Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 酒と涙とジキルとハイド 】@天王洲・銀河劇場 2014年5月



ロバート・ルイス・スティーヴンソン原作「ジキル博士とハイド氏」を基に、
三谷幸喜が満を持して挑む、
シチュエーションコメディの最新作!!

STORY
舞台は19世紀末のロンドン。
ジキル博士が開発した新薬は、
人間を善悪二つの人格に分ける画期的な薬、のはずだった。
それを飲んだジキル博士は、別人格のハイド氏に変身する、はずだった。
学会発表を明日に控え、薬がまったく効かないことに気づいたジキル博士。
追いつめられた末の、起死回生の策とは?

HPより抜粋



三谷幸喜脚本×現代劇の舞台に立つ愛之助さん
こりゃあ~観るしかないでしょ
拝見したのは、5月の銀河劇場です。。。



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ぽちっと一押しお願いします


ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です



開演前のアナウンスが…今回は三谷幸喜氏では無くて、
さまぁ~ずのお二人でした。優香ちゃん繋がりでしょうねぇ

【ジキル博士とハイド氏】をベースにした三谷さんのオリジナル脚本
今回は、完璧なる喜劇デス。こういう脚本は久し振りかも~~
1幕・ノンストップで105分(くらいだったと思う)

原作との共通点は…
善悪の人格を切り離す薬を開発しようと試みたジキル博士が、
実験に失敗する-- というところだけ

ジキル博士は開発した新薬を、実験する為、自分で飲んだ
と、別人格のハイド氏に変身する ハズはずだった。
…が、失敗。なんの変化も起きない
医師学会発表で行う公開実験は翌日に迫っている。

ジキル博士は名声と実験補助金を失うことを恐れ、一計を案ずる。
実験室に面接に現れたのは、売れない役者ヴィクター。
破格の待遇で雇われたヴィクターが演ずるのは、
薬を飲んだジキル博士が変身する<悪の人格ハイド氏>
『二人の人間による入れ替わり芝居』で乗り切ろうという作戦だ。

最初は断ったヴィクターも、助手のプールに因果を含められ、
渋々納得して、実験見学者を納得させるための芝居の練習を始める。
そこに、ジキルの婚約者イヴが現れ、
ジキルが変身した(と思い込んでいる)ハイドに出会い、
好きになってしまって…。。。
このイブは清楚なふりをしているが、
実のところ、官能小説が好きなお転婆娘という二面性を持っているんです

ジキル博士⇒
淑女のイヴが好き

淑女のイヴ
⇒ジキル博士が薬を飲んで変身した(と思い込んでいる)
 (実はヴィクターが演じてる)ハイド氏が好き

ヴィクター⇒
『薬が効いた』と思い込んだイヴから現れた あばずれの人格・ハイジが好き

ハイジ
⇒真面目で可愛いジキル博士が好き

という、ぐるぐる回る三角というか四画関係が、とにかく可笑しいんだわ
お腹よじれる…腹筋崩壊ってヤツです
その妙な四角関係を、我関せずといった感じで眺めつつ、
絶妙なタイミングで、<人格を分ける薬>や<解毒剤>と称した薬を渡して、
すべてをコントロールしてる助手のプールというのは、曲者デスな
完全に状況を楽しんで、場をかき回していました。
影の主役デスよ。私もあのポジションに立ってみたいわぁ

薬によって現れたと思っていたあばずれのハイジが
自分の思い込みであったことを知ったイヴは、
その事を恥ずかしく思いながらも…受け入れました
そして、翌日、ジキル博士が嘘の発表をしようとしている事を
自分の父に話して、ジキル博士との婚約も解消すると言って、
その場を後にします。
この辺り、女はキッパリしてます。

ここで、ワタシは舞台の題名と似た歌を思い出していました。

【酒と泪(なみだ)と男と女】

またひとつ女の方が 偉く思えてきた
またひとつ男のずるさが 見えてきた〜

イヴの言葉にショックを受けたジキル博士は、号泣
その涙が開発中の薬に落ちると…部屋にモクモクと充満する煙
もしや、薬が完成したとか
な~~~んて、ことはありません。

はい。ちゃん、ちゃん

世の中、そんなに甘くはありません。



愛之助さんのストレートプレイ楽しめました
ジキル博士の、ちょっと浮世離れしている感じは、
一般的な歌舞伎役者のイメージなのかもねぇ。
間がね…歌舞伎役者は違うからなぁ。。。
ハイジになったイヴに襲われて、オタオタしていて笑っちゃいましたわぁ。
歌舞伎ではあぁいうお役はまずやりませんから…得した気分(

藤井隆さんの熱演なしでは、なかった舞台よねぇ
喜劇だから、コミカル…っていう単純な動きだけではなく、
力技で、笑いにもって行くパワーっていうのも、必要な舞台だから、
このキャスティング納得です

熱演のヴィクターとは真逆の立場にいたプール役の迫田孝也さん
いい距離感で、絶妙でした

そして、なんといってもイヴ役の優香ちゃん
初舞台とは思えません。新しいコメディエンヌ誕生デス
長い間、志村けんさんとやっているので、喜劇の間が解ってるんでしょうねぇ
淑女のイヴの可憐さと、あばずれのハイジの妖艶さ。
ヴィジュアルの美しさも兼ね備えていますからね~
ただ、惜しかったのは、 声が枯れてしまっていたことかなぁ
ワタシが拝見したのは、長丁場の公演の最後の方だったからかもしれません。
ハイジになった時の演技は、かなり咽喉に負担がかかる感じでしたものねぇ。
今後の為にも、是非、ボイトレをしていただいて、
また新しい舞台に立って欲しいデス

とにかく、笑って笑って、何も残らない舞台。
三谷氏が言っていた通りの大笑いの舞台でした
そんな喜劇が書きたくなったんでしょうねぇ~。
311の頃、一番厳しい舞台を上演していたことを
悲しんで(?)悔しがって(?)いましたものね。


<出演>
片岡愛之助

優香

藤井隆

迫田孝也

<スタッフ>
作・演出:三谷幸喜


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  1. 2014/11/15(土) 22:55:05
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