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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 三月花形歌舞伎  平成25年・夜の部 @新橋演舞場 】




一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)

阿呆の顔の裏に隠された真の姿とは

平家全盛の世、源義朝の妻であった常盤御前を妻に迎えた一條大蔵卿は、
曲舞にうつつをぬかし阿呆と噂されています。

源氏の忠臣吉岡鬼次郎は、大蔵卿と常盤御前の本心を探ろうと、
大蔵卿に仕える妻のお京の手引きによって、
大蔵卿の館に潜り込みますが、常盤は楊弓に興じる有様。

堪えかねた鬼次郎が意見すると、
実は、平家調伏のためであったと本心を明かします。
八剣勘解由はこれを清盛に密告しようと駆け出しますが、
突然、御簾の中から斬られてしまいます。
一同が驚く中、常とは変わった様子の大蔵卿が現れ...。

愛嬌たっぷりの阿呆ぶりと正気の演じ分けが眼目の大蔵卿を、
染五郎が初役で演じる、時代物の傑作をご覧ください。



二、二人椀久(ににんわんきゅう)

人生の儚さを描く幻想美に溢れた舞踊劇

大坂の豪商椀屋久兵衛は、遊女松山に入れあげ、
身代を傾けたために座敷牢につながれてしまいます。
松山への恋しさのあまり気が狂い、
いつの間にか牢を抜け出しさまよい歩く久兵衛は、
まどろむうちに恋焦がれていた松山に再会。
ふたりで連れ舞を舞い、しばしの逢瀬を楽しんだのも束の間、
松山は姿を消してしまい、すべて幻だったと気づくのでした。

染五郎が初役で勤める久兵衛と菊之助演じる松山が織りなす、
幻想的な世界をお楽しみください




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私的辛口(?)感想です…



<一條大蔵譚>

花形歌舞伎にしては、かなりの安定感でした
数ヶ月前、吉右衛門丈の(ほぼ)通し狂言で拝見したばかり。
前後のストーリーがわかっているので見やすかったわぁ
染五郎丈の作り阿呆は品が良くて愛らしい
阿呆らしい高い声が澄んで出ていてとても良かった。
喉の調子も良さそうだわねぇ

一転、正気(本当の姿)に戻ったキリリとした姿は凛々しい
吉右衛門丈で見たときと違い、型通りといった感じで、
心の葛藤までは伝わって来なかったけれど、
それは今後の楽しみにとっておきましょう。

勇ましく安定感のある松緑丈と
健気な武士の妻といった感じの壱太郎丈の組み合わせも良かったわぁ
芝雀丈の常盤御前、錦吾丈の八剣勘解由のおふたりが、
引き締めてましたねぇ

<二人椀久>

この舞台の直前に、近い親戚になった染五郎&菊之助のご両人
並んだ姿がとにかく美しくて、悲恋が似合うふたりです
踊っていても呼吸があっていて、踊る姿も絵になっていました
手だけで椀久の心を見せていたラスト…哀しさが胸にせまりました。

恋い焦がれ、かつての幸せな日々を思い、狂わんばかりの椀久。
そちらがこの舞踊のメインであるけれど、
自分のために落ちてゆく恋人を思う太夫の気持ちが切なくて、辛かった

最後、舞台中心のセリが下がった状態で、
半狂乱(?)でその周りをぐるぐる回る椀久。
ヒヤヒヤしていたのは私だけではないだろうなぁ




一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)

  檜垣
  奥殿

                一條大蔵卿  染五郎
                吉岡鬼次郎  松 緑
                   お京  壱太郎
                   鳴瀬  吉 弥
                八剣勘解由  錦 吾
                 常盤御前  芝 雀


二、二人椀久(ににんわんきゅう)


                椀屋久兵衛  染五郎
                 松山太夫  菊之助
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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/06/05(水) 20:53:16
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