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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 軍鶏307 】


軍鶏307

今日の金環日食は見れませんでした
昨日遅くまで起きていたから、今朝起きれなかったぁ
元々、メガネを買えなかったので、
リアルタイムでもTVでしか見られないと
諦めていたので、力が入らなかった
明日はスカイツリーの開業ですね。
2日連続、上ばっかり見ている日になりそうです

そんなスカイツリー近くの劇場に舞台
観に行った話を先日書きました
この日の舞台は [ 桟敷童子 ] という劇団の舞台でした。
いつもチケットをお願いする方から、今一番勢いがある劇団
今のうちに一度観ておくべきと勧められ、
力強いチラシもインパクトがあったので、
チケットをとることに決めました


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私的辛口(?)感想です…


メンメルメルル メンメルル メンメルメルル メンメルル
メンメンメンドリ朝ニ鳴ケ メンメンメンドリ夜ニ鳴ケ
卵取ラレテ悔シカロ 子供取ラレテ悔シカロ
飛ベナイ鳥ハ鳴クシカネ 夜空見上ゲテ鳴クシカネ
殺シ殺サレ死ンデ逝ク 我ガ子ニ唄ウ子守唄


戦後、引き揚げ援護局指定「能嶋病院」は
堕胎病院として蔑視されていた。
ある日米軍将校とのトラブルで大怪我を負った
一人の女性が担ぎ込まれる。
彼女は戦死した息子を待ち続け、
気が触れてしまった“メンドリさん”と呼ばれる女だった。
やがて米軍将校に繋がる楢崎組と
メンドリさんを守ろうとする病院側との抗争が始まる
… 戦争によって息子や恋人を失ってしまった女達の悲劇、
そして多くを失いながらも力強く生きていく女達のたくましさを描く。

HPより抜粋


チラシの絵は見ていたのに、
裏面の内容は読んでいなかったワタシは
劇場(倉庫)に着いて、劇団員の方々の衣装を見て
戦争中の話なのかな?と初めて認識したのでありました

錦糸町倉庫

戦中から戦後にかけてのお話でした。
昭和18年、隣組はみんなで、竹やりの特訓に励んでいる。
その中でも、後にメンドリさんと呼ばれる彼女は
竹やり特訓に熱心だった。
メンドリさんは息子に戦争に行かないようにと懇願する。
「行かんでえぇ!!!」と叫び続けるが、
息子にその願いは届かず、
「母さん、僕は母さんだけの子供ではないんです!
 日本国の子供なんです!」と、出征して行く。
そして、赤紙が来たと嘆く母に妻に、メンドリさんは繰り返す。
「死なない程度に、醤油を飲ませなさい!
         耳の鼓膜の片方を破りなさい!」
竹やり特訓に励んでいたメンドリさんのこころは
息子を奪う敵国…もしかしたら日本に対する
強い怒りだったように感じましたわ。
このあたりの表現は見ているのも辛くて、
正直、この調子で2時間はシンドイかなぁと思っていたら、
戦後の診療所へと舞台が替わりました
そして、戦後の焼け跡から
復興しようとする日本人たちの話でした。

307と地番で呼ばれている診療所が、
舞台の中心となります。
長崎あたりなのか、
九州弁が主体のセリフになりました。

この診療所は
戦後、進駐軍の兵士や復員した日本兵の男たちの
欲望の餌食にされた女性たちに対して、
子供を堕胎し、心のケアをして、
強く生きてもらおうとする施設なのです。
でも、この土地の人たちは侮蔑を込めてこの病院を、
その地番である307と呼んでいるのです

そんな診療所に新たに運ばれてきた患者は
進駐軍の兵士に竹やりで襲いかかり、負傷した女性。
戦死した息子を待ち続け、気が触れてしまった彼女は
不幸な女性をさす呼び名、メンドリさんと呼ばれていた。

その後のストーリーは
メンドリさんを連れ去ろうとする地回りのチンピラたちと、
診療所の医者と家族、満州から戻った看護婦、入院患者との
心の交流が描かれていて、昭和の任侠ものの映画にあるような…
戦後のドサクサを描いた典型的な展開ですかねぇ

でもまぁとにかく若い。というか熱い舞台でした
テンポも良くて、暗いストーリーでも笑いの要素も作ってありました。
そして、小さな舞台を上手に使っていましたなぁ。
あんな大きな大道具どこに???とびっくり
収納のプロがスタッフにいるのかしらん
資料によると、この劇団では、
自分達の追い求める風景を実現させるために、
空間を選び、更に一週間から半月ほどの時間を費やし
劇団員が舞台セットをつくっているそうです

その道具の前で、板の上で、
転がったり、殴り合ったり
…役者さんたちは生傷が絶えないでしょうねぇ

ストーリーはどうしようもなく暗いけど、
一筋の光を探して、
もがき、傷付き、諦め、決心し、強く生きようとした
戦後間もない頃の日本人の姿を描いていました
この時期の再演は3/11からの再興を願う
強い気持ちなのだなぁと感じました。
ただ、ワタシには軍鶏307が希望になるのか
ちょいと疑問だなぁ…と観劇直後は思ったのだけど、
舞台に登場した人々には希望になっていましたものね
たぶん、軍鶏307という塔自体には意味は無く、
みんなで何かを作り上げていくことに意味があった
ということなのだろうなぁ、という思いに至りました

そして、チンピラに向かって竹ヤリで闘おうとするメンドリさんの姿が
ジャンヌダルクのように思えてきましたわ


劇団名「桟敷童子」は、
日本に古くから伝わる
魔物「ざしきわらし」から命名されたそうです。

子供にしか見えないという「ざしきわらし」だが、
大人でも純粋な心を持った者は遭遇する事ができるのだという。
しかし、劇団桟敷童子では、
何より自分達自身が純粋な信念で芝居をつくり、
「劇場を訪れる全ての人々に見え、
     そして全ての人々の心に存在すること」を目指している。

と、書かれていました。
今後の活躍を期待したい劇団です。



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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/05/21(月) 21:47:50
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