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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【ウーマン・イン・ブラック ~黒い服の女~】


20080827211045
 

翻訳の舞台は二の足を踏む傾向があるのよね
ミュージカルならあまり感じないけど、
ストレートプレイでは時々感じるのです
感性が違うなぁとか、習慣が違うからかなぁ
と、思ってしまうのです。

でも、今回は迷わず取りました。
上川隆也さんと斎藤晴彦さんの2人舞台。
キャラメルボックスで熱い舞台をしていた上川さんと
怪優とも言える斎藤晴彦さんです。観たい
苦手なホラーだったというのは、
チケット取得後知ったこと



ネタバレあり…私的(辛口?)感想です

ランキング挑戦中です。ぽちっとな


北イングランドの片田舎で亡くなった
身寄りのない老婦人の葬儀に参列し、
遺産整理をする為に
現地に赴いた弁護士・キップス。
それ以来、キップスは安らぎのない毎日を送っている。
彼が老婦人宅で体験した忌まわしい出来事から
逃れられないでいるのだ。
その出来事を現在の家族に芝居のように語ることを
悪魔祓いになぞらえて、
その呪縛から逃れようと決心したキップス。
若い俳優はその手助けするために雇われていた。
そして、二人はその芝居の練習を始める…。


今回は翻訳劇という感じはあまり感じませんでしたねぇ
潮が引いたときにだけ道が出来る
人里離れた城に住んでいた老婦人…
金田一耕助が出てきそうです。
アメリカのホラーは昼間に出て来ても怖いジェイソンや
キリスト教徒でないと理解し難い事柄が多いような
気がするのよね

ホラーは苦手なんだけどさぁ、日本の場合、
なんとなく怖い。出てきそうな雰囲気が恐い。
その空気感があると思うのよ。
しっとりと皮膚にまとわりつくような…。
イギリスは似ているところがあるのかな
少なくともこのお話はそういう空気感に
満ち満ちてました…。
劇場の気温がぐぅ~っと下がったような
うすら寒さ。思わず…休憩で白ワイン飲んじゃったわよ
へへへっ言い訳ちゃん

若い俳優役の上川さんは
俳優が演技するONとOFFの表現
忌まわしい過去を抱える弁護士・キップス役の斎藤さんは
演技などしたことがない素人と、
キップスの記憶の中に登場する
カレ以外のすべての人物の言動を帽子と衣装を変えるだけで、
巧みに演じ分けています

なんとなく思っていたラストでしたが…。
PARCO劇場のエレベーターに乗っている人が
みんな、人間だよね…と確認したい気分でしたよ
限られた小道具と、シンプルな舞台装置
そして、巧いふたりの演者による舞台。
上質な大人の舞台ですな…なんてまとめで如何でしょ
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テーマ:観劇・劇評 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/08/30(土) 22:14:22
  2. 舞台
  3. 舞台 【ウーマン・イン・ブラック ~黒い服の女~】のコメント:2

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コメント

そう書いたか~

さすがやねー!
私は・・自分の肌感覚だけで書いたからさ(毎度)。
斉藤さんの演じ分けの妙に目が行ってしまったわ!
前回書いたように「上品?」なホラーやったと思わへん??(無理?)
  1. 2008/08/30(土) 22:45:50 |
  2. URL |
  3. トーマス #neRYZ58g
  4. [ 編集]

トーマスさま

確かに、グロくなく、スプラッタでもない
『上品』なホラーであったと思います!
斉藤さんの最初の方の演技が
下手でセリフも聞き難かったりして、
最初はありゃりゃ?と思ったんだけど、
あれは「キップスとしての演技なのねぇ」
と理解しましたよ。

TDLのホーンテッドマンションみたいに
エレベーターにひとり乗ってたら
どうしようかと思っちゃったわよ(^_^;)
  1. 2008/08/31(日) 21:59:46 |
  2. URL |
  3. Jellyfish  #mQop/nM.
  4. [ 編集]

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