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舞台 【 ウ-マン・イン・ブラック <黒い服の女>】@パルコ劇場 2015年8月

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たった二人の男優で語る英国ホラー演劇の傑作!
新キャストを迎え、7年ぶりの上演決定!

英国発ゴシック・ホラーの決定版、
『ウ-マン・イン・ブラック<黒い服の女>』。
12の言語に翻訳、世界40余国で上演され、
ロンドンのウエストエンドにあるフォーチュン・シアターでは、
今年26年目になるロングラン公演になります。

女流作家ス-ザン・ヒルの同名小説をもとに、
スティ-ブン・マラトレットの脚色、
ロビン・ハ-フォ-ドの演出で舞台化されたこの作品は、
1987年にスカーバラの
スティーヴン・ジョセフ・シアターで幕を開け、
ロンドン、ハマ-スミスのリリック・シアタ-、
プレイハウス・シアターを経て、
1989年6月にはウエストエンドのフォ-チュン・シアタ-で
上演を開始、瞬く間にロンドンっ子を恐怖で震え上がらせ、
大評判となりました。

『ウーマン・イン・ブラック』は、
“恐怖”という感覚を見事にエンターテイメント化した作品です。

観客のいない劇場。
本来なら何百という人の息が聞こえてきそうなその場所で、
たった2人の男、中年の弁護士と若い俳優が、
過去に体験した世にも恐ろしい出来事を、
劇中劇の形を借りて再現していきます。
俳優は若き日のキップスを、
弁護士は彼が出会った人々を演じながら・・・。

物語が進むにつれ次第に観客は
想像力を駆使せざるをえなくなり、
同時に、ひたひたと迫ってくる恐怖の予感に出会うのです。
各紙演劇批評の絶大な支持を得た音響効果が
そこに追い討ちをかけます。
そして観客は、断崖から突き落とされた様な
恐怖の感覚を体験するのです。
『ウーマン・イン・ブラック』は、
俳優がその才能を大いに発揮できる脚本であり、
さらに、照明、音響、舞台装置がシンプルゆえに
非常に有効であるという、
演劇ならではの普遍的な面白さがあります。
それが、国境を超え世界40ヵ国あまりで上演される所以です。

日本での上演は、
1992年、93年(斎藤晴彦/萩原流行)、
96年(斎藤晴彦/西島秀俊)、
99年、2003年、2008年(斎藤晴彦/上川隆也)
と回数を重ねてきました。
パルコ・プロデュースの中でも、
観客からの再演希望が多くその評価は絶大なものです。

この作品の持つ手法
-“語り”の力で風景や情景を想像させ恐怖を感じさせる-は、
“蝋燭を囲んで語られる怪談話”に馴染み、
落語や講談に代表される
伝統的な“語り”文化を持つ日本人にとっては、
より効果的であったに違いありません。

パルコ劇場で、繰り返し大切に上演を続けてきた、
『ウ-マン・イン・ブラック<黒い服の女>』。
オリジナル演出家のもと、翻訳、キャストを一新し、
さらにクオリティを高め、2015夏、7度目の上演に挑みます。
どうぞご期待ください!


そつなくこなす勝村政信さんと、
イケメンながら曲者に見える岡田将生くんが
どのように仕上げてくれるのか、愉しみな舞台でした


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原作 : スーザン・ヒル
脚色 : スティーブン・マラトレット
演出 : ロビン・ハ-フォ-ド
翻訳 : 小田島恒志
出演 : 岡田将生/勝村政信


中年の弁護士アーサー・キップスが
若い俳優サム・デイリーに助けを求めるところから物語は始まる。
自分が若い頃に体験し、隠してきた ある恐ろしい出来事を
家族や親族に伝えうために書いたこのノートを
家族たちの前で朗読したいので力を貸してほしい
とアーサーは分厚いノートをサムに見せる。
そのノートの厚さを見たサムは観客が退屈する朗読ではなく、
演劇にして上演することを提案する。

アーサーは『演技の経験などないので無理』と断ったが、
『過去のあなた(アーサー)の役は僕が演ずるので
 あなたは、あなたが出会った人々を
 棒読みで構わないので演じて下さい
というサムの言葉に渋々納得し、翌日からふたりの舞台稽古が始まる。
劇中劇の主人公が相手役を演ずる
という交錯した人間関係が物語に膨らみをもたせて、
アーサーの恐ろしい出来事が演じられていきます…。


勝村さんが最初、ぼそぼそとセリフを喋った時、
このままだったらどうしようかと心配しちゃったわぁ
棒読みで良い…という設定でしたからね
途中からはガッツリと
衣裳を少し変えるだけで、何役もこなしていましたわ
特に、演じている途中で、ふいに素のアーサーに戻る部分があって、
劇中の登場人物との瞬時の演じ分けが素晴らしく、
流石でございました
やや若々しいかなぁという気もしましたけど、
今後、回を重ねれば気にならなくなるでしょう。
岡田くんは、一部、聞きとり難いセリフがあったけれど、
長台詞も自分のモノにしていたし、何より格好良い
見るからに爽やかな演劇青年で、
アーサーに親身になっているサムにも好感がもてました…。
経験を積めば、もっともっと良くなると思いますわぁ~

精神的に追い詰められていくアーサー(を演じているサム)を
観客みんなが集中して観ているので、劇場内の緊張感がハンパない
客が入っていない劇場の舞台上で
ふたりでリハーサルをしているという設定ですから、
薄暗い劇場の空気感が伝わって来るんですよねぇ

途中、『見えないものをどう表現するのか』というアーサーに
『音響効果によって、見えないものがそこにあるように見える』と
説明するサムのセリフがあるんだけど、
その音響効果に、この舞台を観ている観客も完全に
惹きこまれているのよねぇ






この後は、少しネタバレを含みます






さらに、馬車の事故の音が本気で怖かったわぁ
突然聞こえる物音…苦手なのよ~
誰もいないハズの部屋から聞こえる
ロッキングチェアが動くゴトォゴトォという音。
もうね。完璧にホラー映画なんですよ
肌寒い日じゃなくて、蒸し暑い日に見たかったわぁ
特に2幕目はビクビクし通しで、
背筋ゾクゾク、鳥肌、冷や汗ぞわ~~っと出ていました
おどろどろしい感じじゃなくて、
人間の猟奇的なおぞましさでも無く、ただ静かに。。。
チカチカと点灯する照明、
突然暗転し、電気がついたかと思うとス~っと暗闇に消えるおんな。
黒服のおんなの立ち位置が微妙で、ホントに不気味だったわ
もうね。いないのに居るように見えてくるし…
照明、音響とも、考えつくされていて、
お化け屋敷的な怖さなのよ~~~
そして、アーサーの物語が終演して、素のアーサーとサムに戻り
平穏に終わるのかと思いきや…ぞ~っとするエンディング。
ホラー映画っぽいですかね…。

でも、この女性、
何故、同じような辛い思いをみんなにさせるんだろう。と思ってしまった。
サムの家族に何事も起こらない事を祈りたい…

<カーテンコールはしないでください>
というキャッチコピーがついていましたけど、
普通にカーテンコールがありました
いつもの笑顔のお二人と、薄明るいところで挨拶する女性(笑)
怖いけど…暫く経ったら、また観たくなる舞台かもしれません。




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  1. 2015/09/12(土) 22:12:13
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