Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 コクーン歌舞伎 第十五弾 四谷怪談 】@シアターコクーン 2016年6月



進化を続けるコクーン歌舞伎 新演出で幕を開ける
――誰もみたことのない『四谷怪談』

1994年に十八世中村勘三郎(当時=中村勘九郎)と
演出家・串田和美
(当時=シアターコクーン初代芸術監督)の強力なタッグにより、
第一弾『東海道四谷怪談』で
華々しく幕を開けた「渋谷・コクーン歌舞伎」。
2016年は第十五弾として『四谷怪談』を上演いたします。

原作は文政8年(1825)に
大作者・四世 鶴屋南北によって書かれた『東海道四谷怪談』。
長きにわたり日本人の心を掴む「忠臣蔵」の外伝であり、
日本で最も有名な怪談話のひとつです。
コクーン歌舞伎では、1994年に記念すべき第一弾として上演。
2006年の第七弾では、第一弾の再演として進化させた《南番》と
上演機会の少ない「深川三角屋敷の場」に焦点をあて、
直助とお袖の悲劇を浮かび上がらせた《北番》
という二つの異なるプログラムで上演。
特に《北番》では演出の串田和美が、
第14回読売演劇大賞の
最優秀演出家賞を受賞するなど話題を呼びました。
『四谷怪談』は、
コクーン歌舞伎の中でも絶大の人気を誇る作品であり、
古典に新たな風を吹き込むコクーン歌舞伎の
原点といえる作品です。

~「忠臣蔵」の世界を背景に繰り広げられる、
               本能と欲が渦巻く混沌の物語~

刹那的に己の欲に生きる伊右衛門や直助権兵衛、
男たちに翻弄され非業の最期を遂げるお袖、
そして怨みをつのらせ亡霊となって復讐するお岩…


今回の上演では、2006年の《北番》をベースにした
新たな構成の新演出で、
伊右衛門に中村獅童、直助権兵衛に中村勘九郎、
お袖に中村七之助、そしてお岩に中村扇雀という配役、
コクーン歌舞伎を支えてきた片岡亀蔵、笹野高史の出演により、
誰もみたことのない『四谷怪談』が幕を開けます。

HPより抜粋


いつのまにか、また半年分の感想が溜まっています(;゜0゜)
最近は、あまりチケットをとり過ぎないようにしておりますので、
7月の観劇の日までには、追いつけるようにしたいと
思いまする(//>ω<)
やはり、拝見して早いうちに書いた方が良いですものね(〃▽〃)
というわけで、1月の観劇の感想ではなく、
先日、拝見した舞台の感想から書きまする…φ(´~`*)

コクーン歌舞伎は連続して(最初からでは無いですけど)
拝見しておりますので、今回もスグにチケットをとりました。
コクーン歌舞伎でもお馴染みの四谷怪談ですが、
誰もみたことがないっていうのが、興味深いデス。
四谷怪談は歌舞伎でも、過去に何度も拝見していますので、
どんな演出なのか気になるところですねぇ(*≧∪≦)




本文の 色文字 をクリックするとリンクページに飛びます。
写真をクリックすると大きくなります



私的(辛口)感想はこちらをクリック…


とにかく、斬新でした(;゜0゜)
黒衣さんのお衣裳がサラリーマンですから。
本筋のお役の中で一役だけ、
背広姿だったのは何故なんでしょうねぇ。
彼の役が所謂ビジネスマンだったからでしょうか?

ワタシは進化形の歌舞伎を肯定する派なんですけど、
正直、本筋の方々がやっちゃっていいのかなぁ?
って思ってしまうくらい…崩していました。
本筋を知らないと解らないであろう
細々としたところがたくさんありましたかねぇ ( ゚ д ゚ )
四谷怪談が単なる怪談ではなく
赤穂浪士の忠義とは逆の
非情の道を歩いた、元武士たちの末路といった感じ。
現代であれば、あながち伊右衛門も悪者と言いきれない
って感じでしょうかねぇ?
抗えないモノに刃向かった結果みたいな。
まぁ、現代であっても、不義理だし、かなりヤバイ奴らですけどね(;'∀')

四谷怪談という舞台ですけど、怪談部分はかなりカットされてます。
歌舞伎では、後半部の見せ場となる提灯抜けや仏壇返しなどの
仕掛けはまったくありません((´・ω・`;))
唯一、残っている(?)のは、戸板返しですかね。
これもまた斬新でしたΣ(゚д゚|||)

第一幕は何故だか…花組芝居のように感じました。
第二幕の最初は、能舞台のような演じ方で、
後をろ向いて正座したら、はけている…
のルールも、上手く使われていました。
第二幕の終盤は、蜷川演出のようでしたよ。オマージュ?
魑魅魍魎渦巻く中を彷徨う伊右衛門。
伊右衛門に見えているであろう世界を具現化したのでしょうかねぇ。
上から、ガンガン骸が落ちてきたり、
背景の炎や、壊れた仁王様(?)と相まって、
まぁまぁ派手な演出でした(//>ω<)
前回の北番も地獄に堕ちる感じでしたもんね。
その進化形なんでしょうかね???

