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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【黒蜥蜴 ~心の世界では、あなたが泥棒で、私が探偵だった~】

20080517111430

日頃は再演にはあまり行かないワタシです…
観たい舞台がたくさんがありますので、我慢している場合が多いのです。
でも、美輪さんの舞台と歌舞伎は特別です。
今回は数年前に拝見した【黒蜥蜴】の再演を観に行って参りました
ロビーのお花は素晴らしいものばかり。
いつもながら、驚かされます…

観劇の幕間にいただくワインが大好きなワタシ。
今回はメニューで目に付いたジントニック
ライムの爽やかな甘さが美味しい~
私的感想です。ネタバレもあります。


ぽちっとな
女盗賊・黒蜥蜴。
美しい物のみを愛し、ダイヤモンドのように冷たい心を持つ女。
人を愛せなかった女盗賊が、
生涯で唯一愛したのは名探偵・明智小五郎だった。

女盗賊と明智小五郎の悲恋を描いた、江戸川乱歩氏の小説
三島由紀夫氏が戯曲化し、
1962年初演、68年に三島の念願が叶い、
丸山明宏(現・美輪明宏)さんを迎えて上演し
空前の大ブレイクとなったという作品です。

気高くて、気性が激しく、妖しいほどの美しさ。
なるほど、三島由紀夫氏が美輪さんを起用したかったのは当然です
今回も美しい~。気品あふれるご婦人。
いつもながら立ち居振る舞いの美しさ
見習わねばと思っちゃいます。
自分の心を素直に表現出来ない黒蜥蜴。
明智の死を前にして、初めて自らの心を吐露する激しさは、
人生で唯一の愛する人を死に追いやらねばならない
哀しみに満ちていました。

2時間ドラマでもそうですけど、
江戸川乱歩作品で気になるのは、
乱歩特有の仰々しさ…
古き良き時代って感じなんだけどねぇ。

再演となった今回の【黒蜥蜴】の舞台は、
その辺の堅さを、現代風に巧~くアレンジしていました
昔風の紳士の象徴、明智小五郎。
しっかりした顔立ちや声、立ち居振る舞い、
全てにおいて、高嶋政宏さんにピッタリのお役です。
キザで浮きまくるセリフと、軽口を混ぜることによって
違和感がかなり薄まっていたように思います。

手下との会話にも現在の世相や笑いを取り入れていましたし、
その他、大勢の役柄の衣装にも現代を反映させていました。
古めかしいボクちゃんっぽい男やいかにもの紳士や着物姿ご夫人は
今頃の東京タワーにはいなそうですが、
現在の女子高生やギャル男っぽい男も混ぜて、少し中和していました。

第2幕の幕際のセリフはかなり大仰なので、
それを逆手にとって、歌舞伎風の言い回し&演出にしてありました。

再演でさらに良い作品になっているのを体験すると、
観たい再演舞台が増えちゃうじゃないですか~
美輪さ~ん、責任とって下さい

黒蜥蜴のセリフで気になった言葉。
『心の醜さが顔のシワやしみを作り醜い姿に変えてしまうのよ
こんな内容だったと思うのですが…。
醜い心を抱かないようにも心がけねばいけませんネ


原作: 江戸川乱歩
脚本: 三島由紀夫
演出・美術・衣裳: 美輪明宏
出演: 美輪明宏、高嶋政宏、木村彰吾 ほか
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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/05/18(日) 13:14:33
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