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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【 新春浅草歌舞伎 平成24年1月 第2部 】


2012浅草歌舞伎

2012年の浅草の新春を彩る新春浅草歌舞伎!

第2部は江戸時代に大坂で実際に起きた事件を元にした傑作仇討狂言、
猿之助四十八撰の内『敵討天下茶屋聚』を通しで上演致します。

東間三郎右衛門に父を騙し討ちされ、
お家の重宝を奪われた早瀬伊織と源次郎兄弟は、
安達弥助と元右衛門兄弟を供に敵の行方をたずねる旅をしています。

元右衛門は、早瀬兄弟に仕える誠実な家来かと思えば酒乱となり、
敵側に寝返った後は残忍さをみせつつ同時に
滑稽さや小心さも持ち合わせている見せ場の多い役です。

亀治郎は片岡造酒頭とともに二役を勤めます。
元右衛門が大詰で客席を縦横無尽に逃げ惑う、
熱気溢れる市川猿之助ならではの演出にもご期待ください!


菰樽(こもだる)。。。お正月らしい。
毎年、思うのですが、飲み切れない量ですな

正月用菰樽



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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です




浅草歌舞伎に行くと、毎年、思うことですが、
それぞれのご子息の成長を見る感がありました
その中でも、男女蔵丈はぐっと大きく見えました。
登場するだけで、舞台がしまります

亀治郎丈は、たぶん最後の浅草歌舞伎になるのでありましょう。
流石、澤瀉屋の継承者
猿之助丈らしい演出をたくさん活かしていましたねぇ

その中で、今回新たに入れたであろうセリフ
酒瓶(かめ)を抱えて、『かめとももうすぐおさらばだぁ!』
言うなら、もっと大きな声で言ってくれぇ
でも、酔っ払っている場面だから、あんまりハッキリ言うのも変かもね。
亀治郎丈は舞台上でかなり遊んでいましたけど、
その中でも、この日一番の被害者は春猿ちゃん。
可哀想でしたわぁ
絶命した元右衛門演ずる亀治郎丈のおふざけで、
袂を掴まれ立ち上がれない
その場面の前から
『新大久保で韓流スターオススメのパックを
 買ってきたので、これを袖の下がわりに』と執拗に絡まれ、
後ろ姿の肩がずっと震えていましたもの
笑いをこらえるのが大変そうだったわぁ。

壱太郎丈、女形可愛い
純な感じだし
イチタロウではなくカズタロウとお読みするのねぇ
ごめんなさいね
今後は気をつけて拝見しますわぁ。

愛之助丈の出番が少なくて残念だったわねぇ
でも、悪くて色気があって、まさに悪の華といった感じ。
最後のこしらえは、仁木弾正に似ていて、仁左衛門丈とかぶったわぁ


元右衛門は酒飲みの悪い手本という感じで嫌だわぁ
禁酒させられたから、裏切ったという体。
でも、元々、切腹するほどのことを酒の為に犯していて
その命を救ってもらって、そのかわりに禁酒しなさいというんだから、
『有難うございます。』と感謝して、その後、何があろうと恩を忘れず…
というのが人間。怨みに思って、寝返り殺害を企てるとは
酒乱とは関係なく、人間的に腐ってますな
兄殺し、主殺し、出世した人間は逆恨み…と、
ホントに心底腐ってて、イライラすることしているのに、
滑稽な動きで笑ってしまうんだなぁ
蔓棚の上での蚊と格闘するなど描写も細かいし、
途中、猿之助丈ファンなら<オグリ>を連想するであろう
馬を乗りこなす場面もあり、客席に座り観客に助けてもらうなど
ファンを巻き込み、喜ばせるあれやこれや…
で、初春のお年玉といった感じでございました

そして、亀治郎丈が演ずるもう一方の片倉は
颯爽と出てきて、気持ち良いお役。
その片倉の名前が造酒頭なのは
お遊びなんだろうなぁ
悪の華の東間も小悪党の元右衛門も討たれて、
サッパリとした幕切れです


にしても…今年も愉しいお酒を
たくさん飲みたいものでございます
あっ。量じゃなくて、たくさんの機会ってことで…ね。
写真は幕間にいただいたワンカップ甘酒ですよん。

甘酒




お年玉〈年始ご挨拶〉
  舞台上より、出演者が部替わりで新年のご挨拶を申し上げます。

猿之助四十八撰の内
通し狂言 敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがぢゃやむら)
  序幕 四天王寺の場より
  大詰 天下茶屋村敵討本懐の場まで

          安達元右衛門/片岡造酒頭  亀治郎
                  安達弥助  男女蔵
                 早瀬源次郎  巳之助
               源次郎許嫁葉末  壱太郎
               人形屋幸右衛門  薪 車
                伊織妻染の井  春 猿
                  早瀬伊織  亀 鶴
               東間三郎右衛門  愛之助




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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/01/18(水) 22:30:15
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