Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 文楽 冥途の飛脚 】@国立劇場 29年2月

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<第三部>午後5時開演

 近松門左衛門=作
 梅川忠兵衛
   冥途の飛脚(めいどのひきゃく)
    淡路町の段
    封印切の段
    道行相合かご

 (主な出演者)

 豊 竹 咲 太 夫

 鶴 澤 寛 治

 鶴 澤 清 治

 吉 田 簑 助

        ほか



「一度は思案、二度は不思案、三度飛脚」

飛脚屋 忠兵衛の出来心、愛と理性の間で揺れる男の姿を、
周囲の人の思いを踏まえながら丹念に描きだす
近松門左衛門の傑作です。
作者は忙しい飛脚屋の日常という場面で
主人公・忠兵衛の性格を浮き彫りにします。
そして、遊郭に遊びに行った結果、
破滅の道を選んでしまう男の運命を描きだすのです。
恋人の遊女 梅川も、友人の八右衛門も
思い遣りある善人であることにより、
主人公の心の弱さが一層際立ちます。
作品の内容を象徴させる絶妙な題名に脱帽させられます。

フライヤーより抜粋





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私的辛口(?)感想です…


このお話、歌舞伎でも拝見していると思うけど、
登場人物の性格がかなり違うので、
印象がかなり違う気がしますわ((((;´・ω・`)))
ちなみに、文楽では【冥土の飛脚】、歌舞伎では【恋飛脚大和往来】。
筋は一緒で、飛脚屋に養子に出された主人公の忠兵衛が
店のお金を横領し、請け出した傾城の梅川と逃避行し、
最後には心中するというもの。
現代でも、似たような事件、TVでもたまに見ますよねぇ~。

飛脚屋というと、荷物や手紙を運んでいるようなイメージだけど、
実際は「為替」と言われる証券を取り扱う仕事も兼務していたそうです。
それは、江戸と大阪のお金のやり取りを代わりにやる業務で
大きな商家だけでなく、武家のお金も扱っていたそうな。
…今でも、郵便局で為替を取り扱っているのは、
  この流れなんですかねぇ((´・ω・`;))

恋人の梅川を身請けするために、
忠五郎はその武家のお金に手を付けてしまった((((;゚Д゚)))))))
というわけです。

主人公の忠兵衛がホント駄目人間。
仕事のお金を使いこんで、恋人の梅川の処に入り浸る。
プライドが高くて、見栄っ張りで、
おまけに友人からお金を借りても返さず、逆キレヽ(`ω´*)ノ彡☆
歌舞伎の印象は、かなり違っていて、色白の優男で気も弱いのよねぇ。

友人の八右衛門は、ほぼ真逆の印象。
文楽では、口は悪いけれど、友人思いの好漢。
でも、その思いは忠兵衛には通じず、
逆に、この八右衛門に見栄を張りたいのもあって、
忠兵衛は、懐にあったお店のお金に手を付けちゃう。
歌舞伎では、八右衛門が梅川に横恋慕して、
忠兵衛を罵って落とし入れたので、
観ていて、忠兵衛の行動にも、まぁ、頷けたのよねぇ(*’U`*)

一方、傾城の梅川も
歌舞伎では大人しい女性だったように記憶しているんだけど、
文楽だと、『田舎者に請け出されるくらいなら、
下賎の身に落ちても、忠兵衛と一緒に居たい』 って言ってた。
気持ちは分かるけど、この言葉で忠兵衛は大金に手を付けたわけで…。
なかなかのバカップルですな。これ。
でもまぁ、こういう犯罪のきっかけなんて、こんなものなんでしょうね。
先日、拝見したシネマ歌舞伎【女殺油地獄】もそうでしたもの。

この後、忠兵衛と梅川のふたりは、
生まれ故郷の大和国新口村まで逃避行(´。・ωq)(pω・。`)
忠兵衛の実父・孫右衛門に一目会いたいと思うけれど、
既に横領が知れているので、当然ながら会うことは出来ず…。
という、親子の情や義理に満ちた<新口村の段>が
続くのですけど、今回の上演はありませんでした。
でも、文楽で続けて見たら、今までとは印象が変わりそうだわ。

三味線は「何挺(ちょう)」と数え、歌い手は「何枚」と数えるのですが、
道行は、五挺五枚 でした。
歌舞伎と違って、かなり客席に近いからかもしれませんが、
断然、三味線の音が大きくて、歌が聞こえませんでしたわぁ(T_T)

千歳太夫のお声が聴けて良かったわ。
最終日だったからか、お声が少し枯れていて、やや残念(*゚ェ゚*)

それにしても、近松門左衛門は素晴らしいわねぇ。
あらすじを見たら、一部の【平家女護島】も見れば良かったと後悔。
俊寛のご赦免船の行方。観たかった~~~。





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  1. 2017/02/28(火) 23:55:27
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