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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 五月花形歌舞伎 昼の部 @明治座 】

5月花形歌舞伎_deco


ずいぶん前にエントリーしたハズだったのに…
下書きのままになっていました
涼しくなってきて、少しはBLOGを書く気合いが
入るようになってきました
今度こそ、数か月前の感想を徐々にエントリーして参ります

【 実盛物語 】

源平合戦の最中、木曽義賢は平家の軍勢を
相手に非業の最期を遂げた。
懐妊中の妻葵御前は百姓九郎助に、
源氏の白旗は九郎助の娘小万に託されたが、
その後、小万の行方が知れない。


ここは琵琶湖近くの九郎助の家。
臨月近い葵御前が小万の身を案じていると、
九郎助と孫の太郎吉が白旗を握った
女の片腕を拾って戻って来る。
そこへ平家方の武将の瀬尾兼氏と斎藤実盛(勘九郎)が
葵御前の子の詮議にやって来る。
この難を逃れようと九郎助の妻小よしは、
袱紗に片腕を包んで葵御前が生んだとして差し出す。
瀬尾が憤慨するいっぽう実盛は葵御前を庇う。
さて瀬尾が去ると実盛は、
先だって小万の片腕を斬り落としたこと、
自分が元源氏の武士で、
白旗を守るためにしたことだと明かす。
そこへ運び込まれた小万の遺骸に太郎吉が片腕を繋げると、
小万(七之助)は息を吹き返し、
白旗が葵御前の手に戻ったことを確認すると
再び息絶えるのであった。
その遺骸を足蹴にした瀬尾は太郎吉に討たれるが、
それには意外な真意があった。
そして実盛も、いずれ母の仇として太郎吉に討たれよう
と約束して去るのであった。


並木千柳と三好松洛との合作『源平布引滝』は、
寛延二年(一七四九)に大坂竹本座で初演された
全五段の時代物浄瑠璃です。
中でも三段目の切にあたる『実盛物語』が有名で
、斬り落とされた片腕の謎、小万の蘇生、実盛の本心、
瀬尾の素性などが劇的に展開していく一幕です。


【 与話情浮名横櫛 】


木更津の浜辺で浜見物をしているのは、
この土地の親分赤間源左衛門の妾お富(七之助)。
ここへやって来た伊豆屋の若旦那与三郎(染五郎)は、
鳶頭の金五郎(勘九郎)と偶然再会し、
飲みに出かけようとするところでお富とすれ違う。
互いに一目惚れしたふたりは、
その後、赤間の目を盗んで逢瀬を重ねるが、
あるとき赤間の別荘でふたりの仲が露見する。
与三郎は赤間から身体中を斬り苛まれたうえ
海に放り込まれてしまう。
与三郎が死んだと思ったお富は、
木更津の海へ身を投げるのだった。


それから三年後。
お富は、江戸の商人和泉屋多左衛門に助けられ、
ここ玄冶店で囲われている。
そこにごろつきの蝙蝠安と
金を強請りにやって来たのは、
身を持ち崩した与三郎。
偶然の再会に、
与三郎は妾となったお富の不実を責め立てる。
すると意外にも主の多左衛門(愛之助)が
ふたりの間を取り持つ。その理由は―


「切られ与三」や「お富与三郎」
という通称で親しまれるこの作品は、
嘉永六年(一八五三)、江戸中村座で初演されました。
与三郎の「羽織落とし」や
「しがねえ恋の情けが仇」に始まる名台詞など、
江戸歌舞伎の粋が随所に見られます。
若旦那与三郎と美しいお富の数奇な運命が
人気の世話物をお楽しみください。
 
HPより抜粋


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私的感想です…



【実盛物語】は、仁左衛門丈で拝見した覚えがあります。
おおらかで懐の深い実盛でした。
勘三郎丈の実盛はもう少し、愛嬌を感じたような気がします
勘三郎丈は愛嬌を感ずるお役が多い役者さんでしたけど…。
この実盛は真面目過ぎてはかたくなって面白味がかけますし、
遊び人過ぎては軽くなってしまうお役のように思います。

