Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 満月の人よ 】


満月の人よ

満月の人よ・・・満月の人とは天狗の意味である。
神隠しは天狗の仕業と云う説がある・・・
家人を遥か彼方に連れ去る。古今東西にある伝承だ。
ここにひとつの家族がいる。
かつて天狗に母親をさらわれた家族。
が、父親と息子は泣かなかった・・・それどころか嫉妬した。
どうして天狗は母親を選び、
自分達を選ばなかったのだろうと。

年月が流れた・・・天狗にさらわれた母親が帰って来た。
そして今・・・彼らの奇妙な生活が始まる。

HPより抜粋


9月末に拝見した舞台です。
染五郎丈が休演した歌舞伎の感想は
まだ冷静に書けそうに無いので
後に拝見したこの舞台を
当日のメモを元にサクっと書かせていただきます

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ネタバレありの…私的感想です


天狗が集まるという村のお話。
ファンタジーかと思いきやストーリーは、けっこうリアル
HPには、天狗にさらわれたとあるけれど、
実際のところは母親は男と逃げていた
おまけに、早々に逃げた男とは別れて、
別の男と結婚し、裕福に暮らしていたりする。
その夫が死んだのを期に、
この村に27年ぶりに母親が家に戻ってきたところからお話は始まる。

そんな折、東京(?)に行っていた息子も
妻に逃げられたのを隠して、この村に帰って来た。
息子の妻も男と一緒に逃げたらしい
なんとも情けないような…
まぁ<蛙の子は蛙>というところかしらねぇ

こんな状態の家であれば、殺伐としそうなところだけど
人がよくて、心底妻に惚れている父親と
ちゃっかりしていて、何故だか憎めない母親と
家族の中では、一番現実的ながら、
父親のひとの良さも引き継いでいる息子なので
妙な空気なれど、殺伐とはしていないのよねぇ
今回の登場人物の中で一番現実的な男が
成志さんなのも、考えてみると面白いもんだわ

前回、舞台を拝見してよい女優さんだなぁ
と期待していた冨樫真さんが休演で残念
と正直、思っていたのだけど、
代役の川﨑初夏さんは、好演だったように思いますわ
この家族の家に、ふらっと現れる謎の女性がそのお役。
天狗に会いたいという彼女が吐露する本心がツライ
「私は誰からも愛されない。なにをやっても上手くいかんとです。」
天狗にさらわれて戻ってきたら、自分は変われるかもしれない
切実な大人の童話。

国中の天狗が集まるという祭りの様子を
細々と演じてもらっているうちに
その村に観客の自分たちもやって来たように思われて…
何やら潜んいるような空気になってくるから不思議
小ぶりな小屋だからこそだろうなぁ

芸達者が揃った舞台でした。
代役であろうとも、この3人と一緒なら、
何が起ころうと、受け止めて流してくれるだろうなぁ
緩急…緊張感、和やかな団欒の空気、
がらりと一瞬にして変えられる変幻自在。そんな演者たち。
素晴らしかったデス

天狗が集まる村。
美しく大きな満月が浮き上がる舞台。
秋の夜にふさわしい舞台でございました



■作・演出  東憲司

■出演  村井國夫 池田成志 川﨑初夏 岡本麗


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  1. 2012/12/07(金) 22:29:55
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