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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 其礼也心中 】


2012.08.17其礼也心中

2012年の三谷幸喜は文楽に挑みます。
新作のタイトルは『其礼成心中』
舞台は元禄十六年。
大坂では近松門左衛門が
実際の心中事件を元に書いた『曽根崎心中』が大ヒット。
その舞台となった天神の森は悲恋の末に
心中を遂げようとする男女の心中のメッカとなっていた。
その森の入り口にある饅頭屋の夫婦と
心中にやってくる男女の物語を三谷幸喜が書き下ろします。

三谷幸喜が描く『曾根崎心中』の裏版『其礼成心中』は
笑いと涙に溢れた人情物語となるに違いありません。

PARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』で
歌舞伎に挑戦した三谷幸喜がいよいよ文楽に挑戦!
「ワインをデキャンティングして美酒にするように
僕があらたな器になります」と自ら宣言、
三谷幸喜が創りだす三谷文楽『其礼成心中』、
どうぞご期待下さい!


こちらは8月中旬に拝見した舞台でございます。
当日のメモとうろ覚えの記憶にて
感想を書かせていただきます


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私的感想です…




近松門左衛門の曽根崎心中が大当たりした直後、
舞台となった天神の森は心中のメッカとなり、
心中を遂げようとする男女が後を絶たなくなる。
その森の入口近くで饅頭屋を営む店主は、
心中続きで客足が遠のいたため、
夜間パトロールをしては心中しようとする男女を止めていた。

この日もある男女が心中しようとするところを
すんでのところで止めたのだが、
目を離すと、すぐ近くで心中をしようとするので
仕方がなく、自分の饅頭屋に連れてきて
話を聞くことにした。
油屋の手代と店主の娘は惹かれあっているが、
娘には親が決めた縁談があり、
心中するしかないと思い悩んで、ここまで来たという。

店主の半兵衛はトンチンカンな回答するが、
その話を聞いていた店主の妻のおかつは
『今は親の言いつけを守り生きなさい、
 時を待てば、一緒になれる日が来るかもしれないのだから』
という言葉に二人は諭されて戻っていく。

その成り行きを見ていた半兵衛は新しい商売を思いつく。
相談にのって心中を思いとどまらせて、
饅頭買わせればいいじゃないか!
その目論見は当たりして、大繁盛となる。
やがて、近松の新作芝居のチラシを見ると
今度の心中場所は網島…。


やぁ~参りました さすがに巧い
三谷幸喜氏らしくうまいことまとめてくるなぁと。
お得意のシチュエーションコメディっぽく仕上げていて、
現代的で非常に見やすい
文楽を観たことがない方でも分かり易いと思いますわぁ

文楽の主役級に使われる大きな<かしら>ではなく
通常、脇役に使われる人形を3人で扱っていて
おもづかいの方も頭巾をかぶった黒子の格好でしたね
この狂言は、そこら辺にいる市井のひとの
お話だということでしょうかね

通常の動きとは異なるコミカルな動きがあったりしましたが、
人間では出来ない、人形ならではの演出も活かされていました
浄瑠璃も『カップルがぁ~』『タイミングぅ~』と
現代風なフレーズが使われたりしていながら
『曽根崎心中』のフレーズも入っていたりと美味しい演出
そして、そして、大好きな千歳大夫も出ていらして大満足

世相も入れつつ、笑い処もふんだんに盛り込まれていて、
文楽の進化系ここに在りと思いましたわ


作・演出 三谷幸喜

出演

竹本千歳大夫 豊竹呂勢大夫 豊竹睦大夫 

豊竹靖大夫 鶴澤清介 鶴澤清志郎 鶴澤清
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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/12/03(月) 23:07:03
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