Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 狂人なおもて往生をとぐ 】@東京芸術劇場 2015年2月

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挑発する狂気、美しく輝くことば、
そして破滅へ突き進む家族の姿…。
日本演劇史に金字塔を築いた清水邦夫の傑作に、
気鋭の演出家・熊林弘高が挑みます。

<あらすじ>
娼婦の館にたむろする若者 出(いずる)は、
娼婦やそこに出入りする客たちに
怒りやいらだちをぶつけ、挑発する。
彼らは出をうまくあしらっているかに見えるが、
実は、彼らはみな家族だということが次第に明らかに・・・・。

精神を病んだ出は妄想の世界に住んでおり、
その妄想に家族はつきあっているのだった。
なぜ、彼は狂気に追いやられたのか。
家族が抱える秘密とは・・・?
個性豊かな実力派キャストを得て、
美しくも哀しい家族劇が幕を開ける。


難しそうだなぁと思いながらも、
このポスターに惹かれて、とったチケットです


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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です



幕開け前、裸足で登場して靴を履く…という演出が、
最後に効いてくるのですな

三角形の舞台。
頂点が奥にあり、底辺が客席側に向かって…
その底辺も斜めに配置されているので、
それだけでなんとなく不安定な気分になりました
幕開け、舞台奥~頂点近く~に置かれた大きな振り子時計が、
不思議な役目を果たしていました。
彼が寝ているベッド(棺桶みたい)、寝室
…そこでは時が止まっているという事なのかな。
立っていた時計が二階へ上がる階段のような見立てになって、
掴まっていた福士くんごと、倒れた時、
大きなバタ~~ぁぁぁンという音が。
地響きを伴っていて、視覚的よりも感覚的に響きました

福士くん難しいお役でした
スーパー歌舞伎セカンドでは、少し頭が弱い役でした。
今回は、…狂人のお役。
美しい狂人は、哀しみを誘うのは何故でしょう。

久しぶりに拝見したけど相変わらず艶っぽい緒川たまきさん
畜生道に落ちるかぁ。

鷲尾さんもさすが
ザ、母。今回のお役は母性愛、家族愛に満ちていました。
今回のようなシリアスな演技もですが、
コミカルな演技まで何でもこなす役者さんですよねぇ

東京ガスのCMに出ていた門脇 麦ちゃん。
生足がちょっとエッチな感じでした
唯一の外からの人間。
家族のルールとは相容れない。
イライラする感じは、観客と家族共通の感情。
苦悩する弟を初々しく演じていた葉山奨之くん。 
家族の異様な世界から脱しようと試みていましたけど…
劇団NLTにいらした中嶋しゅうさん。
独特な雰囲気を醸し出しているお方でございました
渋い役者陣の骨太な演技で、良かったわぁ

現実と虚構が交差する家族ごっこ。
でも思ったほど、理解し難いとか思わなかったわねぇ
長男が狂人になったのが、
父親が起こした一家心中にあるらしいと判明した第一幕。
紅茶に入れたストレキニーネ…相棒にも出てきたような気がします。

第二幕を観ている途中で、
どっちがどっちだかよく分からなくなる。
本当の狂人は誰なのかよく分からなくなってしまった
現実でも同じかもしれない。

日々、ニュースを騒がしているいろんな事件の根幹のような。
生きていくって大変だなぁ。


善人なおもって往生を遂ぐ、
いわんや悪人をや。


沁みる。


作:清水邦夫
演出:熊林弘高  ドラマターグ:木内宏昌

出演:福士誠治 緒川たまき
    門脇 麦 葉山奨之
    鷲尾真知子 中嶋しゅう



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  1. 2015/03/12(木) 22:31:02
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