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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―  】2014年3月@新橋演舞場



今日は先月拝見したばかりの舞台の感想を書きますね
やはり、記憶が新しいと書きやすいですねぇ

スーパー歌舞伎II(セカンド)
空ヲ刻ム者
―若き仏師の物語―


四代目市川猿之助によるスーパー歌舞伎IIがついに始動!
ここにあらたな伝説が生まれる――

 2014年、四代目市川猿之助がかつてない演劇空間を目指し、
 ついに始動!
 

 
 その名は スーパー歌舞伎II(セカンド)!!
  
 
 
 


 三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造されたスーパー歌舞伎。
 そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が、
 現代の演劇界を代表する才能たちとともに
 まったく新しい舞台空間を創造します。

 共演はスーパー歌舞伎を彩った歌舞伎俳優とともに、
 佐々木蔵之介をはじめとする現代劇俳優たち。
 そして作・演出は 新進気鋭の劇作家・前川知大。
 最高のキャスト、スタッフを得て、
 スーパー歌舞伎II はあらたなる旅立ちを迎えます!


 舞台はいにしえの日本。

 ある山間の村に、十和(とわ 市川猿之助)という
才能に恵まれた若い仏師がいた。
しかし彼は、村人たちの暮らしも
病床の母親も救うことのできない仏教に苛立ちを募らせていた。

 十和の幼なじみの一馬(かずま 佐々木蔵之介)も
不作に苦しむ村人たちを憂い、彼らの暮らしをよくするため、
都に出て官吏の道を選ぶ。

一方、母の死と都から来た役人との争いから
十和も村を出なければならなくなる。
その後、牢に入れられ、盗賊と交わりながら成長する十和。
かたや都に出たものの下級役人として無力感を募らせる一馬。
それぞれの思いを胸に別々の道を歩んだ十和と一馬。
一度は分かれた二人の道は、やがてまた交わる日を迎えるのだが…。

HPより抜粋



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まずは口上。
それぞれの役者さんが役名を言っていたので、
映画のオープニングのようでした

佐々木蔵之介さんの好演はもちろんだけど、
浅野和之さんの功績度大と、ワタシは思いました。
元気な老婆が似合っていましたわぁ。
さすが、百の仮面を持つ男(?)
客演陣の中で、違和感が一番なかった気がします

福士誠治くんの登場に『可愛い~~』とのおばさまの声。
人気高いんですねぇ。
確かに爽やかで良かったデス。この透明感がなかなか良かった
このクリアな感じは歌舞伎役者さんにはないかもしれない
…とも思ってしまった。無論、役柄ともあっていました

この御三方のチョイス。猿之助丈は、流石だと思うわぁ
御三方とも、舞台を拝見したことがある
好きな役者さんだったりします…
特に、バイプレイヤー好きのワタシは
最近、浅野さんから目が離せないのですよ~

染五郎丈のパルコ歌舞伎の新作があるとすれば…
また脚本は三谷幸喜氏でありましょう
そうすると…浅野さんのキャスティングもあるかも~~
なんて期待しちゃいます。

住職の寿猿丈が出てくると、やはり場がしまりました
重厚な空気感は体裁を取り繕う田舎和尚にはもったいないような
とも思いました…。
でも、まぁ、あぁいう住職が村人を抑えつけて、
一見、平穏そうに取り繕っていたのだろうなぁ
と思うとやはり、この重さは必要かもしれませんねぇ。

澤瀉屋が揃った久し振りのスーパー歌舞伎。
笑三郎丈のファンの方々には老け役で残念だったのでは
笑也丈は相変わらず、美しい…そして、老けてなかった
相当な運動量のお役でしたけど、以前のお役よりは衣装が軽くなった分
動きやすかったのかも
なんて意地悪なこと思ったりして。
ワタシのご贔屓の春猿丈は悪女のお役
色で惑わせる割に、嫉妬に狂うという烈しいお役。
結局、ミイラ取りがミイラ…なのかなぁ
そう思うと哀れかもねぇ…
でも、相変わらず、可愛らしかったわ
そういえば、福士くんに可愛い
とおっしゃっていたお姉さまも
『可愛いわねぇ』と再び、漏らしていましたわ

