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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 三千両初春駒曳 】 26年1月@国立劇場



この作品は、
辰岡万作の『けいせい青陽●〔●は集に鳥〕(はるのとり)』が原作。
江戸時代の実録本を題材に、
老中・本多正純による将軍暗殺計画<宇都宮の釣天井>や、
三代将軍家光の甥<松平長七郎>の伝説を取り入れ、大胆に脚色したものです。
物語の時代設定や登場人物の名前を「太閤記」の世界に移し、
小田(織田)信長の死後の後継者争いを背景として、
高麗国の皇女が日本に渡来して活躍するという設定も加え、
大きなスケールで物語が展開していきます。

特に、長七郎をモデルにして描かれた主人公・小田三七郎信孝が、
悪党を切り伏せて三千両の載った馬を曳いて行く<馬切り>の場面は、
信孝の颯爽とした風姿と鮮やかな太刀捌きで好評を博し、
明治以降には単独でたびたび上演されるようになりました。

<あらすじ>

本能寺の変で当主の信長と嫡子の信忠が討死した後の小田家では、
家督相続をめぐり、信忠の弟・三七郎信孝を推す柴田勝重と、
信忠の子・三法師丸を推す真柴久吉とが対立していました。

政治に興味のない信孝は、
甥の三法師丸との不仲の噂を解消するため、
自らに家追放を命じます。
勝手気ままな浪人暮らしを送りながらも、廓通いを続ける信孝。
実は陰ながら、紛失した小田家の重宝「蛙丸(かわずまる)の剣」の詮議に
協力するのでした。

天下掌握の野望を抱く勝重は、信孝を利用する目論見が破れたので、
隣国の高麗を巻き込み新たな計画を立てます。
しかし、その計画は関係者に様々な悲劇をもたらすことになります。

「蛙丸の剣」の行方は・・・。勝重の野望の果ては・・・。
そして、小田家の行く末やいかに・・・。


HPより抜粋


今年、東京でお正月に歌舞伎が見られた劇場は、
確か…歌舞伎座、新橋演舞場、浅草公会堂と国立劇場
歌舞伎ですから、昼・夜が別の演目の劇場もありますし、
とてもじゃないけど全部観る余裕はありません(時間的にも懐的にも…)
今年は、猿之助丈にとって最後であろう浅草と、この国立をとりました。
菊五郎劇団は、舞台が派手で華やかですから
お正月にピッタリなんですもの

午年らしい幕だなぁと思って写真に収めたら、
このキラキラとした華やかな幕が、舞台演出の始まりでございました






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照明が落ちて浮き出す白馬、上から金色のキラキラが降ってきて、
幕に描かれているように見えた白馬が上空に飛んでいきました
美しくて、縁起の良い演出が、午年の正月に相応しくて、
菊五郎丈の新春歌舞伎にワクワクしました
     
今回の舞台で、大活躍だったのは何と言っても菊之助丈でしょう
たくさんのお役をこなしていましたよ~
あまりに艶やかで、お色直しのようにも見えてしまいました。
もちろん、違う人物として演じ分けていらっしゃいましたけどね~。
あえて、衣装として、思い出す姿をあげていくと
まずは、華やかなドレープの入った高麗のお姫様の衣装、
艶っぽい傾城姿、町娘の着物姿、落ち着いた奥方の衣装、凛々しい立役姿。
大好物の美しい姿をいろいろ見られて嬉しかった

そして、見どころ、ひとつめの「釣り天井」
派手な演出を期待していましたが、
天井が傾いてゆっくりと降りて来るという感じで、
やや迫力に欠けて、ちょっと惜しい感じがしました。
失礼ながら、昔のドリフを思い出してしまい、
頭の中にあの音楽が流れてしまって、内心困りました
   

もう一つの見どころ、「馬切り」
三千両の大金を運ぶ行列に出くわした信孝。
この三千両は久吉が高野山へ納める祠堂金なのですが、
それを盗賊が奪ったのを見ると、その盗賊たちを蹴散らして、
馬役人を切り捨てて、三千両を乗せた馬を引いて、悠々と立ち去ります。
色々と趣向を凝らした立ち回りが面白かった
その後の、ひょこひょこと歩く馬を颯爽と引く菊五郎丈が醸し出すお姿は、
飄々としているのに、粋で、なんとも美しくて、艶っぽい
この場、やっぱり菊五郎丈は絵になるなぁと思いましたわ。

このお役は長七郎をモデルにして描かれているんですよね。
昔の時代劇では里見浩太朗さんがやっていらして
やっぱり艶っぽかった
子ども心でも色っぽいなぁと思った覚えがあるけど、
あの長七郎は馬切りはしないかなww

パロディと言えば…五右衛門や俊寛、四谷怪談…等々を
思わせる味付けも楽しかった~。見付けられないパロもあったのかも。
あぁ、もちろん流行りもの大好きな菊五郎劇団らしく、
半沢直樹もおさえていましたよ~

ご贔屓の女形の時蔵丈の今回のお役は真柴久吉。
立役なのはやや残念でしたけど、その風格、存在感は流石でございました

二役をこなす役者さんが多い中、
松緑丈は、大悪人の柴田勝重と、善人の材木仲買・田郎助の二役。
見ごたえのある演技で素晴らしかったのですが、
ワタシの単なる好みで言わせていただくと、
丸顔だとどうしても大悪人には…

松也丈、梅枝丈、拝見する度にお上手になっている気がしますねぇ。
そして、最後に登場された田之助丈の
お元気そうなお姿に安心したのでした

   
それにしても、このラストはスゴイ。超無理矢理な大団円。
日本のシェイクスピアが歌舞伎だと、いつも言っているワタシですが、
同じ悲劇であろうとも、ストーリー性は二の次で、
とにかく役者を格好良く魅せるのが大事。
それが、歌舞伎なんだなぁと実感
そして、最後は主役がバ~ンと勢ぞろいと決まってるんだよねぇ。
この手のお話の場合は

うん。うん。いいんだ。これで。
これでいいのだ。イヤ。これがいいのだ。

高麗のドレープ衣装の菊之助丈と、お内裏様のような菊五郎丈。
真ん中にはおめかし衣装の大河くん。
この三人がひな壇のように恭しく並んでいる姿を拝見。
その後は、一座勢揃いで、手拭いを撒いて、
上からは金色のキラキラが降ってきて~。

天晴・新春歌舞伎!!!!

   





序 幕   高麗国浜辺の場
二幕目   第一場 御室仁和寺境内の場   
        第二場 同    御殿の場
三幕目   第一場 今出川柴田勝重旅館の場
        第二場 粟田口塩谷藤右衛門内の場                 
        第三場 元の柴田旅館釣天井の場                  
四幕目   住吉大和橋馬切りの場
五幕目   阿波座田郎助内の場
大  詰   紫野大徳寺の場


(出演)
 尾 上 菊 五 郎
 中 村 時   蔵
 尾 上 松   緑
 尾 上 菊 之 助
 坂 東 亀 三 郎
 坂 東 亀   寿
 中 村 梅   枝
 尾 上 右   近
 藤 間 大   河
 市 村 竹   松
尾 上 松   也
 河原崎 権 十 郎
 市 村 萬 次 郎
 市 川 團   蔵
 坂 東 彦 三 郎
 澤 村 田 之 助
         
        ほか


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/08/01(金) 21:58:07
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