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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 江戸の青空 弐 ~惚れた晴れたの八百八町~】


江戸の青空 弐

江戸時代、湯屋の二階は、
きょうも湯上がりの客たちが寄り合って騒々しい。
相撲をとるもの、義太夫の稽古をはじめるもの。噂話をするもの。
そんな噂話のひとつにこんなのがあった。
「白木屋の一人娘、おせつが結納をするらしい」
それを聞いてがく然としたのは、徳三郎である。
おせつは、自分と将来の約束を交わしたはずではなかったか。
奉公人と主人の娘ではしょせん叶わぬ恋か。
思わずカッとなって刀屋へ飛び込み
「二人ほど切れるのを売ってくれ」
刀屋は「事情を聞こうじゃありませんか?」
それまでのいきさつを話はじめる徳三郎。

ある夜、たまたま別の理由で
店から閉め出しを食ってしまった徳三郎とおせつは、
仕方なく徳三郎の叔父の住む霊岸島へ。
「徳三郎が女を連れ込んだ」と勘違いした叔父夫婦は、
二人を二階へ押し上げる。二階にはふとんがひと組だけ。
ふとんに境界線を引いて、そこで眠ろうとする二人だが、
降りしきる雨とともに雷が鳴るに至って……。

一緒になりたい二人だが、白木屋の主人・庄左衛門は、
おせつを職人・彦六と結婚させようと画策。
結納当日、おせつが家出してしまったので、
とりあえずは、延期になったものの、
徳三郎が熟女にたぶらかされている現場を見たおせつは、
家へ戻ってしまう。

なんとかしたい徳三郎だが、
その熟女の家に紙入れを忘れていったために、
ますます窮地に陥る。
丁稚・新どんに恋のキュービッド役を頼むも、
新どんは簡単に飴玉で買収され、
その大切な伝言はおせつには伝わらない。

いっぽう、彦六は、前妻・菊と
「後添えはもらわない。
    もしも再婚したら初夜に化けて出てくればいい」
と約束していたのだが、妻・菊に、
幽霊でもいいから会いたいという思いから、
おせつとの婚約を了解してしまう。
そんないきさつを聞いたおせつも優しい彦六に心を奪われていく。

徳三郎は、奮闘しようとしても空回り、
頼りになるはずの叔父も、
女房を損料屋の丈八に寝取られてしまい
意気消沈で役に立たない。

ときが流れ、いよいよ八方手詰まりになった徳三郎は、
ついに身投げをしようと橋の上にやってくるが…
…そこに意外な人物が。

果たして、徳三郎の恋は成就するのか? 
そしてそれは一体、どんな方法で?

HPより抜粋



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私的な感想です…


数年前(だと思う)に上演された
【江戸の青空】は時間の都合で見られなかった
それを観ていなくても【弐】は解かるかしらねぇ?くらいの思いで、
下調べもほとんどせずに観に行ったのでした。

観てみると、ところどころに
知っている落語噺が入っているのに気が付いた
幕間にそれを友人に言ったら
「さまざまな古典落語を土台にして作られている話」なのだそうな
そして、1作目とは、まったく別のストーリーのようでした。

今年観た舞台には、
さまざまなところで活躍する芸達者な俳優さんによる
異種格闘技のような顔合わせ…という作品が多かったように思うわ。
この【江戸の青空 弐】も、噺家からミュージカル俳優まで
梨園の若旦那や多種の劇団の俳優(怪優?)…。
それぞれが何役もこなしながら、自分らしさもキッチリ魅せてくれます。

小道具や大道具の移動も舞台上の俳優がしているので
暗転もほとんどなく、スピーディな演出でした
巳之助丈と花緑さん以外は着物の裾がバタバタしていて
ちょいと気になったわねぇ…

そのスピーディな場面展開に大きな役割を果たしていたのがセットでしょう
極めてシンプルなセット。基本は巨大フスマが2枚
このフスマが上段・中段・下段の3分割になっていて
中段と下段は引き戸のように動くので、並んだの2枚のフスマのスペースを
様々に区切ることで、次々といろんな場面に変わっていきます

