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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 狂言劇場 その七 】


狂言劇場その7

舞台芸術(パフォーミングアーツ)としての狂言

現代に息づく舞台芸術として、
狂言のさらなる可能性を問う『狂言劇場』の第7弾は、
12月に世田谷パブリックシアターで上演します。
狂言の根幹を成す “舞” と “語リ”。

舞を中心に選曲したAプログラムでは小舞と狂言の代表作『棒縛』、
そして萬斎がかねてより上演構想を練り続けた
「ボレロ」を新たに創作し、独舞を披露します。

Bプログラムではユーモアあふれる『柑子』、
そして万作が語リの芸では最高峰の一つ『奈須与市語』を披露します。
『悟浄出世』では狂言師・佐藤友彦、野村又三郎
そして尺八奏者・藤原道山、作調・小鼓に田中傳次郎、を迎え、
“私とは何か”という中島敦の問いかけを朗々と語リ響かせ、
私たちの心に迫ります。
日本の舞台芸術の「古典―近代―現代」を繋ぎ、
狂言の発想と技法が結晶する『狂言劇場その七』にどうぞご注目ください。

HPより抜粋


ボレロの舞も非常に心惹かれたのですが…今回はBプロを拝見
この舞台を拝見する前に入ったレストランで
食事の後、デザートを追加しようとしたら、
『 セット価格ではなくて、単品の価格になります 』と
言われて、追加オーダーを止めた小っこいワタシが
この後、人生を考えることになるとは…


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ネタバレあり(?)…の私的感想です


 【 奈須与市語(なすのよいちのかたり)】

能「八島」の間狂言の特殊演出で、八島合戦の折り、
源氏方の奈須与市が扇の的を射た
「平家物語」の有名なエピソードを、
気迫みなぎる所作とともに語ります。
状況描写を交えながら、三人の人物を悠揚と演じ分け、
狂言師の技法の粋を求められる重要な演目とされています。
「語リ」の芸の最高峰をご堪能ください。

[出演] 野村万作


歌舞伎の戦記物などでもある語り。
語り手がのればのるほど、たいていは名調子
名調子というのはですな…ホントに心地好くてつい眠気が
なんて、こともあるのでございますが。。。
今回は有名なお話ですし、
狂言師の語りに引き込まれておりましたわぁ
いつまでも、舞台で拝見したいお方のおひとりでございます

【 悟浄出世(ごじょうしゅっせ)】

「西遊記」に材を取り、
自我の問題を掘り下げた夭折の作家・中島敦作品。
なにごとにも“何故?”ととりとめなく考え、悩み続ける妖怪・沙悟浄。
流沙河の水底に棲む妖怪賢者をたずねまわりながら、
“私とは何か”を求める遍歴を続けていきます。
旅の終わりに彼が開いた悟りとは・・・。
明晰な文体で綴られた物語を重厚に、ときに軽やかに朗読します。

[作] 中島敦 
[構成] 野村萬斎
[出演] 野村萬斎/石田幸雄/深田博治/高野和憲/月崎晴夫
     佐藤友彦/野村又三郎
尺八:藤原道山 
作調・囃子:田中傳次郎


を持っての朗読劇でしたわ。
仏の教えを説くような難しい長台詞の連続ですから
朗読劇でなくては無理でありましょう

烏帽子に銀色の丸い玉が2つ
何だろう?と思ったら魚の目玉
魚たちがたくさん出てきましたわ。
川底に住むカッパの沙悟浄は『我とは何か?』と悩み
賢者たちに教えを請う旅に出るというお話
旅から戻ったあとも悩み続ける夢現の沙悟浄の前に
菩薩が現れ『 天竺への旅によって学ぶことがあろう 』
と告げられ、ご存知【西遊記】に繋がるのね

あの岸部シローがそんなに悩んでいたとは?
ウッチャンの方がその感じが少しはあるかなぁ
たしかに、いつもブツブツ言ってたかしらねぇ。

己の形を変化させてまで生き抜こうとする者。
欲に執着する者。
性に溺れる者。
貪食の者。

『 あれは違う。これは違う 』と
他の者たちよりも、さも優れた者であるかのように
ふらふらとして、何もしないでいる臆病な
自分こそが一番愚かしい。

まずはやってみろってことやね

『 何故、この鯉は自分に喰われる運命なのだろう 』
と考えていたら、その鯉は逃げてしまい捕らえることは出来ない。
まずは、ぐいっと鯉を捕らえて喰らった後に考えれば良い。

鯰の言葉が沁みたわね

効果音は尺八と鳴り物の生演奏
風や水音なども尺八で表現していましたが
沙悟浄が見上げた川面から射す一筋の光を表す音色は
雅楽の笙にも似ていて、ハッとしましたわ。
銅鑼を細かく叩いたり、小鼓を打ったり…と大活躍だった鳴り物。
歌舞伎の時は黒御簾内で繰り広げられているであろう技を
生で拝見、堪能出来ましたわぁ

【 柑子(こうじ)】
太郎冠者は土産物の珍しい
三つ成りの柑子(みかんの一種)を食べてしまい、
持ってくるよう催促する主人への言い訳を始める。
だんだん調子に乗ったあげくに
「平家物語」まで持ち出して壮大に弁明する太郎冠者の姿に、
狂言ならではのほほえましさと味わいを感じることができます。

[出演] 太郎冠者・・・野村萬斎
     主・・・石田幸雄


今回の狂言劇場その七のBプロは<語(かたり)>
最初に上演された【 柑子 】
愉しくていかにも狂言らしい内容だったわねぇ
でも、何故、この狂言を選んだのかしらん?
とも思ったんだけどね。…最後の沙悟浄を見てから考えると
この太郎冠者くらいに
ガツガツ生かなきゃダメなんじゃない?
とも感じたりしたわ

=======

[出演] 野村万作/野村萬斎/石田幸雄/深田博治/高野和憲
/月崎晴夫 ほか万作の会
『悟浄出世』のみ 佐藤友彦/野村又三郎
        尺八:藤原道山 作調・囃子:田中傳次郎

[美術] 松井るみ
[照明] 小笠原 純
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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/12/09(金) 20:55:17
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