Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 ひょこりひょうたん島 】@シアターコクーン 2016年2月

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1964年から69年の5年間、NHK人形劇シリーズとして放送され、
超個性的な登場人物たちが繰り広げる奇想天外、
豪快で壮大な物語と、誰もが口ずさめるテーマソングや
独特のユーモアで、子供から大人まで、
日本中のお茶の間を魅了した「ひょっこりひょうたん島」
(井上ひさし・山元護久原作)が、
Bunkamuraとこまつ座の手により、
全く新しい舞台作品として誕生することとなりました。

脚本を手掛けるのは、
演劇、放送など多岐にわたって才能を発揮する、
劇作家、演出家、小説家、
劇団「遊園地再生事業団」主宰である宮沢章夫と、
劇団「ジエン社」主宰で脚本家、演出家の山本健介。
時代と文化を独断と愛で切り取る鋭い視点で、
「ひょうたん島」に新たな風を吹き込みます。

演出は2014年の『もっと泣いてよフラッパー』、
コクーン歌舞伎『三人吉三』でも鮮烈な記憶を残した、
シアターコクーン初代芸術監督・串田和美。
演劇と音楽を絶妙に融和させ
大胆な舞台空間を現出させる串田演出により、
「ひょうたん島」の世界と、
ある時代の別のストーリーがふわりと重なり合い、
色彩豊かで多層的な作品が生まれるでしょう。

さらに、今回の漂流劇に欠かせない音楽を担当するのは
数多くのミュージカルなどを手掛け、舞台音楽家として活躍、
テレビ、ラジオなどでも数々のヒット曲を生み出してきた宮川彬良。
多くの人に愛された宇野誠一郎の名曲を軸に、自由で多才、
そして自ら”ひょうたん島ファン“と語る宮川が手掛ける音楽と歌が、
ひょうたん島の世界に奥行を与えます。

出演は、その優美な歌声でミュージカル界を牽引する一方、
ストレートプレイでも実力を魅せる井上芳雄
宝塚時代から高い歌唱力、演技力で注目を浴び、
舞台女優として引く手あまたの活躍を続ける安蘭けい
「ファントム」のクリスティーヌ役での
美声が記憶に新しい若手実力派山下リオ
日本を代表する喜劇人の1人として舞台のみならず
映像の世界でも無二の存在感を発揮する小松政夫
役柄により千変万化の顔を見せ、
卓抜な演技力で観客を魅了し続ける白石加代子
ほかに、様々な演出家や主宰などから熱い支持を得、
多方面で活躍中の演技派、小松和重、中村まこと、
山田真歩、一色洋平、久保田磨希。

ウィットに富んだ演技や楽器演奏、歌などで舞台にスパイスを利かせる、
串田作品には欠かせない大森博史、真那胡敬二、内田紳一郎といった
個性的で魅力溢れるキャストが揃いました!


<串田和美コメント>

人形劇『ひょっこりひょうたん島』がテレビで放送されだしたのは、
東京オリンピックの頃。
もう半世紀も前。僕は俳優学校を卒業する前で、
仲間と劇団をつくろうか議論していた。
今みたいに若い連中が勝手にどんどん劇団をつくって
勝手にこわすという時代ではなかった。
東京という街はというと、どんどん壊し、
どんどん新しいものがつくられていた。
それから50年の歴史が流れた。
今新しく『ひょっこりひょうたん島』を舞台作品にするとなると
50年我々は何をやってきたのだろうと考えてしまう。
50年前にはまだ生まれていなかった人たちに、
どんな様相でどんなことを語ろうか考えてしまう。
しかも生身の身体で。
『ひょっこりひょうたん島』はひょっこり現れて、
ひょっこり消えていったような気がする。
それがみんなの心に残っている。観なかった人たちの心にも。
まだ生まれていなかった人たちの心にも。
それは気づかぬうちにそっと、
しかし、したたかに成長しているような気もする。
再会するのが楽しみな、成長する記憶のような舞台をつくってみたい。
それは飛びっきり楽しく、飛びっきり贅沢な芝居の姿になるだろう。


ひょっこりひょうたん島は、
火山の噴火により島が流され、
その島に取り残された子どもたちが、
色んな出来事に遭遇する様を描いた作品として有名です。
その島には親は存在しません。
子どもだけのユートピア。。。

実は、この子どもたちは火山の噴火によって、
すでに亡くなっていて、
【 ひょっこりひょうたん島 】は黄泉の国に向かう
子どもたちの話だった!!

という衝撃的な事実が生前の井上先生の言葉で、
明らかになっています。

いやぁ、それにしても、シュールな舞台でした(;゜0゜)
テレビシリーズは見ていない世代なので、
耳が覚えている歌だけで判断して、
気軽に行ったら、かなりエスプリきいてる。
社会風刺が盛り込まれているのは、
井上先生の意思を串田さんが継いでいるからなのかなぁ。
と、思っていたのですが、この作品の原作者に、
井上ひさし先生の名前がありません…。むむっ?((((;゚Д゚)))))))



本文の 色文字 をクリックするとリンクページに飛びます。


辛口私的感想の続きはこちら…

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「ひょっこりひょうたん島」の舞台化について
2015年7月22日 井上ユリ

『漂流劇ひょっこりひょうたん島』の制作が発表されました。
この発表の中に、原作者・井上ひさしの名前がないことについて
問い合わせをいただきましたので、この間の簡単な経緯と、
井上ひさしの著作権継承者である私の考えを以下に述べます。

