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観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【梅雨小袖昔八丈-髪結新三-・三人形(みつにんぎょう】@国立劇場 2015年3月


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梅雨小袖昔八丈~髪結新三~

明治六年(1873)六月東京中村座初演で、
河竹黙阿弥が五代目尾上菊五郎のために書き下ろした
世話物の代表作です。

材木問屋白子屋の娘・お熊と手代の忠七は恋仲。
そのお熊に婿を迎える話が持ち上がります。
これを知った廻り(出張専門)の髪結いの新三は、
忠七にお熊と駆け落ちするように言葉巧みに唆します。
その夜、新三は、お熊を駕篭で自分の長屋へ送ると、
連れ出した忠七を傘で打ち据えて、夜道に置き去りにします。
新三の罠にはまり、主人の娘を拐かされたと知った忠七は、
身投げをしようとしますが、
侠客の弥田五郎源七に引き留められます。
翌日、源七は白子屋から金を預かり、
お熊を返すよう新三に掛け合いますが、
新三は談判をはねつけます。
しかし、大家の長兵衛にはうまく丸め込まれ、
ついにお熊を戻します。
新三に面目を潰された源七は、
後日、新三を待ち受け、二人は果し合いに及びます。

主人公・新三のいなせな風情と悪党ぶりが生き生きと描かれます。
「白子屋」で忠七の髪を撫で付ける手さばき、
「永代橋」で悪の本性を顕す傘づくしの啖呵、
「新三内」で初鰹に大金を出す気風の良さ、
名うての親分をやりこめながら、老獪な大家にしてやられる
面白さなど、みどころの連続です。
忠七、長兵衛、源七など主要な役を演じてきた橋之助が
満を持して新三の挑むほか、充実した配役でお送りします。

三人形

初演は文政元年(1818)四月江戸中村座で、
三段返しの変化舞踊 『其姿花図絵』 の
上の巻として上演されました。
夜桜に彩られた吉原仲之町を背景に、
人形に見立てた三人ー若衆・傾城・奴が、
廓の風俗を華やかに面白く踊って表現します。
錦之助の若衆を始め、児太郎の傾城、国生の奴が
極彩色の美しい扮装で登場するのも、楽しみです。
古風で大らかな味わいの歌舞伎舞踊をご堪能ください。

HPより抜粋

こちらは3月に拝見した舞台の感想です
中村座所縁の演目を成駒屋で上演。
今後のためにも拝見しておきたい舞台です

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私的辛口(?)感想です…

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<髪結新三>
髪結新三といえば、やはりワタシの中では勘三郎丈なので、
目が幾分厳しくなってしまうのは許していただきたいのですが…

拝見する前の感想は、ちょっと新三のイメージとは違うかなぁ
でした。
んで、拝見した後の感想としては、よく頑張っていらしたなぁ
思いの外(失礼)悪くなかったです。

「白子屋」では、誠実で愛嬌のある髪結いという印象
そこはとても良かったと思います。
この場面、話をしながら、髪を撫で付けるので、
とても難しいんだと思います。
(撫で付けと言っても、ただ撫でるんではないです。
 結った髪の乱れたところを櫛で整えて直すといった感じ)
勘三郎丈の撫で付けの所作に
巧い髪結いだという動きの美しさと
江戸っ子らしい粋(スイ)を感じてたんですよねぇ。
キビキビした動きが気持ち良いのと、
手さばきの美しさに艶っぽさまで感じました

「永代橋」では、ガラッと悪の本性を顕して、
忠七を長~~い事、踏みつけたままの傘づくしの啖呵。
ピリっと辛くて、忠七からしたら
『うっそ~~~』と、裏切られた感が強く出ていたかもです。

「新三内」で初鰹に大金を出す気風の良さ、
名うての親分をやりこめながら、老獪な大家にしてやられる愛嬌。
悪くは無かったのですが…。
よく演じていらっしゃる菊五郎丈も勘三郎丈も
愛嬌溢れる方なので、比べてはいけないと解ってはいるのです…

