときに、
互いの感情を露わにしてしまった助蔵とおえんは、
もう元には戻れないだろうなぁ。
吹雪に閉じ込められた小屋の中で2人きり…気まずいなぁ

最後に気になったのは、染五郎丈がすっぽんにひっこんだこと。
あれっ?直吉って生きてるよね???
新歌舞伎だからでしょうかねぇ 

【夏祭浪花鑑】
平成中村座の夏祭ばかりを拝見していたので、逆に新鮮でしたわ
泥場のところも、あんなに明るいのねぇ~みたいな。

何度も観ているから、イヤホンガイドを借りてなかったワタシ。
しょっぱなから失敗していましたよ。
団七の女房お梶が、連れてくる市松が
金太郎くん(染五郎丈の長男)だと気が付かなかったのだぁ~
でもね…台詞が大きな声で言えていたので、
巧い子役さんだなぁとは、思っていたんだよ。
腰掛けた足がまだ床につかなくて、可愛いかった
初お目見えから見ていたのに…
オバチャン気が付かなくて、ごめんねぇ~な気分。

歌六丈の三婦は、まだまだ若いもんには負けん!と若々しくて
色気もある感じで、その夫に惚れ込んでいるおつぎにも頷ける
このおつぎって女房、すべての原因を作っているのよねぇ
三婦に相談せずに、お辰に磯之丞をあずける話をして、
お辰が顔に焼き鏝を当てる原因を作っしまったでしょ
団七の使いだという義平次に、簡単に琴浦を渡してしまったからこそ、
最悪な展開になるわけで…う~ん
悪気はまったくない。こういうことって、結構あることかも。

吉右衛門丈は侍のイメージが強いけど、
情に厚い団七のようなお役も良いネ
仁左衛門丈の徳兵衛はとにかく素敵でした
お辰が惚れぬくのも仕方なし…ここに出て来る夫婦は
みんな惚れ込んでいるんだわねぇ~

福助丈のお辰は何度か拝見していると思うんだけど
今回はずいぶんとおきゃんな雰囲気だったなぁ~
六月はこのお役だけだったから、力が有り余っていました???
でも、艶っぽくて、好い女っぷりでございました。

【 かさね 】は美男&美女の組み合わせでとにかく美しい
花道から出て来るところから美しかった
七三のところで、与右衛門がゴザを斜めに開いて、
その前でかさねと2人で決まる。きゃあ~
かさねが因果で怖く、醜くなっていくところが
そんなに激しくなくて、ちょっと安心。
美しい顔がヘビの化身とかになると
ちょっとガッカリしてしまうワタシなのでして…
美しいお姿を拝見して、気持ちよく、観劇終了です


一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
                  直吉  染五郎
                  助蔵  愛之助
                 おえん  孝太郎


二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
  住吉鳥居前
  難波三婦内
  長町裏

              団七九郎兵衛  吉右衛門
                女房お梶  芝 雀
                  お辰  福 助
               玉島磯之丞  錦之助
                傾城琴浦  孝太郎
                 伜市松  金太郎
                 堤藤内  桂 三
             大鳥佐賀右衛門  由次郎
                釣船三婦  歌 六
              三河屋義平次  段四郎
               一寸徳兵衛  仁左衛門


三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね

                 かさね  時 蔵
                与右衛門  染五郎



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  1. 2011/07/09(土) 20:33:39
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