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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 七世松本幸四郎襲名百年@日生劇場 23年12月昼の部 】


日生劇場歌舞伎

歌舞伎をはじめ、
日本初のオペラや翻訳劇にも出演した近代の名優、
七世松本幸四郎(1870~1949)。

そして、明治44年(1911)、
その年に開場した帝国劇場において
七世幸四郎の襲名披露興行を行いました。

その襲名から百年目にあたる今年、それを記念して、
七世幸四郎の曾孫である三人を中心とした
顔合わせにより上演します。

演目は、いずれも七世幸四郎ゆかりの作品です。
どうぞご期待ください。

HPより抜粋


七世松本幸四郎襲名百年




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私的感想です…




日生劇場12月歌舞伎

一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)
 京都の堀川御所。源義経が奥州へ落ち延びた後、
廃墟の館に隠れ住むのは、義経の影武者として働く佐藤忠信。
この忠信の命を狙うのは、梶原景高と内通する舅の小柴浄雲。
浄雲は、碁盤を枕にうたた寝する忠信のもとへ忍び入るが、
忠信の亡き妻・小車の亡霊が現れ、父の行いを窘める。
一方、目覚めた忠信は、危険を察知し、義経所用の鎧を身につける。
やがて、大勢の捕手に取り囲まれた忠信。
そこへ横川覚範が現れ、忠信に勝負を挑み、ふたりは闘い始めるが...。

碁盤を片手に差し上げて闘う忠信の姿が
盛岡山車などでも有名な『碁盤忠信』は、
七世幸四郎襲名披露狂言でした。
今回は、それ以来、実に百年ぶりの復活上演となります。


『義経千本桜』でお馴染みの佐藤忠信ですが、
こういう作品もあったんですねぇ
百年ぶりというのが勿体無いと思いましたわ
おかしみがあって、華やかで、忠義もあって
歌舞伎らしい作品なんですもの
というより、そういう作品に仕上げた
染五郎丈が素晴らしいのかな

中でも碁盤を振り回しての大立ち回りが
迫力があるだけじゃなくて、面白かったなぁ
多くの捕り手たちを使ってのマスゲームような動きがキレイだったし
(NHKの群舞で閃いたのかな?)
捕手からかけられた綱がすぽっと抜けて、
相手にかかるなど、イリュージョン的(そこまで凄くないけど)で
斬新でありました

それにしても、百年ぶりの復活というのは
大変な苦労であったろうと思います
今とは違い、残っているのはたぶん数枚のモノクロの写真だけでしょう。
それを元に、コレだけの作品に仕上げた
染五郎丈の歌舞伎に対する熱い思いが伝わってきました
歌舞伎での経験はもちろんのこと、
他のカンパニーでいろんな役者さんと一緒に演じ、
習得してきたあらゆる知識や舞台芸術論を総括して、
作り出した舞台なのだろうと思います。
先日のTV
『演出家として自分の手がけた舞台を観客席で観てみたい』
と語っていたのが思い出されました

古典歌舞伎、その中でも、特に荒事の芝居は、
ストーリーの辻褄が合わなくても…
どんな奇想天外なことがあろうと…
観客を楽しませることがイチバン大切
という風に作られたのであろうと思っているので、
そういう意味でこの作品は、創作・古典歌舞伎なのだと思います

染五郎丈が荒事をやると線が細いと思っていたけれど、
ずいぶん大きく見えました
身体から発するエネルギーでしょうかねぇ
あれだけ大きく見える海老蔵丈と並んでも、
それほどの差を感じませんでした。

その海老蔵丈、復活後は、
たぶんはじめて拝見するんだと思うのですが…
海老蔵丈演ずる覚範は、花道の出の前、
花道奥の幕のうちで台詞を言ってから登場するのですが…
何を言ってるのか、まったく、聞き取れなかった
やけに間延びしているし…う~~ん。
舞台上がっても、それはかわらなかったのよねぇ。
この日は調子が悪かったんでしょうかねぇ


二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)
 平安時代。源頼光に仕える渡辺綱は、
羅生門に鬼退治に出かけ、鬼の片腕を切り取って帰ってきた。
だが、鬼が腕を取り返しに来るので、陰陽師から物忌みを命じられた綱は、
館に籠もり物忌みを執り行っている。
そこへ伯母の真柴がはるばると訪ねて来る。
綱は対面を断るが、真柴が綱の無情を嘆き悲しむので、
仕方なく伯母を招き入れる。
綱から羅生門での武勇伝を聞いた真柴は、
やがて、鬼の腕を見たいと言い始め...

 茨木童子の伝説を題材に、河竹黙阿弥作の松羽目物の舞踊劇。
新古演劇十種のひとつです。
前半は、伯母のクドキや左腕を隠しながらの舞、
後半は、本性を現した鬼と渡辺綱との大立廻りや
花道の引っ込みなど、見どころ満載の作品です。


たぶんこちらも初めて拝見した作品だと思います
食事後の松羽目物…舞踊劇かぁと心配した通り
ちょっと、寝てしまいましたクドキがツライのよね。
そんな中でも、松緑丈が良かった
丸顔に丸い目なので…鬼というより、ちょっと化け猫(狸?)みたいに
見えてしまったので、お化粧をもう少し工夫してもらいたいかなぁ
とはいえ、綱に対面を断られて嘆き悲しむ仕種など
愁いを帯びていて…
あれなら、綱もついついほだされてしまうでしょうねぇ
繰り返し演ずるうちにもっともっと
よくなることでありましょう

日生劇場歌舞伎幕

ホントは撮っちゃいけなかったのかなぁ
日生劇場の歌舞伎幕でございまする…




一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)
               佐藤忠信  染五郎
               横川覚範  海老蔵
                      ○
                源義経  亀三郎
                静御前  春 猿
     塩梅よしのお勘実は呉羽の内侍  笑三郎
              番場の忠太  猿 弥
             小柴入道浄雲  錦 吾
           忠信女房小車の霊  高麗蔵


二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)
         伯母真柴実は茨木童子  松 緑
              渡辺源次綱  海老蔵
                      ○
              家臣宇源太  亀 寿
              太刀持音若  梅 丸
               士卒仙藤  亀三郎
               士卒軍藤  市 蔵
               士卒運藤  高麗蔵


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/12/23(金) 20:39:53
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