なんでしょう。何かが足りない。
艶っぽさでしょうか。。。
存在感も少し薄いんですよねぇ
でも、まだ初役ですからねぇ。
今後、どんどん良くなっていくのだと、 思います。

そして、今後、新三を演じて欲しい役者さんが浮かんできました。
所作が美しい松緑丈。
悪役に向かなそうな丸顔ですけど(こりゃまた失礼)、
最近、艶っぽくなってきましたもの。
後は…やはり、染五郎丈かなぁ

お熊のお役は、児太郎くん。
児太郎くんキレイになりましたし、格段によくなっていて驚きます
やはり、意気込みが違うのでしょうねぇ。
舞台から応援している成駒屋の若女形です。
ガンバレ~~~~

国生くん、二枚目な大人になりました
彼も児太郎くんと一緒の初舞台で拝見してから、
それだけ時間が経ったのだわぁと実感
手下の勝奴は、目端が利く小悪党
お熊を閉じ込めた戸棚のカギを新三に隠しているあたり、
何やらアニキに隠れてよからぬことをしていそうです。
そういう、大人の悪さが出てくるのはこれからですね~

忠七の門之助丈。なんともお気の毒なお役です。
誠実なんでしょうけど、ちょっと人が良過ぎて、弱いのよねぇ。
って、いっつも、思います
勇ましい名前のお熊(美人なのにこの名前は)は
何故、この男に惚れたんでしょうねぇ
新三と相合傘で寄り添っている姿や、 
橋の上で途方に暮れる姿は美しく…流石、門之助丈。
そうか、お熊は顔で選んだんだなぁ

中村錦之助丈の弥太五郎源七。
年嵩の侠客にしては、少し若々しいかなぁと思いましたけれど、
新三にやりこめられて、イライラと扇子で煽いでいる姿は
江戸っ子っぽくて、ようございました

大家夫婦。
家主・長兵衛には團蔵丈。女房・お角は萬次郎丈。
粘着質の家主と業突く張り婆ぁの夫婦なんですけど、
どこか憎めないのは萬次郎丈でしょうか
泥棒に入られて、ご愁傷様~

江戸っ子の初夏の風情を愉しめる【髪結新三】
『目には青葉 山ほととぎす 初がつを』
ホトトギスの鳴き声、小さな庭に置かれた新緑がキレイな鉢。
そして…初鰹の棒手振りの声
先日、海の家に行った時に、カツオを爆買いしたのは
この影響かしらん


<三人形>
舞台を拝見する前に、聞いた話が頭から離れませんでした。
ずいぶん昔に、まだ若い頃の勘九郎丈(十八世・勘三郎丈)、
八十助丈(十世・三津五郎丈)、福助丈の三人で
三人形を踊ったことがあったらしいのですが、
いつか、襲名して違う名前になった時に
また踊ろうと、言っていたそうです。

現状を思うとなんとも切ない話です

福助丈の息子の児太郎くん。
傾城の姿も匂うような美しさです
艶のある所作はこれからですかね。。。

橋之助丈の息子の 国生くん。
お祖父さまの芝翫丈を目指しているんでしょうか。
精一杯挑んでる感じが伝わってきました。

若いふたりを受ける錦之助丈。
スッキリとした踊りで二人に負けず若々しいけど、ご立派


今後が楽しみな、歌舞伎公演でございました

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河竹黙阿弥=作
 梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう) 三幕六場
     - 髪結新三 - 
  国立劇場美術係=美術      

序 幕 白子屋見世先の場
     永代橋川端の場

二幕目 冨吉町新三内の場
      家主長兵衛内の場
      元の新三内の場

大 詰 深川閻魔堂橋の場   





 三 人 形(みつにんぎょう) 常磐津連中  
 国立劇場美術係=美術    

                          
(出演)
 中 村 橋之助

 中 村 錦之助

 市 川 門之助

 中 村 松  江

 中 村 児太郎

 中 村 国  生

 坂 東 秀  調

 市 村 萬次郎

 市 川 團  蔵 
 
       ほか


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  1. 2015/05/23(土) 21:16:29
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