何気で美味しいお役は右近丈だったのでは
2幕後半からの登場
猿之助丈の師となる仏師のお役。
そして、不動明王の化身になって再登場
…存在感大デスものぉ

猿弥丈のお頭思いの盗賊もいい感じ
仁にあったお役ですもんねぇ。

門之助丈は計算高く天下を捕ろうと目論む貴族のお役。
品のある風情なので、毒々しくならない
これもまたこの方にピッタリのお役。
最期は、斬られて、朱雀門から落っこちてましたけど

佐々木蔵之介さんは、立ち姿がキレイでした。
他の客演陣より、歌舞伎らしい場面での登場が多いので
浮いていましたけど、各々、浮いてもおかしくない設定で
なるほど~と思いました
村では、農民の中に混じった、領主の息子。
都では、貴族の中に混じった、田舎育ちの役人。
とはいえ、殺陣はやはり、違っていましたねぇ…
でも、決めのカッコウがキレイなのでOKと致します
エラそうですみません
猿之助丈とふたり並んでの宙乗り。
宙乗りの間も、ゆっくりと手足を動かす猿之助丈と違い
動かないままの姿勢で宙乗りしていました
きっと、筋力がいる事なんでしょうねぇ

そして、なんといっても猿之助丈でしょ
良かったよぉ
元々は女形の亀次郎丈が好きだったのだけど、
立役の猿之助丈もカッコイイじゃんと思ったわぁ。
声も動きも
動きに無駄が無く、そして…美しい所作
染五郎丈のパルコ歌舞伎に出ていた頃より
しなやかになったなぁとつくづく。
TVドラマや、バラエティ、クイズにも
積極的に出ていた成果かしらん

ホント、超スーパー歌舞伎でしたよ。
お約束の紙ふぶきもたっぷりと舞わせて
コクーン歌舞伎のように、ラストに上から大量の紙ふぶきも

スッポンをスッポンとして使わないところは
スーパー歌舞伎ゆずり…でした。
今の時代に、通常の歌舞伎のように
大道具転換の間、幕を閉めて、
お客様を待たせるのは、間延びしてしまい、時代にそぐわない
スッポンや花道などを有意義に使った早い展開を
先代の猿之助丈がお考えになったと聞いた気がします。
映像や、浅野さんを巧く使った(笑)時間稼ぎ
違和感なくこなせる浅野さんの卓越したが巧く使われていました。
戸板倒しを本舞台でやっている間に、
花道では捕り手がふたりに縄をうって、キレイに決まっていて
どちらを見るか悩んだわぁ

そして、何と言っても、一番かっこよかったのがラスト
戸板起こし!!!
…という言葉があるのかわかりませんが…
戸板倒しを逆回しにするかのように
落ちている戸板を起こすのを使って一気に、朱雀門に駆け上がる
これが、とにかくかっこよかったのデスよ
観客からも、おぉぉと思わず声が上がっていました。
これを拝見出来ただけでも、この舞台を観た価値がありましたわぁぁ
ちょっと大袈裟
ところで、この技、使った方は過去にもいらっしゃるのかしら
初めてだったら、悔しがっている方がいらっしゃるかも…。
特に染五郎丈あたり…(爆)

仏師だから、空はソラじゃなくて、クウかと思っていましたけど
ソラと読むんですねぇ。セリフではカラと読んでいましたねぇ。
悩む仏師は猿之助丈に重なって見えました


スーパー歌舞伎II(セカンド)
空ヲ刻ム者
―若き仏師の物語―

   
十和 市川 猿之助
長邦 市川 門之助
双葉 市川 笑 也
菖蒲 市川 笑三郎
興隆 市川 寿 猿
喜市 市川 弘太郎
時子 市川 春 猿
吾平 市川 猿 弥
九龍 市川 右 近
   
伊吹 福士 誠 治
鳴子 浅野 和 之
一馬 佐々木蔵之介









 
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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/04/02(水) 21:04:26
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