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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【紫式部ダイアリー】@PARCO劇場 2014年11月



出来がどうであれ(失礼)、三谷幸喜氏の脚本の舞台は
観ておきたい。。。今回もプラチナチケットでしたが
無事getしました
昨日、拝見したばかりですが、感想を書きなぐってしまいました
勢いで書いておりますので、いつも以上に乱筆でございます。

渋谷で、19時開演だからか、
斉藤由貴&長澤まさみというキャストだからか
劇場内には、サラリーマンの姿がかなり目立ちました

PAROCO劇場の看板。
やっぱり、チラシの拡大写真になってしまったのですねぇ。
以前は、昭和の映画館のような手書きの看板で、
毎回、楽しみにしていたのです。残念。
もう、書ける方いないなったのかも…

作家三谷幸喜が「作家」についての舞台に挑む。
登場人物はすべて「オンナ」。
紫式部と清少納言の才媛を巡るオンナの戦い。

「コンフィダント・絆」(2007)、
「国民の映画」(2011、2014)
「ホロヴィッツとの対話」(2013)と
海外の芸術家たちを題材とした「芸術家三部作」。
その三谷幸喜がPARCO劇場での新作に選んだのは「作家」。
しかも平安時代の女流作家 紫式部と清少納言です。
タイトルは『紫式部ダイアリー』。

「源氏物語」で一躍注目を集め、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手作家 紫式部。 
「枕草子」が大ベストセラーとなり、
エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言。
そんな二人が作家としての、そして女としての、
人生を賭けたプライドがぶつかりあいます。

舞台という「リング」の上で三谷幸喜が書き出す「言葉」の戦い、
「書くこと」にプライドをかけた二人の女流作家の火花が散ります。

書くこと。
それは自分との戦いか、
それともライバルとの戦いか。


作家 三谷幸喜が「作家」についての舞台を書き下ろします。
そして、初めてオンナ同士のバトルを描きます。

今回の上演にあたり、三谷幸喜が選んだ女優はこの二人。
若手作家 紫式部を演じるのは、
「わが家の歴史」(10年)以来の三谷作品出演となる、長澤まさみ。
本作が三谷幸喜の舞台作品へは初出演となります。
初舞台『クレイジーハニー』(2011年/PARCO劇場)から
3年振りにPARCO劇場への出演となります。

そして大ベテラン作家 清少納言を演じるのは、
三谷の舞台作品には『君となら』(95年、97年)以来となる斉藤由貴。
東宝「シンデレラ」オーディションでデビューし、
同じ事務所の先輩後輩でもある二人が
どのような「バトル」を繰り広げるのか・・・。

どうぞご期待下さい!

HPより抜粋




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ネタバレあり…の、私的辛口(?)感想です


三谷幸喜作品には珍しい幕開きでした
劇場アナウンスもノーマルだったし…。
開演ベルもなかったような
いきなり中東の音楽が大音量で流れて、
会場内が暗くなり、幕開き。

舞台の端から端まであるような大きなバーカウンター。
(舞台上の廻り舞台の端から端の長さのバーカウンターで
 カウンターを回して、時間経過や立場の転換など表しながら、
 お話は進行していきます
シェーカーをふっているバーテン…と
バーカウンターには後姿の女性がひとり。
座りにくそうに、止まり木のあるカウンターのスツールに座っている。
待ち人を長時間待っているようで、なにやら落ち着きがない
そこへ現れた細身で美しい女性…紫式部だ。

