Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 グットバイ 】 2015年9月@世田谷パブリックシアター



昭和23年、小説「グッド・バイ」は、
太宰治が新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で
入水自殺を遂げ、絶筆となった。

田舎に妻子を残し単身東京に暮らす男・田島周二は、
雑誌編集者という体裁の裏で闇商売でしこたま儲け、
はたまた何人もの愛人を抱えているという不埒な男。
しかし一転、妻子を呼び寄せ闇商売から足を洗い、
真面目に生きようと愛人たちと別れる決心をする。
田島が愛人と別れるため手を組む美女・キヌ子、
彼の多くの愛人たち、
そして彼らを取り巻く人々をKERAが新たな視点で描き出す。

=======

7年ぶりにKERA ・MAPで公演を行う。
太宰治の未完の遺作を
スクリューボール・コメディに仕立てあげる試み。
太宰フリークに文句言われたって知ったこっちゃありません。
ドライでスピード感のある、粋な群像喜劇になるはず。
いつも以上に気楽にお楽しみ頂きたい。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

HPより抜粋


気付いたら、9月の公演から感想を書いていませんでした
以前より、観劇本数を減らしているとはいえ、
けっこう、溜まってしまいました
これから、サクッ短めに
当日のメモを素にボチボチ書いて参りまする。。。。。。



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ネタバレあり(?)…の私的感想はこちらをクリックしてください。




[原作]太宰治「グッド・バイ」
[脚本・演出]ケラリーノ・サンドロヴィッチ

[出演]仲村トオル 小池栄子
水野美紀 夏帆 門脇麦 町田マリー 緒川たまき
萩原聖人 池谷のぶえ 野間口徹 山崎一

太宰治未完の絶筆だというのですが、
どこまでが、太宰治の筆なんでしょうねぇ
と、言うのも、なんとも軽い感じなんです。
太宰治をほとんど読んでいないワタシですけど、
彼のイメージとはまったく違う
物語の導入だけが太宰だと、HPに書いてあったように思うのですけど、
それにしても、ずいぶんと明るい設定です。
絶筆にこの題材を選んだ太宰治の思いには興味があります
っというか、この際、又吉先生にお伺いしたい。

さて、舞台の感想
素晴らしく面白かったぁ~
応援のためにも、スグに感想を書くべきだったわねぇと後悔。

ヘナチョコの色男・田島。
とにかく愛するひとで、愛されるひとで、優柔不断な男。
本人は真剣に悩んで、悩んで、
悩み過ぎて優柔不断になっちゃう。
そして、巧い具合に甘えるし
どこまでも優しいんだもん。ズルイ。
こういう男、面倒見の良いタイプの女のひとは
ほっとけない。好きになっちゃうと思う

やっぱり、仲村トオルという役者のイメージも
良いのだなぁと思います
<あぶない刑事>のあの感じとダブります。
見た目が格好良いのはもちろんのこと声も良い。
TVで見るより、ずっと格好良いと思います。
初めて舞台で拝見した時には、
この俳優さんの可能性にビックリしたものです
実は腹黒い、どっぷりの悪役も拝見してみたい。

その田島が、多くの愛人と別れるために仕立てた
偽の妻・ヌ子のお役は小池栄子
怪力で、傲慢、下品だなんだけど、とにかく美しい女
この小池栄子さんにはいつも驚かされます。
コメディエンヌなんだなぁ。ホントに。
たぶん、そんな器用な方ではないでしょうから
あくまでワタシのイメージですが…)
いろいろぶつかっていってモノにしてきたんだろうなあ
と、彼女の努力を感じます。
今後も、舞台で拝見したい女優さんのおひとりです

そして、数々の愛人たち
夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまきという
個性的な方々が魅力的な演じていました。
どの女性も、チャーミングで、良いひと。
田島がふりきれないのが分かります
一方、妻も美しいのですよ。
こんな妻がいながら、
何故、浮気するのかと思わせる妻・水野美紀。
こころが広く、愛情の深い女性です
池谷のぶえさんの娘も、可愛らしい。
確か…そうだったと思う。

女性陣の魅力ある個性に相俟って、
男性陣の独特な個性が完璧な舞台に仕上げていました
調子の良い先輩には山崎一。
勘違いのやや怖い男に野間口徹。
一本気の部下には、萩原聖人 と本当に良いキャスティング。

そして、
照明と映像、上から吊るされたタペストリー5枚を巧く使っていました。
階段状のパーツに分かれた舞台も奥行き、同時進行、場面展開に
効果的に使われていて、テンポが良くて、飽きさせない舞台でした。

登場人物の心根が良くて、
俳優さんも良く、演出効果もキレイで、
本当に楽しくて、帰り道の足取りが軽くなるような舞台でした

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  1. 2016/01/12(火) 22:32:03
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