役者さんは、それぞれがとっても良かったと思うけど、
やはり貢献度イチバンは柳家花緑さんでしょうかねぇ
徳三郎を誘惑する熟女は「美しい女」ではないものの、
ちゃんと女性に見えていましたし…。
せっかく、潤さんが出ているのだから…とも思ったけど
キレイになってしまっては、面白みがないものね
その潤さんは、飴が大好きな丁稚が中心のお役。
もう少し、いろんな潤さんが見たかったかしらねぇ

巳之助丈扮する徳三郎がとにかくイラっとしましたわ。
この舞台は、徳三郎の成長物語なのですね。
本業の歌舞伎の方でも今後の活躍を楽しみにしたいわねぇ

この舞台で、イチバンのお気に入り
戸次重幸さんかしら。。。
徳三郎の叔父さんのお役が良かったのよねぇ
気が短くて、調子が良くて押しも強いが、以外に脆い。
が…メゲナイ、転んでもただでは起きない男。
周りの出演者からスグに脱ぐ戸次と指差されていましたけど
のっけから分厚い胸板と見事に割れた腹筋を披露
女性のハートを鷲掴みって感じですな

噺を単に組み合わせているだけでなく、
それぞれ個性的な主要人物のキャラが活かされた
ストーリーにまとめられていたのは、脚本家の手腕だと思うわぁ
あるであろう、第3弾にも期待しましょう


脚本:千葉雅子
演出:G2
原案構成:東野ひろあき・千葉雅子・松尾貴史・G2
キャスト:坂東巳之助、植本潤、松永玲子、戸次重幸、
     朝倉あき、吉野圭吾 / 柳家花緑、松尾貴史

<元になった落語噺>

「おせつ徳三郎」
店の娘のおせつと、奉公人の徳三郎がいい仲になっているらしい。
そのことを花見のお供をした小僧から聞き出そうとする主人だが、
小僧も簡単には口を開かない。
そこで、休みや小遣いを増やすことを餌に
少しずつ口を開かせることに。
調子にのったおしゃべり小僧は全て話してしまい、
カンカンに怒った主人は徳三郎に暇を出す。(花見小僧)

暇を出され叔父さんの家に預けられた徳三郎は、
おせつが婿を取り婚礼が行われることを知り、
おせつの婚礼の席へ乗り込もうと刀屋へ。
「とにかく切れる刀が欲しい」という
徳三郎を怪しんだ刀屋の主人は
事情を聞き出し説得する。
そこへ、おせつが婚礼の席から逃げ出したと聞き、
店を飛び出す徳三郎。
両国の橋で出会った徳三郎とおせつは
「あの世で一緒になろう」と、
二人で手に手を取り「南無妙法蓮華経」と
唱えながら川に飛び込むが…。(刀屋)


「宮戸川」
大好きな将棋に夢中になって
父親から締め出しを喰ってしまった半七。
一方、隣家の船宿のお花も帰宅が遅くなり
母親から締め出しを喰ってしまう。
半七は近くに住む叔父の家に泊めてもらおうとするが、
行き先のないお花も、駄目だという半七の後を付いてきてしまう。
早合点で思い込みが激しいと有名な叔父は、
若い二人をみて案の定勘違いをしてしまう。
布団が一組しかない2階へ案内される二人。
帯で仕切りをして小さくなって
背中合わせで眠ることにしたのだが…。


