Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 五月花形歌舞伎・夜の部 】@明治座 26年5月



三代目・猿之助丈の舞台はもちろんのこと、
海老蔵丈の【伊達の十役】も拝見していないので、
初めて、拝見する舞台デス

猿翁丈が染五郎丈に勧めたというのだから、
きっと素晴らしい舞台であろうと信じて
千秋楽のチケットをとりました
演じているうちに、
どんどん自分のものにしていく 染五郎丈ですからネ

本日も、当日のメモをもとに書かせていただきます。
勘違い、物忘れ…はご容赦下さいませ

昨日の【ボクらの時代】で染五郎丈が言ってましたけど、
二月の博多座の花形歌舞伎では、
昼夜2公演ともこの演目をやるそうな。
現猿之助丈も驚いていましたものねぇ
チャレンジャーだなぁ~
演じれば演ずるほど、吸収する染五郎丈だから
スッゴイことになっちゃうことでしょうねぇ

三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

 鎌倉稲村ヶ崎で亡父の亡霊から
鼠の妖術を授かった足利家の悪臣仁木弾正。
弾正は亡父の無念を晴らすため、当主の足利頼兼を遊興に仕向け、
跡継の鶴千代を毒殺しようと御家横領を企てる。
一方、足利家に仕える絹川与右衛門は、
腰元累との不義で手討ちになるところ一命を助けられていた。
弾正の隠謀を知った与右衛門は、悪事を防ごうとするが・・・。

 仙台藩伊達家の御家騒動を題材にした作品の一つに
文化12(1815)年に初演された
四世鶴屋南北の『慙紅葉汗顔見勢』があります。
通称「伊達の十役」と呼ばれるこの作品は、
七世市川團十郎が登場人物十役を早替りで勤め大当たりをとりました。

 その後、上演が途絶えていた幻の作品を、
昭和54(1979)年に三代目市川猿之助(現・猿翁)が
明治座において復活上演したのが本作です。
御家横領を企む仁木弾正の物語を中心に、
横軸では与右衛門と累の物語も絡み、
善人と悪人、男女の十役を四十数回の早替りと
宙乗りなどの仕掛けで見せるスペクタクルな趣向は大好評を得ました。

 この度は、染五郎が初役で十役に挑みます。
口上の後の発端では仁木弾正に妖術を授ける「術譲り」をはじめ、
序幕の与右衛門と傾城高尾、土手の道哲の三役早替りや
二幕目の六役早替りのだんまりなど、
趣向を凝らしたみどころが続きますが、
三幕目の鶴千代の乳母政岡の我が子千松を犠牲にする悲劇の物語は、
この作品の奥行きを気品ある女方で見せます。
その後には、力強い男之助から仁木に替わっての「宙乗り」となり、
猿翁演出の見どころの一つです。さ
らに、四幕目の裁き役の細川勝元が爽やかな弁舌をふるう場面での
あざやかな台詞の応酬は俳優の力量が発揮されます。

 明治座では32年ぶりの上演となる話題作をお楽しみください。


HPより抜粋



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私的感想です



ついつい早替わりに興味がいってしまった序幕、一幕目より、
じっくりと、【伽羅先代萩】の名場面を見せた三幕目が良かったかなぁ
というのも、思いの外(と言っては失礼だけど)乳人政岡が
素晴らしく良かったのだわぁ
政岡と言えば、立女形の大役ですからね
我が子の千松を犠牲にする悲劇の物語に今回も涙・涙…
歌六丈の八潮、秀太郎丈の栄御前が素晴らしかったのはもちろんのこと、
子役ちゃんが健気で泣かされるのだわぁ 

高尾太夫と腰元累は、正直、政岡ほどではなかったけど、
ただ、どちらも美しくて、けなげで、はかない…
ずいぶん前に拝見した【桜姫東文章】の時は、
美しかったけれど、立役のひとがやっているなぁ
と、いう違和感がありましたものねぇ
この間の染五郎丈の努力を思うと、涙が出ます

仁木弾正のゆったりとした宙のりも良かったわぁ
空中を歩いて去っていくといった感じで、
妖気が漂って、でも威厳があって、
最後にニヤって笑ったのが、また良くてねぇ
悪い男なのに、惚れちまうだろ~~~

一幕目では道哲が良かったかなぁ。
どこか憎めない、河内山に通ずるとこがあったような

絹川与右衛門では、主君に忠義をつくす誠実さが伝わってきましたし、
足利頼兼は、上品でしたねぇ 
でも、一番素敵な2枚目だったお役は細川勝元でしょう
情け深くて、キリっと知的、爽やかで…ステキでした      

早替わりに興味がいってしまったと最初に書きましたけど、
その転換はとてもスムーズでしたし、
めまぐるしいとは思いませんでしたわぁ
四十数回の早替りですから、裏では、大奮闘なのでしょうけどね。
そういえば、千秋楽まで共に頑張ったであろう鎌が
舞台上で折れるというアクシデントがありました
それにも、慌てず対処してました。
早替りには、アクシデントがつきものですから、
慣れてたんでしょうねぇ

カーテンコールもあって、満足。満足。大満足

休養されてからの染五郎丈。
声がスゴク良くなってますよねぇ。
高い声はまだ少し弱い時があるけど、
低い声が力強くなったなぁ~と感じています
だからこそ、この十役が遜色なく演じられたのでしょうねぇ

今後もどんどん良くなるであろう染五郎丈。
ぜひぜひ再演をしていただきたい



慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)

三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

市川染五郎十役早替り宙乗り相勤め申し候

発 端 稲村ヶ崎の場
序 幕 鎌倉花水橋の場
    大磯廓三浦屋の場
    三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 足利家奥殿の場
    同  床下の場
四幕目 山名館奥書院の場
    問註所門前の場
    同  白洲の場

   
口上
仁木弾正
絹川与右衛門
赤松満祐
足利頼兼
土手の道哲 市川 染五郎
高尾太夫
腰元 累
乳人政岡
荒獅子男之助
細川勝元
   
沖の井 市川 高麗蔵
渡辺民部之助 中村 亀 鶴
京潟姫 中村 壱太郎
山中鹿之助 中村 種之助
新造薄雲 中村 米 吉
新造小紫 大谷 廣太郎
笹野才蔵 中村 隼 人
松島 中村 児太郎
大江図幸鬼貫 中村 吉之助
渡辺外記左衛門 松本 錦 吾
山名持豊 大谷 桂 三
三浦屋女房松代 坂東 竹三郎
八汐 中村 歌 六
栄御前 片岡 秀太郎

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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/11/24(月) 21:57:07
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