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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 王女メディア 】


2012.04.12王子メディア

主演の平幹二朗の代表作である『王女メディア』。
1973年の初演以降、
人間の深い悲しみや怒りをたたえた演技は、
国内外で高い評価を得ています。
今回は、同じく平が主演した『冬のライオン』での
手腕が注目を集めた髙瀬久男の新演出でおおくりします。
共演陣も実力派ばかりで、見逃せない一作です。



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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です




コルキスの王女メディアは夫イアソンと共に
互いの故郷を捨てコリントスで暮らしていた。
だが、コリントス王クレオンが自分の娘婿にイアソンを望み、
権力と財産に惹かれたイアソンは
妻と子どもたちを捨て、この縁組みを承諾する。

怒りと悲しみに暮れるメディアの元に、
クレオンから国外追放の命令が出る。
一日の猶予をもらったメディアは
イアソンとクレオン父娘への復讐を決意する。

アテナイ王アイゲウスを口説き落として
追放後の擁護を約束させたメディアは、
猛毒を仕込んだ贈り物をクレオンの娘の元に届けさせ、
王と王女を殺害する。
更には苦悩と逡巡の果てに、
自身の幼い息子二人をも手にかける。
すべてを失って嘆き悲しむイアソンを尻目に、
メディアは息子たちの死体を抱き、
竜車に乗って去っていく。

Wikipedia より抜粋


王女メディア…女の怖いところだけ集めたような女性でしたわ。
それを男性…それもあの!平さんが
声色も女形のように変えずに演じているのですから
正直に言えば、最初は違和感があったわぁ
メディアの乳母も、まわりの女性たち(コロス)も、地声のままなので
バランスがとれていて、違和感も感じなくなり
見ているうちに引き込まれてしまったぁ。

迫力も凄かった 
日本なら生き霊になってとりつくような怨念
夫のために、故郷を捨て、父を捨て、
ともに異国に逃れてきたわたくしを裏切って、
心変わりした夫を許せない
と復讐の鬼に変わるんだけど…
同性ながら、この人、どうも同情出来ん

故郷を離れる時に弟を殺害してるらしいし、
夫の母国でも王位を奪った一派を
殺害させるように仕向けたらしいし
…相当、怖いひとです
夫の方も、そんな妻なんだから、
心変わりしたらどんな事になるか想像出来たろうに
思慮に欠けるわよぉ

男性がやるからこそ、女性の恐いところ、悪いところが
ストレートに出ていたんだろうなぁ
目を背けたいような残忍な女性を目の前に晒されると、
自分の中にもある嫌~~なものを
見せ付けられるような感じがして、落ち着かなくなるのかも???

最初はなんで、子どもが子役さんじゃないの?
と思ったけど、子どもを人形にしたことで、
悲惨な場面でも、惨いところだけに目がいかず
様式美が漂うような舞台に仕上がっていたような気がするわね


冒頭、乳母役の石橋正次さんが長ゼリフで
今、王女メディアが置かれているツライ状況を物語るんだけど
一気に劇場内の空気が重苦しく変わった気がじたわ
そして、コロスの頭を演じる若松武史さんの存在感大きい。
特徴のある声、口調が…こころの声のようで、
まさにコロスだったわぁ。

※コロスは観客に対して、
観賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、
劇のテーマについて注釈し、
観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える。
また、劇によっては一般大衆の代わりをすることもある。
多くの古代ギリシア劇の中で、
コロスは主要登場人物が劇中語れなかったこと(
たとえば恐怖、秘密とか)を登場人物に代わって代弁する。
コロスは通常、歌の形式を採るが、
時にはユニゾンで詩を朗読する場合もある。

Wikipediaより


それと、思慮が浅いんじゃない?と思った夫だけど
夫役の城全能成さん。平さんと堂々と渡り合っているお姿、
華があって、爽やかでカッコ良かったなぁ

そして、平幹二朗さん。御歳78歳ですか…。
登場したときのオーラ
艶がって、張りのある朗々た長ゼリフ。
素晴らしい~~
最後のメディアを拝見出来て、嬉しく思いますわ。


[原作] エウリーピデース
[修辞] 高橋睦郎
[演出] 髙瀬久男


[出演] 平幹二朗
     
     /若松武史・三浦浩一/
     
     廣田高志・城全能成・斉藤祐一・南拓哉    
     
     /有馬眞胤・石橋正次
 


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  1. 2012/04/23(月) 22:24:05
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