「紙入れ」
「今夜旦那が帰らないんで」とお得意先の奥さんに誘われた新吉。
旦那には大変世話になっているから行けようにないが、
奥さんにもずいぶんひいきにしてもらっているから
行かないわけにも…と弱り果てる新吉。
迷いながらも旦那の留守宅にあがりこんだ新吉は
お酒を飲み床をのべてもらったその矢先…
急に旦那が帰ってきてしまう。
慌てて裏口から飛び出した新吉は、
旦那からもらった紙入れをうっかり置いてきてしまったことに気づく。
しかも、紙入れの中には奥さんからの手紙も入っている。
絶体絶命の新吉は翌朝再び旦那のところを訪れる。
旦那は気づいてそしらぬ顔をしているのか、
それとも気づいているのか?
それを確かめたくて、新吉は昨夜の一部始終を
「知り合いの話」として、旦那に話してゆくのだが…。


「駒長」
借金ばかりなのに呑気な亭主の長兵衛。
毎日来る借金取りに辟易する女房のお駒。
取れないとわかっていながらも
毎日通ってくる損料屋の丈八はお駒に惚れているに違いない、
と考えた長兵衛は、芝居を打って丈八を騙し、
懐にあるお金をそっくり巻き上げてしまおうと企む。
お駒が丈八に惚れているという手紙を書かせ、
その手紙をお駒が落としたところを長兵衛が拾い、
丈八が来る頃合いを見計らって夫婦喧嘩を始める。
丈八が来たら、間男の証拠とばかりに手紙を見せて脅し、
懐のお金をそっくり巻き上げるという寸法だ。
嫌がるお駒を相手に芝居の稽古を始める長兵衛。
そしてついに丈八が来て計画が実行されるが、
お駒が想定外の行動に出たために…。


「三年目」
病に伏せった女房は、次々と医者に見放され、
自分の命が長くないことを悟る。
だが、死の覚悟はできているが、ただひとつだけ、
夫が後添いを取ることが気がかりで臨終ができないという。
そこで旦那は、
「生涯独身で通す。
  もしも後妻を持つような時には、
    婚礼の晩に幽霊となって出てきたらいい。」
こんな約束をして女房は息を引き取った。
時が経ち、案の定周りから後妻の話がもちあがる。
断り切れずついに婚礼の晩。
旦那は女房の幽霊を待つがなかなか出てこない。
五日経ち、十日経ち、二十日経ってズウッと待ったが出てこない。
「ばかにしてやがらぁ。今のこの女房をかわいがったほうがいいや」と、
新しいおかみさんを一生懸命かわいがることに。
そして再婚して三年が経ち、先妻のお墓参りに行った夜中に、
ついに先妻の幽霊が現れる…。


「唐茄子屋」
吉原通いが過ぎて勘当を告げられた若旦那。
だが、お天道様と米の飯はどこへ行ってもついてまわると、
あっさり家を出てしまう。
早速吉原に行くが相手にされず、
あっちこっちと居候してまわるが遂にどこも行くところがなくなり、
吾妻橋から飛び込もうとするところを偶然、叔父さんに止められる。
一晩ぐっすり眠った若旦那は、
翌朝、天秤を担いで唐茄子売りに行かされる。
遊ぶことしか知らない若旦那は重い天秤棒を担ぐのもやっと。
つまずいた拍子に荷を放り出し日陰に倒れ込んでしまう。
そこへ通りかかった職人が、知り合いに次々と売りつけてくれる。
残り二つになり軽くなった天秤を担ぎ歩き出したが売り声も出ない。 
売り声の稽古をしながら誓願寺店を通ると品は良いが
見た目に質素なおかみさんに声をかけられる。
事情を聞くと亭主からの送金もなく、
ここ二日ばかり何も食べていないという。
若旦那は、唐茄子を差し出し、「おまんまだ!」とせがむ子供に弁当をやり、
売上げ金も全部渡して振り切るようにして帰ってきてしまう。
ことの顛末を最後まで聞き不振に思った叔父さんは、
「確かめるからそこへ連れて行け」と、提灯を持って立ち上がる。
二人が誓願寺に着いてみると、
長屋では大騒動。若旦那が渡したお金を大家が取り上げてしまい、
おかみさんは首をくくってしまったという。
怒った若旦那は大家の家に怒鳴り込みにいく…。



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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/11/27(日) 14:35:57
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