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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 平成中村座 壽初春大歌舞伎・ 夜の部 】


2012.01.23平成中村座 壽 初春大歌舞伎

〝江戸の芝居小屋〟にタイムトリップしたような
愉しい空間〈平成中村座〉は、東京、大阪、名古屋、
さらには日本を飛び出しNYなど、
各地で人々を沸かせてきました。
そしていよいよ、旗揚げの地、
浅草・隅田公園でのロングラン公演を実現。
「寿初春大歌舞伎」は、
新年を迎えるにふさわしい華やかな顔ぶれがそろいます。

夜の部には、初春興行で上演することが吉例となり、
その習慣は幕末まで続いた曽我兄弟の仇討ちを題材にした
色彩美溢れる『寿曽我対面』、
大坂で起こったお染と久松の心中事件を取り上げ、
舞台を江戸に置き換えた四世鶴屋南北の作で、
主要人物七役を早替りで演じる人気狂言
『お染の七役』を上演いたします。
どうぞご期待ください!


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私的辛口(?)感想です…


新春の中村座

3ケ月連続の平成中村座に行った日は
天気予報通り、夜には雨から雪に変わった寒い日でした。
重装備で来て良かったなぁと思いながら、拝見


『寿曽我対面』

鎌倉時代の曽我兄弟による敵討ちに取材した作品。

源頼朝のお気に入りである工藤祐経は
富士山で開催される狩りの総奉行に任じられた。
そのお祝いと年賀のため、工藤の屋敷では
大名や遊女大磯の虎、化粧坂の少将が駆け付けて
盛大な宴が開かれている。

工藤祐経に父を討たれた曽我十郎・五郎の兄弟は、
小林朝比奈の計らいによって、工藤との目通りが叶う。
とうとう、仇・工藤と対面した兄弟。
盃を受けた弟の五郎は、「親の敵」と詰め寄るが、
兄の十郎は「粗相のないように」とたしなめる。

工藤は、狩りの勤めを終えぬうちは
討たれるわけにはいかぬと言い、
年玉代わりに狩場の切手[通行手形]を渡す。
狩りのときに討たれてやろう
という工藤の本心を知った兄弟は
再会を約束して別れる。


『曽我の対面』はキャストが
ズラ~~ッと並ぶと華やかで、お正月らしいわよね。
病後の勘三郎丈。
先月よりも、少しお痩せになったような???
そう思ってしまったからか、和事の柔らかな気品と
憂いを含んだ十郎の表情が、ちょっとやつれて見えてしまった

橋之助丈の五郎は迫力があって、荒事らしかったわね
復帰した兄・勘三郎丈への思いと、
先日、亡くなった父・芝翫丈への思いが
五郎の親への思いと重なっているように感じてしまって、
じ~~んと胸が熱くなりましたわ。。。
思い込みで、心配したり、熱くなったり、…と、忙しいワタシ

化粧坂少将の新悟丈、ワタシが今まで拝見した中で
一番キレイに見えましたわ
女形としては背が高いし、顔も…といつも思っていたのだけど
巨大なウサミミみたいなまげ(調べたところ…たぶん伊達兵庫)
だったので、バランスがとれていたのかな?
でもね…むしろ、次の『お染七役』の小糸の間夫、
油屋太多三郎のお役の方が良かった
立ち役なら、あの背も活かせる様な気もするのよねぇ…

『お染の七役』

質店油屋の娘お染
山家屋清兵衛の縁談が進められていますが、
お染には久松という言い交わした相手がいます。
しかし、久松にもお光という許嫁があり、
元は武家の子息で、紛失した御家の重宝の短刀と
その鑑定書である折紙を捜しています。
姉の竹川久松の身を案じ、
短刀の探索の金の工面を土手のお六に頼みます。
お六と亭主の鬼門の喜兵衛は、
油屋で金を騙し取ろうとしますが、あえなく失敗します。

一方、お染は、母親の貞昌の説得にあい、
ついに家を抜け出します...。


『曽我の対面』の大磯の虎という立女形に続いて
『お染七役』は七之助丈の独壇場でございました
*七之助丈が早替りする七役は
あらすじや感想の名前が斜体下線付きになっています。

今月の中村座の大きな看板役者の七之助丈は
拝見する度に、美しく、堂々と、艶っぽくなっています
ただ、早替りについてだけ言えば、
ルテ銀の亀治郎の方が驚きがあったし、
早替りの回数も多かった気がするわぁ。
お家によって(監修が違う)異なるのか、小屋の違いか???
ワタシには分からないのですが…。

でも、良いところも
いつも、早替りの舞台だと、ついつい早替りにばっかり
気も、目も、いっちゃうんだけど
今回はそれぞれの人物像まで、
しっかり見られたように感じますし、
そのように、演じ分けていたように思いますわ
特に、悪婆と呼ばれる良いオンナのお六が良かった
勘九郎襲名を控えたお兄様に負けじと
努力して、大きくなっていらっしゃるのねぇ
*悪婆はお婆さんじゃなくて、裏の世界も知っている
 大人の艶っぽい女って感じですかね。。

この舞台で拝見して嬉しかったのは小山三丈
舞台に立つ役者としては現役最長老だと思います。
数年前、少し弱々しく見えた時もありましたが、
今回の腰元はかなりお元気なご様子でした。
六代目・勘九郎を、もうすぐ見られるですものねぇ。
お元気で、少しでも永く、舞台の上で拝見したいものです

簡易の芝居小屋だから、外の音が聞こえるのはいつものこと
強請の場面ではパトカー、病のお光が来れば救急車
もはや、絶妙なタイミングで、外の効果音がしないかなぁと
期待するようになってきています
でも、さすがに道行きの雷の音には驚きましたわぁ。

いよいよ、2月の演舞場、3~4月平成中村座は
勘太郎丈の勘九郎襲名公演
楽しみでございます


一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
                曽我十郎祐成  勘三郎
                曽我五郎時致  橋之助
                  大磯の虎  七之助
                 近江小藤太  萬太郎
                 化粧坂少将  新 悟
                鬼王新左衛門  亀 蔵
                 小林朝比奈  獅 童
               工藤左衛門祐経  彌十郎



二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
  序 幕 柳島妙見の場
      橋本座敷の場
      小梅莨屋の場
  二幕目 瓦町油屋の場
      同 座敷の場
      裏手土蔵の場
  大 詰 向島道行の場

  油屋娘お染/丁稚久松/許嫁お光/後家貞昌
      奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六  七之助
                女猿廻しお作  梅 枝
                  船頭長吉  萬太郎
                鬼門の喜兵衛  橋之助

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  1. 2012/01/31(火) 21:12:22
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