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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 君となら 】@パルコ劇場 2014年8月




毎回楽しみにしているパルコ劇場の看板
昔、懐かしい、映画館の手書きの看板を思い出させてくれるから。
印刷とは微妙に違うのが味わいがあって良いのです
でも、今回は手書きじゃなかったのかなぁ
というほど、良い出来でしたの。

と、このメモを書いた時はこう思ったのですが、
先日行った時によく見たら、印刷に変わっていました。。。




嘘が嘘を呼び、劇場を誤解と笑いで満たす、
抱腹絶倒の傑作お茶の間コメディ!!

もしも娘の恋人が、父親以上に年の離れた人物だったら…。
好きだけど隠したい、そんな彼が突然家に訪ねてきたら! 
嘘が嘘を呼び、劇場を誤解と笑いで満たす、抱腹絶倒の
傑作お茶の間ホーム・コメディ!
映画「素敵な金縛り」、ドラマ「大空港」と三谷幸喜作品に
出演した竹内結子が氏の作品で初舞台を踏む!

HPより抜粋





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ネタバレありの…私的辛口感想です


今回もあらすじをちょこっと。

今日は年に一度の家族のイベント日。
ホテルの清掃員として働いている長女も
東京郊外の理髪店の実家に戻っている。

彼女には実業家の恋人がいるが、
実は50歳も年上の70代で、
亡くなった妻との間には、
自分と歳が変わらない息子までいる。
恋人の存在は両親に伝えているが、
青年実業家と勘違いしているので、
なかなかその事実を伝えられずにいた。
実家に帰ったのを機に事実を伝えるべきか
妹に相談するが、なかなか決心がつかない。

そんな時、突然その実業家が実家に訪ねて来てしまい
思わず嘘をついてしまった。
共犯者になった妹を巻き込んで、
ついた嘘がばれないように、また嘘をつく。
そして、どこかにほころびができ始めると、また嘘をつき、
いろんな人間を巻き込んで、さらに誤解がそれに拍車を掛けて…。
という 三谷幸喜氏お得意の
すれ違いのドタバタコメディが展開されていくのです。

東京近郊の理髪店という、いかにも昭和な舞台設定や、
ポケベルのギャグなど、ちょいと古さを感じて、
再演なんだなぁと感じましたわねぇ
そこは、三谷幸喜氏。
古さを逆手にとって、ナツメロをガンガンかけて
ノスタルジック感を全開にしていていました

いつもキャスティングが良いなぁと思うのですが、
今回はちょっと…
キャラと合わない気がしてしまったのが、長女役でした
この長女のお役は、良かれと思ってついた嘘が
トラブルを拡大してしまう、天然ボケのトラブルメーカー
あくまでも場を和ませるための嘘…のハズなんですが、
ワタシの彼女へのイメージがおよそ違うので、
なんだか、計算高く思えたりして、
すんなりと納得できなくて、
なんとなく反感を買ってしまったんですよねぇ
歳の離れた実業家との恋愛も、ほんわか~って感じしなくて、
何となく遺産目当てという風に感じてしまったなぁ

母性愛が強くて、のほほんとしているのに
ストレスに過敏な母親を好演していた女優さんとの
歳の差もあんまりないので、そこのバランスも悪かった~

調べてみたら、 初演の長女役は斎藤由貴さんなんですねぇ
なるほど~~という「天然」キャラですな。
三谷映画では、コメディエンヌぶりを発揮していた女優さんですから、
脚本のイメージとあまりに異なる今回のキャラは難しかったのかな~
知的過ぎる美しい顔が、計算高く見えちゃっていただけかも…。
と、自分の辛口をフォローしてみたりする

一方、恋人の老実業家も艶っぽさがもう少し欲しかったかなぁ
可愛らしいおじいちゃんといった感じで
恋愛対象にならないような…
ダンディで真面目な人格の実業家だとは感じたのですが…。
あんまりギラギラしていても違うんですけどね。
こちらは初演、佐藤慶さんですか…結構、硬いお方だったのですね。
でも、艶っぽいですな。
枯れた感じが大好きな…渋い役者さんだけに残念な気がしました。
カップルのどちらかが違えば、また異なった印象になった気がします
再演のキャスティングというのは難しいのですねぇ

今回の一番の好演は草刈正雄さんでしたねぇ
【汚れた英雄】から続いているキラキラした男っ前のイメージとは
かなり異なっているキャラだったのに、とっても良かったんです
頑固だけど、おっちょこちょいで、娘をとても愛してる
…のんびりしたお父さんのお役でした。
このお父さん、かつては、けっこうな女たらしだったような気がするので、
その風情が草刈さんにピッタリだったのかも~~
だらしないけど、ある意味カッコいいオヤジだもんね。
そのオヤジが翻弄されるのが可笑しい

そして、イモトアヤコさんの演技がお上手なのにもビックリしました
姉の嘘を守るために、必死に嘘をつきまくってました(笑)
ふりきれてましたねぇ

キャスティングが云々~と言ったものの
結局は…面白かったのでした。
再演を熱望されていたという脚本の良さでしょうねぇ
キャラが複雑に絡み合って、 互いの思惑や勘違いが
観客の目の前で、立体交差をしていきます
それを離れたところから見ているワタシたちは、
すべてを知っている神さまのような気になったり、
誰かの立場になってみたり、このドタバタを体感するのです

特に、年に一度の流しそうめんのイベントで、
それは最高潮になります。
絡まった人間模様と、セリフの掛け合で、ますますドタバタに
どういう結末に落とし込むのかなぁ~というあたりで、
恋人の老実業家が、 一気にその場を静寂に落とし込む
真実と、その思いを吐露します。
でも、そのまま、しっとりと終わらないのが三谷作品。
父親の夢をかけたバスケット対決が、次第に意味不明になっていくなど、
いつもながら緩急のある、ドラマティックな展開に、
満足させられてしまうのです

面白い舞台であったことは、間違いないです
はい。ちゃん。ちゃん。


作・演出:三谷幸喜

出演:竹内結子/ 草刈正雄/イモトアヤコ/長野里美 
    長谷川朝晴/木津誠之/ 小林勝也 


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/12/07(日) 20:55:13
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