Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 12月文楽公演  24年12月@国立劇場 】


12月文楽

今日は去年12月に国立劇場で拝見した文楽の感想です
当日のメモを基に書きますが、スマホの変換ミスが多くて
分かり難いメモに四苦八苦
文楽の感想と言うより、演目の感想になってしまった
演目は2作品。

苅萱桑門筑紫いえづと(かるかやどうしんつくしのいえづと)
     守宮酒の段
     高野山の段

 
傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)     新口村の段 
 




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私的感想です…



まずはあらすじ

守宮酒の段

権勢を広げていた大内之助義弘は、
勅命と偽って、諸侯から宝物を献上させることで
一味に加担させようとしていました。

繁氏の家臣・堅物太郎信俊は、加藤家の家宝は、
《仁義礼智》であると言い逃れようとしますが、
大内之助義弘の家臣・新洞左衛門は、
《夜明珠》という名珠を、
献上するよう強要します。

この名珠は、20歳を過ぎた処女以外の者が触れると、
光を失って黒くなってしまうというもので、
新洞左衛門の娘・ゆうしでが受け取りの使者に抜擢されます。

《夜明珠》を祀る神事の日に、
繁氏の館に、新洞左衛門とゆうしでが訪れます。
女性との問題絶えず、勘当されていた
堅物太郎信俊の義弟・女之助が
許しを請う為に来ていました。
堅物太郎信俊の妻の橋立は一計を案じ
新洞左衛門を別の間に押しやり、
女之助を、ゆうしでの接待役にします。

御珠のお祭りだからと女之助に勧められた
お神酒を飲んだゆうしでは、
たちまち、女之助ににじるような仕草をみせます。
ついには、橋立に焚きつけられて、
一間に消え、肌を許してしまいます。

しばらくして、痺れを切らした新洞左衛門が現れます。
ゆうしでが《夜明珠》を携えて出てきますが
珠を改めると、黒く変色しています。
自分を恥じたゆうしでは、
髪にさしていた白羽の矢で喉を突いて自害しますが
この珠は偽物でした。

事の成り行きを不審に思った新洞左衛門が
酒徳利を割ると中から、媚薬の<つがいのいもり>が出てきて、
欲情を起こさせる酒を飲まされたことに気づきます。

珠の黒くなったことを娘のせいにされた新洞左衛門は怒り、
女之助を切ろうとしますが、
娘が「仮とはいえ、契りを交わした夫は、
    私の形見と思って、いとおしんでください。」
と言い残したので、思い止まり、珠を2つに割り
「この珠こそ、娘の敵」と言って、
石童丸と牧の方に本物の珠を持って館を
立ち去るように促します。


高野山の段

加藤左衛門尉繁氏が、高野山にいるという噂をたよりに、
牧の方と石童丸は、館をたちます。

高野山中で、石童丸は、通りかかった修行中の僧に、
「この山に、父はおりませんか?
 ご存知ならどうぞ教えてください。」と尋ねます。
さらに石堂丸は
「今、私の国は大内という者に攻められております。
 母と共に山の麓まで逃げて来たのですが、
 その母は旅の疲れで危篤になり、父に会いたい」
と嘆いていると、涙ながらに訴えます。

実はこの修行僧こそが、出家して苅萱と名を変えた
父親の加藤左衛門尉繁氏ですが
ここの掟で、名乗ることが出来ません。

苅萱は、石童丸に護摩を焚いて調合した妙薬を渡して、
なだらかな下山道を教えて、涙を隠し別れ、
見えつ隠れつ石童丸の姿をいつもでも目で追うのでした。



三谷文楽を拝見してから初めての文楽鑑賞でしたわ
『人形遣いが人形から手を離すと魂が抜けて、
 ホントに死ぬ… というのは人間にしか無い』
というようなことを、三谷幸喜氏が
先日の三谷文楽の筋書きに書いていたように思うけど
今回の文楽を拝見して実感しました

にしても…この狂言はなんだか納得出来ない
忠義のために、賢明になっているであろう登場人物たちに
思い入れできないんだよねぇ
自害したゆうしでは可哀相過ぎるよ
ワタシが嫌いな【妹背山婦女庭訓】のお三輪ちゃんを
観た後の感想に似てるかも
最初嫌いだったも父親の新洞左衛門『娘の敵!』と珠を斬るあたり
良い人としか見えなくて、
寺子屋の松王丸に見えてきたよ

松王丸の息子の小太郎は親の忠義の為に命を捧げることを
理解して首を討たれたけど、
無理やり、第三者を貶めているものね
敵でもなんでもないんだもの
お家を守る為なら、如何なることも…ということなんだろうね

高野山で神仏に仕える身なのに
我が子と妻は見殺しかよ!と思ってしまった
出家の理由も正室と側室の心のうちに渦巻く嫉妬を
目の当たりにして、世を儚んでって…


歌舞伎もそうだけど、見所だけをやるので、
前後のストーリーを知らないと
気持ちのもっていきようが難しいのよねぇ


ご贔屓の千歳太夫の休演…心配ですね
皆さま、無理をなさらずに…。
高野山の段の太夫と三味線が良かったなぁ


新口村の段

豪農・孫右衛門の息子の忠兵衛は、
大阪の飛脚問屋の養子となって、懸命に働いていました。
ところが、遊女・梅川と親しい仲になり
仕事でお屋敷に届ける筈だった大金を使い込んでしまいます。

死罪になるほどの大罪に、
忠兵衛は梅川と共に故郷に逃げ延びますが
そこにも追っ手は迫って来ていました。
逃げ場に困った二人は
孫右衛門の元で働く男の家に立ち寄るものの、
男はあいにく留守でした。
男の妻に伊勢参りの夫婦と偽って、
その男の留守宅に身を隠します。 

すると、その家の前に孫右衛門が通りかかり…。


あらすじには、大金と書きましたが、
これ、為替なんですよねぇ
遠距離間の取引の際には、すでに使われていたらしいんです。
江戸時代に為替が使われていて、
歌舞伎や文楽を観る庶民にも認知されていたなんて、
驚きですよねぇ 

新口村は歌舞伎でも観ているお馴染みの演目
横領の大罪人の忠兵衛たちの我が侭と思いつつも
ホロっとさせられるのは、
義父に気遣いながらも抑え難い実父の息子夫婦への深い愛情に
ほだされて(?)しまうのかなぁ


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  1. 2013/01/30(水) 23:16:34
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