Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 鬼一法眼三略巻 】 平成24年12月 @国立劇場


鬼一法眼略巻

人形浄瑠璃。時代物。5段。
作者は正本内題下に〈文耕堂,長谷川千四〉とある。
1731年(享保16)9月大坂竹本座に初演。
初演番付のおもな配役は,
三段目切を竹本政太夫,四段目切を竹本大和太夫。
人形では鬼一法眼・鬼若弁慶・一条大蔵を吉田文三郎,
清盛・鬼三太を桐竹勘十郎など。

題材は《義経記》から鬼一法眼や弁慶関連の項をとり,
鞍馬天狗の話なども加えたもの。

(1)〈菊畑〉
 清盛が熊野参詣の船中で源義朝の挙兵を聞くことから始まり,
弁慶の生い立ちが書かれ,牛若丸,鬼三太が
それぞれ虎蔵,智恵内と名のって
鬼一法眼の屋敷に仲間(ちゆうげん)として雇われ,
いろいろ苦心して三略の巻を入手しようとする。
…鬼一は邸内の菊畑で智恵内に自分の過去を語る。

(2)〈奥庭〉
 鬼一は牛若丸に以前天狗の姿で剣術を教えたことを話し,
牛若を恋する息女皆鶴姫の婿引出として虎の巻を与え,
昔源氏方であった鬼一が平家に仕えたことを悔んで切腹する。

(3)〈大蔵卿館〉
 一条大蔵卿はあほうを装って,
常盤をはじめ源氏の残党をそれとなく保護する。…


チラシから文章を写すのを諦めて、
今回はコトバンクで調べてみました!
この作品で、昨年の観劇感想がやっと書き終わります

調べてみると…物語はありがちなお話なのでありました
平氏が実権を握っていた時代。
独裁者となった清盛の眼を欺いて、
源氏の再興を信じた人たちの奮闘を描いているのですが、
そこに天狗伝説が入っているのが、歌舞伎らしいわぁ

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私的感想です…






コトバンクには書いてなかった
序幕の『清盛館』から始まりました
43年ぶりの上演らしいです。
皆鶴姫が六波羅の清盛の館に
父・鬼一法眼の名代として訪れる場面でした。

芝雀丈演ずる皆鶴姫が
清盛を諌める重盛の書状を力強く代読したり
姫に横恋慕する湛海を長刀で打ち負かしたり
積極的で行動的な…肉食系(?)な姫だと
ハッキリ分かりましたわ
日頃よく芝雀丈が演じていらっしゃる
可愛らしい赤姫のイメージとは、
あまりに違って驚きましたわぁ
そんな皆鶴姫は、次の幕の『菊畑』では
虎蔵にグイグイと積極的にアプローチしてました

歌六丈の清盛は大きく感じましたぁ
大きな杯を傾ける姿はいかにも策士といった風情で、
なかなかの強敵だなぁ~と
懐の大きさもあって、落ち付いて立派だった。
というか、立派過ぎて、敵役っぽくない(?)
嫌味っぽいくらい派手派手しい拵えの方が
平家らしい???
重盛役の錦之助丈は爽やかなお姿でした 

『菊畑』は、二役を演ずる吉右衛門丈の登場
この幕の鬼一法眼は初役なのだそうです
鬼一法眼は、元来は源氏の出で、
縁あって清盛に仕えるようになったという
複雑な立場の人間です。
彼の持つ兵法書を奪うため、この館に潜り込んでいる
奴(やっこ)の智恵内<実は鬼三太>、虎蔵<実は牛若丸>との
腹の探り合いを面白く拝見しましたわぁ
セリフでは鬼一法眼の半生を説明しているだけなんだけど
相手の肚を探るニュアンスが含んでいてドキドキしました
それを受ける又五郎丈の智恵内の表情・セリフの間
緩急があって、良かったわぁ
この後、虎蔵が戻ってきて、
清盛が鬼次郎・鬼三太の詮議をするために湛海を遣わすと伝えると、
智恵内に虎蔵を杖で打てと命じます。
この辺り、勧進帳の富樫を思ってしまった

本来はこの後に『奥庭』という幕があるわけですよね
内容的には『奥庭』がないと、『菊畑』の意味が分かり難いかも。
通し狂言と聞いていたのに、ちょっと筋が分かり難くて、
あらすじを調べたくなったのでした


『檜垣・奥殿』は、鬼一法眼の吉右衛門丈とは一転
源氏贔屓を隠す為、作り阿呆を演ずる大蔵卿の吉右衛門丈。
白塗りの公家のお化粧で、終始口を半開きにして、
トンチンカンな受け答えをしていましたねぇ~
門からパタパタ~と走り出て来て、
石段に片足を落とした時の笑顔が愛嬌たっぷりで、
舞台が、ぱぁ~~と明るくなりました
吉右衛門丈の独壇場といった感じ
作り阿呆と賢者の切り替えを
扇をうまく使って、演じ分けていましたわぁ
賢者の本性を包み隠さねばならない哀愁も感じました

吉右衛門丈の鬼一法眼、一條大蔵卿の二役。
両方とも絶妙な心理描写が必要なお役で、見応えがありましたわぁ





序 幕  六波羅清盛館の場   
   二幕目  今出川鬼一法眼館菊畑の場
   三幕目  檜垣茶屋の場
   大 詰  大蔵館奥殿の場


(出演)
   中 村 吉右衛門    
   中 村 魁  春
   中 村 歌  六
   中 村 又 五 郎
   市 川 高 麗 蔵
   中 村 松  江
   中 村 歌  昇
   中 村 種 之 助
   大 谷 廣  松
   中 村 隼  人
   中 村 米  吉
   中 村 歌  江
   大 谷 桂  三
   澤 村 由 次 郎
   中 村 錦 之 助
   中 村 芝  雀
   中 村 東  蔵
   中 村 梅  玉
             ほか

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  1. 2013/02/02(土) 22:34:58
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