もちろん良いなぁと思うところも、たくさんありましたよ。
あまり上演されないという<深川三角屋敷の場>
直助が切腹する場面を、こんなにじっくり見たことが
あまりなかった気がします。
切腹後のくどきで、主殺しと、畜生の行いを恥じて、
最期をとげるところはなかなかレアでした(ノ´▽`*)b

この場面も、いつもタライの着物から、
手がにゅ~~と出てくるのですが、
今回は、手は出さず、ライティングと、
直助(勘九郎丈)の演技だけで見せるというのは、
面白い試みであったと思います(*´∀`人 ♪
この場の終盤、お袖(七之助)が、
与茂七(扇雀丈)と直助に同じ内容を耳打ちした件で、
小さく笑い声が起きました。
笑い声をあげた方は、この場をご存知ない方でしょうから
新たな歌舞伎ファンを得たということなのでしょう。
…と勝手に決めつけています(^▽^;)
武士に産まれた娘のプライドを見た気がします。
継子だからこそ、気骨のある武士であった義父への
深い思いの表われなのかもしれませんねぇ。

第一幕、お岩が伊藤家からいただいた
血の道の妙薬(実は毒薬)を飲む場面。
通常の歌舞伎では、横で眠る赤ちゃんに
話しかける…という設定ですが、
話すというよりはそう心の中で思うって感じだよね
~と常々思っていました(〃▽〃)
今回は、背景に登場した小さめのスクリーンに
手書き(相田みつを風?)の
文字でセリフが浮かび上がりました。
その際、演者の方はいっさいセリフを話さず、
動きだけの表現になります。
これはスゴク良いなぁと思いましたヾ(o´∀`o)ノ
歌舞伎で慣れている演者さんには、
なかなか大変なことであろうと思われます。

同じ方式は、二幕目の<砂村隠亡掘>の
お梅の母・お弓と乳母・おまきが話す場面でも使われていました。
この場で、その演出(セリフはスクリーンのみ)にする必要は、
あったであろうかネ (°_°) と思ったのですけど…。
もしや、川のひと(笑)の準備に目がいかないようにかな?
四谷怪談では有名な戸板返しの仕掛けは、この場にあるのですが、
そのやり様も斬新で、川の水として横たわっている人間たちが、
丁寧に戸板を返していましたΣ(゚д゚|||)
それだけに仕掛け感はまったくありませんでしたけど。。。
かなり斬新な場だけに、
セリフだけは普通にして欲しかったような気がします (*`∀´)

スピーディでテンポの良いだんまりには笑いました。
あれがだんまりだと解らなかった方もいらしたのでは?
だんまり…やはり、おひとりがどうにも気になりました(*`ェ´*)
調子があってないんだもん。そこはねェ。
そこはやっぱりテンポよくいかないと、
気持ちよくないじゃあないですか!!!(*`へ´*)
お稽古不足でしょうかねぇ?

【四谷怪談】というのは、
つくづく…いろんなモノてんこ盛りのお話なんだなぁ
というのが実感(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)
そこに現代のスパイスをガッツリ入れてあるんで
一見しっちゃかめっちゃかなんですけど…
伝えたい部分は、強く印象に残るものなのねぇ
と、四谷怪談のそこに流れているモノの
濃さは、しっかりと印象に残りました。


≪ 出  演 ≫

中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、中村国生、中村鶴松、

真那胡敬二、大森博史、首藤康之、笹野高史、片岡亀蔵、中村扇雀


中村勘之丞、中村山左衛門、中村蝶紫、中村小三郎、澤村國久、

中村かなめ、中村いてう、中村祥馬、小西康久、大月秀幸、

内田紳一郎、片岡正二郎、中村扇十郎、中村獅一、中村仲之助、

中村仲四郎、中村仲助、中村仲弥、中村橋三郎、土橋慶一、一色洋平、

山岡弘征、朝山知彦、奥山隆、佐藤義夫、大岩剣也、丸山和彰、

細身慎之介、常住富大、和田裕太、由利昌也、横井翔二郎、

*ミュージシャン*

鈴木光介(トランペット)、日高和子(サキソフォン)、

高橋牧(アコーディオン)、田村龍成(バイオリン)、尾引浩志(ホーメイ、イギル)


関連記事
スポンサーサイト

テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2016/06/26(日) 22:30:36
  2. 舞台