という感じで始まり、終始、おんな同士の会話劇。
ストーリーというほどのものはないかなぁ

とにかく、長澤まさみちゃんが素晴らしく良かった
舞台で拝見するのは初めてでしたが、
ここまで出来るとは…ビックリ
キレイなことはわかっていたけど、声もスゴク出ていました。
聞きやすいし 素晴らしい~~~
そして、TVで見ていた通り、細いし、スタイルも美しい。
肩のラインは美しく色っぽく、同性ながら、後姿には惚れ惚れ
これでは劇中で紫式部が言っていた評価と同じか
『美しく生まれた者の苦労を知らな過ぎる』というセリフがあったけど、
このセリフを言っても、許される美くしさです
そして、美しいだけでなく、演技も良かった。
ほぼ、ふたり芝居ですから、斉藤由貴ちゃんとガッツリ組んで
存在感がありましたから、たいしたもんです

この紫式部、自由奔放で、言いたいこと言っているようでも、
ホントは心の闇がありそう。
清少納言にイヤミを言ったり、偉そうに意見してるけど、
本当は尊敬していて、相談したいことがいっぱい
でも、素直になれないプライドの高いおんな。
チヤホヤされているのに、孤独を感ずる。
屈折していて、未来の自分への不安感を抱えてる。
自分もすでに追われる立場になってるからね。
才能よりも、美しい外見があるからこその評価だと決めつけ、
正当に評価されていないという不満。
そんな感情を、怒ったり、笑ったり、泣きそうになったりしながら、
清少納言にぶつけまくってました

それを受ける清少納言。柔軟でしたねぇ
三谷幸喜氏の女優・斉藤由貴への絶対の信頼を感じましたねぇ
落としどころは、斉藤由貴さんでしたもの。
一番、共感したところ…清少納言がバーカウンターのスツールに
苦労して座る…乗る図、経線ありますわぁ
クルクル回転するし、高いしねぇ。
ワタシは、ちびっこな上に昭和体型なもんですからね~
でも、斉藤由貴さんは、ブサイクではないわよ。うん。
体型は…幾分、昭和っぽいけど、細いもん。
ごんちゃんは全然、大丈夫
(全然の後に否定文が続くのは、誤用といわれるけど、
 戦後になってからは、肯定文が続く使い方が普通になったそうな。
 そして、誤用としてよく言われる、<申し訳ございません>を
 三島由紀夫も使っているそうですよ。
 おっしゃられるという誤用も、市民権を得ているものねぇ

それにしても、先輩後輩関係にある女性同士の
微妙な感じを三谷幸喜が何故書けるんでしょう
実は女の人なのって思うくらい。
女子会の会話に、耳をそばだてていたんでしょうかね
酒の席とは言うものの、あれだけ言い合っても、
少し経つと普通に話してたり…
実は共通の的。和泉式部がいたからか
まぁ、女性の場合、他人の話って、
聞いているようで、聞いてなかったりするからねぇ
この舞台って、メッセージ性とかはなんもないよなぁ(笑)
有名女性作家同士の女子会を盗み聞ぎしただけ。
それで良いんだとおもうわぁ。

幕切れの清少納言のセリフ。
<千年先の人たちにむけて書く>
今の人々の評価に左右されずに…三谷幸喜氏も思ってるのかな

清少納言が覗き読んで、
大笑いした紫式部ダイアリーには、いったい何が書いてあったのやら。
実はなにも書いてない


蛇足ながら、『紫式部日記』を引用してみます。

和泉式部といふ人こそ、面白う書き交しける。
されど、和泉はけしからぬ方こそあれ。
うちとけて文走り書きたるに、そのかたの才ある人、
はかない言葉のにほひも見え侍るめり。
歌はいとをかしきこと、ものおぼえ、歌のことわり、
まことのうたよみざまにこそ侍らざめれ。
口にまかせたることどもに、かならずをかしき一ふしの、
目とまる詠み添へ侍り。
それだに人の詠みたらん歌なん、ことわりゐたらんは、
いでやさまで心は得じ。
口にいと歌の詠まるゝなめりとぞ、見えたるすぢに侍るかし。
恥づかしげの歌よみやとは覺え侍らず


作・演出:三谷幸喜
出演:長澤まさみ 斉藤由貴


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/11/20(木) 21:51:07
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