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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 仮名手本忠臣蔵・23年4月大歌舞伎・昼の部@新橋演舞場】


2012.04花形歌舞伎

大序
 鎌倉鶴ヶ岡八幡宮。
幕府の典礼の指導を司る高師直は、
饗応役の桃井若狭之助、塩冶判官と共に、足利直義を出迎えます。
討死した新田義貞の兜の鑑定役にと
呼び出されたのは判官の妻顔世御前。
その顔世に師直が言い寄るところに、若狭之助が助けに入ります。
気を害した師直は、若狭之助を散々に侮辱。
若狭之助は思わず刀に手を掛けますが、判官が止めるのでした。


三段目
 師直への怒りが収まらない
若狭之助を見かねた桃井家家老加古川本蔵は、
師直に賄賂を贈ります。
すると師直の態度は一変。その怒りの矛先が判官に移ります。
あまりの屈辱に耐えかねた判官は師直を斬りつけますが、
本蔵に抱き留められ、浅傷を負わせるに止まるのでした。


四段目
 蟄居(ちっきょ)を命じられた判官のもとに、
使の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門が訪れ、
判官の切腹と御家断絶、所領没収という上意を伝えます。
判官が腹に刀を突き立てたその時、
国家老大星由良之助が到着し最後の対面を果たします。
由良之助は血気にはやる諸士たちを抑え、館を明け渡しますが、
主君の腹切刀の血汐をなめ、仇討ちを誓うのでした。


道行
 恋仲のおかるとの逢瀬を楽しんでいたばかりに、
御家の大事に駆けつけられなかった判官の家臣早野勘平。
おかるはその申し訳に切腹しようとする勘平を押し止め、
自らの在所である山崎の里へ誘います。
そこへ師直の家来鷺坂伴内が現れ、ふたりを捕えようとしますが、
勘平はそれを追い払い、ふたりは山崎へ向かうのでした。

HPより抜粋


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私的辛口(?)感想です…


2012.04.25仮名手本忠臣蔵 花形歌舞伎1

大好きな仮名手本忠臣蔵。
それを若手中心の通し狂言でやるとなれば、
昼・夜ととらないわけにはいきません

いつも、花形歌舞伎は華やかで楽しくて、大好き
バタバタしていること感じがすることも多いんだけどね。
でもでも、なんといってもキレイなのですもの
花形で拝見することで、
ベテランの味に気が付くというのもあるのですよねぇ。
お役の実年齢は花形の役者さんの方が近いハズなのに
芸というのは深いものです偉そうだな

客席に着くと、2階席の左側の席に
校外授業らしき高校生の集団…静かに見ておくれよ。
と心の中で願っていましたわ

大序の口上もしっかりありましたよ。
そして、文楽人間のように固まっていた役者さんが
動き出すまでには、さらに数分あります。
高校生たちはこの時点で飽きていましたな
人形になっているときに少し気になったのは亀寿丈の足利直義。
何が変だったのか分からないんだけど、妙な感じだったなぁ。
でも、動き出したら、きれいな貴公子でありました

松緑丈の師直はネチネチとしていて、
ベテラン役者が演ずる枯れている感じは全くしなったかな
エロじじぃ~~といつも思うんだけど、それはなかったわね。
でも、決まったときのかたちがとにかく美しい

最近、大人になったなぁと思っていた松也丈。
顔世御前の姿も美しく、なかなか色っぽくて美しかった
これでは松緑師直が言い寄るはずです

四段目の切腹の場。
浅草歌舞伎のときに拝見した薪車丈丈が良かった。
切腹する主君に対面したいと待機する家臣たちに
「由良之助が来るまでは対面かなわず」と
判官の言葉を伝える原郷右衛門のお役でした。
悲痛な気持ちが滲み出るようで、とても良かった。
もっと、東京の舞台にも出ていただきたいなぁ

温情の石堂右馬之丞役の亀三郎丈と
憎憎しい薬師寺次郎左衛門役の亀鶴丈。対比が良かったなぁ

そして、惚れ惚れするような塩冶判官役の菊之助丈。
ネチネチした師直のいじめに静かに耐える姿も菊之助丈と被るしねぇ
切腹前に『加古川何某とかに抱きとめられ…お察しくだされ』と
悔しそうに答えた判官だけど、
若狭之助の家老の名前を知らないのねぇ。なんて思ったりして
この話を拝見していつも思うのは加古川本蔵は
塩冶判官にとって、つくづく間が悪く、迷惑な人間だなぁということ。
そうなると、3月に拝見した<九段目の山科閑居>が滲みるのですよねぇ
師直に刃傷に及んだのは若狭之助のだったかもしれなかったというのは
忠臣蔵好きしか、知らないことだったりします

大星の到着を待つ判官が、ついに腹に刀を立てた時に
やっと由良之助が到着 遅いよ~~とワタシの心の声
花道でいつまでも立てないでいる由良之助。
何しているのぉ~~とまた心の声。
『さだめし聞いたであろう。聞いたか…聞いたか…無念』
判官は九寸五分を形見に由良之助に気持ちを託します。
染五郎丈の大星は感情を押し殺していました。
そして、感情が抑えていた大星が、
主君の腹切刀の血汐をなめ、仇討ちを誓う姿を見て、
胸がしめつけられる気がしました
そんないろんな表情が、お父様にも叔父様にも
見えてしまいました。
BLOGで重圧を訴えていたので、心配していましたけど
堂々としたお姿に惚れ直しましたわ

緊張続きの『仮名手本忠臣蔵』の中で、
ほっとできる場面といえば、足利館門前での贈収賄の場。
鷺坂伴内の橘太郎丈の見せ所でございました
そして、『道行』の猿弥丈の鷺坂伴内も猿弥さんらしくて嬉しかった。
おかる&勘平の舞踊に期待していたのだけど、
やはり背の違いが気になったかなぁ。
花形最後かもの亀治郎丈はやっぱり舞踊素晴らしい
そして、福助丈のおかるもしっとりと美しい
夜の部も期待でございます。

途中、高校生たちがうるさくなったので
思わず、『ウルサイ!』と睨んだら、おとなしくなりました。
実際は真面目そうな学生さんばかりでしたからネ
恐いオバチャンに睨まれたと思ったろうなぁ
先生方もこの演目では、高校生にはキツイと思わなかったのかしらん?
だって、長いでしょ!!!!可哀相だよ。
国立劇場の歌舞伎教室で好いじゃんねぇ???


大 序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場

三段目 足利館門前進物の場
    同 松の間刃傷の場

四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    同 表門城明渡しの場

浄瑠璃 道行旅路の花聟

【大序・三段目】
             高師直  松 緑
          桃井若狭之助  獅 童
            顔世御前  松 也
            足利直義  亀 寿
            塩冶判官  菊之助

【四段目】
            塩冶判官  菊之助
          石堂右馬之丞  亀三郎
        薬師寺次郎左衛門  亀 鶴
            顔世御前  松 也
            大星力弥  右 近
           原郷右衛門  薪 車
            斧九太夫  錦 吾
          大星由良之助  染五郎

【道行】
           腰元おかる  福 助
            鷺坂伴内  猿 弥
            早野勘平  亀治郎





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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/05/14(月) 00:39:47
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