勘九郎丈はきっと勘三郎丈の実盛を目標に頑張っているのでしょうねぇ。
まだまだ、真面目で必死というところが目立ちましたけど、
それこそが、勘九郎丈らしくて好感がもてました。
花形歌舞伎ですもの
決まりごとで、あろうところがキチっとしていて
綺麗な動きも良かったわぁ。

優しく厳しいお祖父さまを亡くし、
尊敬するお父様を亡くして、
中村屋を背負う立場になって、
更に、父になり、背中を見られる立場になった勘九郎丈。
お父様の代役をなさった時には
悔しい思いもしたと思いますが、
舞台ごとに大人になり、堂々としてきたように思います

七之助丈の小万は、負けん気の強さを感じましたねぇ
魂が遺体に残っていて、息を吹き返すという
無理矢理な設定にも、うなずけるような気がしました

そして、錦吾丈の九郎助、
真面目でちょっと意固地なところも垣間見せながら愛情たっぷりで、
舞台全体の空気を作っていたように思います

あと、子役さんがホント可愛かったわぁ
健気でねぇ…オバサンの涙を誘うのよ~

【与話情浮名横櫛】
染五郎丈の与三郎はすっかり持ち役になってきた気がします
なんといっても品の良さと、お坊ちゃん気質、
そして、姿の美しさと…太ももの美しさはこの役にピッタリですものねぇ
悪党と呼ばれるような生活をするようになってからも
まだまだ詰めが甘く、悪にはなりきれない。
お富のことを未だに忘れられず、
嫉妬にかられて拗ねたり、甘えたり…と可愛らしい
羽織りをすっと肩から落とした綺麗な動きにもうっとり

そういえば、与三郎の三十四か所の刀傷。
染五郎丈は汗っかきなので、
サッカーの応援などでサポーターが使っている
ボディペインティング用の塗料を使っているそうですよ

七之助丈のお富は、染五郎丈の与三郎と同様に
ホントウのこころは極めて初心(うぶ)なんですよねぇ
根っからのボンボンで一途な与三郎と
スレていても、惚れたら 周囲がみえなくなるお富。
単にストーリーだけ追っていくと、お富って
ヒドイ女にもなりかねないのだけど、そうは感じない
それは、親分の妾の身分にはなっていたけれど、
自ら恋したのは与三郎だけだったんじゃないかなぁ
と、思わせるお富の言動によるものと思います。

「源氏店」でのお富に囲われの身であることの負い目と
与三郎に対する申し訳なさを見せて貰えると
もっと良いのになぁ~と思います

愛之助丈は和泉屋多左衛門だけ。ちょっと寂しい
大店の番頭らしい風情がようございました

鳶頭金五郎の勘九郎丈は
江戸っ子気質の金五郎を爽やかに演じていましたわぁ。
見染の場の小山三丈が登場。
舞台で拝見するといつも若々しくて、ホッとします。
錦弥丈の酔っ払いヤクザも楽しそうでした

めずらしく買った筋書きで上演記録を拝見しましたら、
前回の『切られ与三』は23年12月の京都南座。
与三郎は仁左衛門丈、お富は時蔵丈、蝙蝠安は菊五郎丈、
金五郎は三津五郎丈、多座衛門左團次丈、
素晴らしい布陣でございますなぁ。
時蔵丈のお富は艶っぽそうだし、
甘えん坊の仁左衛門丈も拝見したい
こう比べると…やっぱり、花形歌舞伎は若手なんだなぁと実感




源平布引滝

一、実盛物語(さねもりものがたり)
斎藤別当実盛 中村勘九郎
小万 中村七之助
百姓九郎助 松本錦 吾
女房小よし 上村吉 弥
瀬尾十郎兼氏 片岡亀 蔵
御台葵御前 市川高麗蔵

二、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
序 幕 木更津海岸見染の場
二幕目 赤間別荘の場
三幕目 玄冶店妾宅の場
【見染・赤間別荘】
与三郎 市川染五郎
お富 中村七之助
海松杭の松五郎 坂東薪 車
赤間源左衛門 片岡亀 蔵
鳶頭金五郎 中村勘九郎
【玄冶店】
与三郎 市川染五郎
お富 中村七之助
蝙蝠安 中村亀 鶴
和泉屋多左衛門 片岡愛之助
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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/09/11(水) 15:28:53
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