今年の五月下旬に、劇団こまつ座から
『ひょっこりひょうたん島』舞台化の企画書とプロット案が送られてきました。
そのときいただいた文書の中に、元の作品は使用せず、
新しい台本で作るので許諾をとる必要はないが、
著作権者である私の理解を得たい、としるされていましたが、
私は6月10日付で舞台化には反対の意思をお伝えしました。

『ひょっこりひょうたん島』というタイトルと、
島が漂流するという設定、各登場人物のキャラクター等は、
山元護久と井上ひさしの創作によって生まれました。
そこにNHKの担当者たち、作曲家の宇野誠一郎、
人形劇団「ひとみ座」、そして声優たちが、
1960年代の時代背景の中でいっしょになって作り上げた人形劇は、
世代を超えて多くの人々に支持される国民的財産となりました。

私は権利者のひとりとして、
この財産を大切に守らなければならない、と思っています。

もし『漂流劇ひょっこりひょうたん島』が
許諾申請の必要がない新作であるならば、
『ひょっこりひょうたん島』の名称、設定、キャラクター、
役名は、使用されるべきではありません。

半世紀にわたって愛され続けているこの国民的財産が、
各関係者の承認を得ることなく、
このような形で舞台化されようとしていることは非常に残念です。

過去の名作の設定を借りて新しい物語を作る、
ということを私は否定するものではありません。
井上ひさしにもそのようにして書いた作品がいくつもあります。
しかし、それはある一定の歴史的時間を経てからされたことであり、
その方法、内容も井上ひさしなりに考え抜かれたものでした。

今回の発表によると、素晴らしい、
才能あふれるスタッフが結集なさっています。
『ひょっこりひょうたん島』という60年代の作品にしばられることなく、
真新しい作品をうみだされることを希望します。

公式サイトより抜粋


なるほど、そういう事でしたか…。
こまつ座の名前の舞台が以前と様子が変わってきたのには、
親族同士のもめごとがあるですねぇ(´;ω;`)
何作か拝見してきた観客のひとりごとですが…。
良い脚本が、見やすい価格で上演されると嬉しいのですけど。

さて、感想の続きです。


今日がダメなら、明日にしましょ
明日がダメなら、明々後日にしましょ
明後日はお休みにして…

という歌が繰り返し出てくるのだけど、
これって、ドンガバチョの歌に似てます。
元歌をハッキリ覚えてないから、
間違えて聞いちゃったのかなぁ(。-_-。)
ドンガバチョの歌だと

今日がダメなら、明日にしまちょ
明日がダメなら、明後日にしまちょ
明後日がダメなら明々後日にしまちょ
どこまでいっても明日があるホイ

らしいですね。
自信はありません。当日の記憶違いかも。
いずれにしても、このドンガバチョの歌と
子どもだけのユートピアというか、
不思議の国(島)というベースが説明無しで設定出来るというのが、
《ひょっこりひょうたん島》という舞台にした理由でしょうかねぇ。

先ほどの歌ですが、前向きにも聞こえるけれど、
本人の過ごし方によっては、単なる先延ばし(´。・ωq)(pω・。`)
やってみてダメなら前向きな話だけど、
やらない理由を探して、ダメ…となるようにしているのなら
おのずと心持ちが違ってきますよねぇ。

背負っている荷物も放り投げ、
本来やらなくてはいけないことを後回しにして、
目先の宝物だけを求め…
実はその宝物を探す地図さえも偽物だというバブル…。
挙句の果てに、その宝探しさえも、後回し。
何をやっているんですか?という風に
見えてならなかった(*`ェ´*)
と言いつつも、日常、ワタシも、うだうだしっちゃってますけどね。

今の何かに対する風刺っぽい感じもしましたねぇ。
TVを騒がせている事件や事故の根底には
こんな気持ちが流れているのかもしれません(*`へ´*)
日本ブランドが揺らいでいますもんね。
2020年のオリンピック、無事に出来るんだろうかねぇ。
と心配になってきています。
ひょっこりひょうたん島の頃、
1964年の東京オリンピックの時はどんな風だったんでしょ(?゚Д゚)
なんて、思いました。
これって、舞台の感想じゃないか???

串田さんらしく(?)
歌舞伎の手法がずいぶんと取り入れられていましたねぇ。
芸達者な演者たちの個性が各所にちりばめられていて、
なかなかの見応えだったのは、確かです(っ*^ ∇^*c)
不思議な旅は、これからも続いていくのである。
だって、どこまでいっても明日があるんだから。

<出 演>

井上芳雄(マシンガン・ダンディ)、安蘭けい(サンデー先生)、
山下リオ(博士)、小松和重(テケ)、山田真歩(プリン)、一色洋平(海賊)、
久保田磨希(チャッピ)、内田紳一郎(ダンプ)、真那胡敬二(海賊)、
大森博史(海賊)、中村まこと(海賊)、串田和美(?)、
小松政夫(トラヒゲ)、白石加代子(ドン・ガバチョ)

<ミュージシャン>

アラン・パットン(アコーディオン)、馬谷勇(ギター)、
ギデオン・ジュークス(ベース/チューバ)、
木村おうじ純士(ドラムス/パーカッション)

<スタッフ>

脚本:宮沢章夫・山本健介
演出・美術:串田和美
音楽:宇野誠一郎・宮川彬良
照明:齋藤茂男
音響:武田安記
ヘアメイク:佐藤裕子
振付:Andrea Gavriliu
映像:栗山聡之
演出助手:片岡正二郎
技術監督:櫻綴
舞台監督:大垣敏朗

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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2016/07/14(木) 21:01:17
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