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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 平成中村座・12月大歌舞伎・昼の部 】


2011.12.21平成中村座12月大歌舞伎

江戸の芝居小屋〟にタイムトリップしたような
愉しい空間〈平成中村座〉は、東京、大阪、名古屋、
さらには日本を飛び出しN.Yなど、
各地で人々を沸かせてきました。

そしていよいよ、旗揚げの地、
浅草・隅田公園でのロングラン公演を実現。
「十二月大歌舞伎」は、2011年を締めくくるにふさわしく
華やかな顔ぶれがそろいます。

昼の部には、義太夫狂言三大名作のひとつ
『菅原伝授手習鑑』のうち三幕を続けて上演いたします。
松王丸、梅王丸、桜丸の三つ子の兄弟が
違う主人に仕えたことから始まる、
菅原道真の配流を題材とした長編より、
一幅の絵のような「車引」、
老父を祝うめでたい日が思いがけない悲劇にかわる「賀の祝」、
松王丸の苦渋の決断と深い悲しみが胸に迫る「寺子屋」
をご覧いただきます。

HPより抜粋


2011.12.21平成中村座・提灯&お大尽席

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私的(辛口?)感想です…


2011.12.21 平成中村座・昼の部

今月の平成中村座は
中村座らしく通し狂言でございます
最後の【 寺子屋 】がクライマックスになっております。
まずは、三兄弟の対立を描いた【 車引 】
末弟・桜丸の哀れな最期を描いた【 賀の祝 】と続きます。
【 賀の祝 】は初めて拝見したような気がします。
何度か拝見している【 寺子屋 】が
ずっと心に沁みました

襲名が近くなると、なんだか素晴らしくなる役者さんを
今までも拝見したように思いますけど、
【 車引 】の梅王丸役の勘太郎丈が素晴らしかったのだあぁ
気合も充分、力が全身にみなぎってました。
動きにもキレがあって、カッコ良かった
雷門の雷神風神がのりうつったんじゃないかと思うくらい

最初、桜丸の菊之助丈は声が聞こえ難かったのだけど、
あまりの美しさに見入ってしまった
そして、扇雀丈のご長男が演ずる杉王丸もキレイでありました

塀外から社頭への舞台転換が、平成中村座らしくて面白かった
いつもは横に引いているらしいのですが、
この中村座では、塀の大道具を上に引き上げながら、
アコーディオンのように折りたたんでいました。
客席からわぁ~と小さな声が上がっていましたわ

【 賀の祝 】でも、勘太郎の梅王丸は、若々しいし
松王丸との喧嘩でも、愛嬌があって、良かった
幕切れで再登場し、
桜丸の亡骸を抱き起す場面でも泣かされました
この日初めて拝見した七之助丈
菊之助丈とのご夫婦役、美しすぎる~~
松王丸、梅王丸、桜丸それぞれの妻のこしらえが
三つ子の妻にしては同年輩には見えなかったけど
そこは芝居の面白さなんでしょうな。
七之助丈は他の嫁に比べると初々しくて
尚更、哀れでございました
そして、桜丸の菊之助丈は
清潔感があって、華のある方ですから
美しく散っていく桜のようでございます

彌十郎丈はこの【 賀の祝 】の白太夫の
頑固オヤジが好きでございました
そして、ひさしぶりの中村座の亀蔵丈の
松王丸も若々しく、正直、こちらの方が好きでございました。
亀蔵丈と勘太郎丈のイキが合っていましたしねぇ

そして最後の【 寺子屋 】には、
待ってましたの勘三郎丈の登場です
前の方の席だったからか、
の動きが気になるところがいくつかありました。
やはりまだ本調子ではないのかもしれません
お元気な頃と比べると、
いくぶん小さく見える時がありました。
前半は敵役の手強さや、憎々しさよりも
病鉢巻をしている弱々しさが目立っていたような

中村屋さんの【 寺子屋 】は
初めて拝見するような気がしますけど、
首実検のところが、
簡潔で良かったなぁと思いました
首を見た後のセリフに「でかした」が
入っていなかった気がしました。
やたら間が長い方もいっらしゃいますけど
観ている観客に、伝わるようにしなくても
良い気がワタシはしています

その後、千代の嘆きを黙って聞いている時の表情
そして、「桜丸が不憫でござる」は情が感じられて
もらい泣きしてしまいましたぁ
扇雀丈の千代とのイキがあっていましたねぇ
千代が小太郎の死を嘆き悲しむところでは、
抑えきれないシットリした哀れさが感じられました

それにしても、菊之助丈演ずる源蔵は色気がありましたねぇ
たぶん、妻・戸浪との色事で、
主人の勘気をこうむったに違いない
こちらの妻も七之助丈。
世話女房っぽいお役もしっとり似合うように
なられましたなぁ

親の子殺しの話でありながら、
スッキリしては申し訳ない気持ちにいつもなるのですが、
いかにも歌舞伎らしいなぁとも思うのです。
どんなに悲劇であろうとも、
とにかく美しいのでございます

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
  車 引(くるまびき)

             梅王丸  勘太郎
              桜丸  菊之助
             杉王丸  虎之介
            藤原時平  亀 蔵
             松王丸  彌十郎

  賀の祝(がのいわい)

              桜丸  菊之助
             梅王丸  勘太郎
              八重  七之助
              千代  松 也
               春  新 悟
             松王丸  亀 蔵
             白太夫  彌十郎

  寺子屋(てらこや)

             松王丸  勘三郎
            武部源蔵  菊之助
              戸浪  七之助
            園生の前  新 悟
            春藤玄蕃  亀 蔵
              千代  扇 雀


昼の部に並んで掲げられていた
夜の部の歌舞伎絵
松浦の太鼓やるんですねぇ~
大好きなお話なんですが、我慢我慢

2011.12.21 平成中村座・夜の部

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  1. 2011/12/25(日) 19:55:16
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