Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 猿若祭二月大歌舞伎 夜の部 】@歌舞伎座 29年2月

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【足跡姫】の感想を観劇直後に書いたので、
なんとなく安心していましたら、
拝見した歌舞伎2本の感想を書いていませんでした(;д;)
まずは、中村屋のお祝いの舞台の感想を…(*≧∪≦)φ

一、門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)
初舞台を寿ぐ華やかで楽しい一幕

むかしむかし。お爺さんがお婆さんを迎えに川へやって来ると、
川上から大きな桃が流れてきます。
お爺さんとお婆さんはその桃を家に持ち帰りますが、
中から飛び出してきたのは、二人の元気な男の子。
桃太郎と名付けられると、鬼退治に行くと高らかに名乗りをあげます。
そこへ吉備津の神の使いである犬彦、猿彦、雉彦がお供として駆けつけ、
さらに吉備津神社の神主と巫女、庄屋夫婦がお祝いにやってきます。
桃太郎兄弟は鎧に身を固めて意気揚々と鬼が島へ向かい、
鬼の大将に立ち向うと、見事降参させてたくさんの宝物を受け取るのでした。

三代目中村勘太郎、二代目中村長三郎の初舞台で、
豪華な顔ぶれが二人の門出を祝います。

二、絵本太功記(えほんたいこうき)
謀反を境に破滅に向かう光秀一家を描く時代物の名作

武智光秀は、主君小田春永を本能寺で討ち果たしますが、
光秀の母皐月は息子の謀反に怒り、尼ヶ崎の庵室に籠っています。
そこへ光秀の嫡男十次郎が初陣の許しを得るために訪れます。
討死を覚悟している十次郎でしたが、皐月や母操の勧めもあり、
許婚の初菊と祝言を挙げ、出陣していきます。
そこへ現れたのは一人の旅僧。
この僧こそ、春永の腹心真柴久吉でした。
その僧を追ってきた光秀は、久吉を討ち取ろうと、
障子越しに竹槍で突き刺しますが…。

明智光秀の謀反を題材にした義太夫狂言で、
光秀が母と子を失い悲しみに暮れる場面が胸を打ちます。
重厚感あふれる舞台をご堪能ください。

三、梅ごよみ(うめごよみ)
張りと意気地が身上の深川辰巳芸者の恋模様を描く

唐琴屋の養子丹次郎はお蝶という許婚がいるにも関わらず、
深川芸者の米八と暮らしています。同じ深川芸者の仇吉は、
隅田川ですれ違った丹次郎にひと目惚れし、米八と張り合って、
丹次郎が恩ある人のために探しているという茶入を
手に入れようと策を巡らします。
ある日、丹次郎のもとで鉢合わせた仇吉と米八の二人は大喧嘩となり、
通りかかった千葉藤兵衛がやっとのことでその場を収めます。
自分に言い寄る男が茶入を持っていると知った仇吉は、
その男の意に沿う代わりに、茶入を手に入れようとしますが、
そこへ米八が現れて…。

丹次郎の色男ぶり、
そして男勝りの深川芸者仇吉と米八の、
辰巳言葉による丁々発止のやりとりが魅力の作品です。


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私的感想です…


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<桃太郎>
劇場に集っている観客、役者、裏方、すべてのモノが、
小さな歌舞伎役者、勘太郎くんと長三郎くんのふたりを見守っていました+.(*'v`*)+
事前のTVで、予習済みですから、あどけない桃太郎が、
どんな風に、この舞台に立ち向かったのかを知っています(*’U`*)
勘太郎くんはホントに長三郎くんが心配そうです。
お父さんがそうのように、弟の一番のファンになるんじゃないかしらん。

桃が川上から流れてくるところからワクワクしていました。
祖父、父と三代で中村屋の桃太郎に出演している染五郎丈は
勘九郎・桃太郎の時に幸四郎丈がやった犬彦。
ワンワン尽くしのセリフで、なんとも愛嬌がありました+.(*'v`*)+
猿彦の松緑丈は一番強そうでした。
菊之助さんの雉彦は華やかで、美しい立ち回りでした。 
この三人のお子さんたちが、未来を継いでいくのですねぇ。
自分のお子さんを見るかのようなハラハラといった趣あり。
庄屋や巫女の姿で現れた大看板の方々は、
すっかり好々爺、好々婆のお顔で、こちらはお孫さんを見るような眼差し。
その表情に、こちらはニヤニヤしてしまいました(ノ)’∀`(ヾ)

二人の桃太郎の一生懸命を後押しするように、
歌舞伎部分は、しっかりと歌舞伎でして、そこがまた宜しゅうございました。
常磐津、大薩摩と本格的でしたねぇ。+.(*'v`*)+
 
<絵本太功記>
この演目、最近、縁があって、
よく拝見しているのですけど、重厚な雰囲気が息苦しく、
さらに、心理的にのっかれなくて(?)、ちょっと苦手な演目なんです( ノД`)

鴈治郎丈は、前髪のある若武者・十次郎。
その許嫁の初菊は孝太郎丈と、なかなかの配役です。
以前、拝見した十次郎と初菊とはちょっと印象が違った気がしました。
後でたまたま他の方のSNSを拝読したところによると、
この公演は、手数の多い上方式で演ったそうで、
そこが見どころだったようです(*゚ェ゚*)
それで、なんとなく印象が違ったのかもしれませんねぇ。

光秀の母・皐月は息子の謀反を責め、
そして、真柴久吉を庇って、光秀に刺殺されるって、烈しい。
初陣の息子と母の死を目の当たりにした光秀は、
激しく涙を流すわけですが…やはり、苦手な作品です。。。

芝翫襲名後はなんだか重厚なお役が続いていますね。
ほっそりとしたお顔立ちから、
以前はどこか無理をしているようにも見えましたが、演ずる度に、
どっしりした余裕を感じられるようになっている気がします(^∇^)
 
<梅ごよみ>
和事のつっころばしとは幾分、違いますが、
こういう優男の染五郎丈は本当に魅力的(〃ノωノ)
気風のよい辰巳芸者は、細やかな気遣いが優しい男を
甲斐甲斐しくお世話したくなっちゃうのかしらねぇ(*´~`*)

最初は芸者のお役なら七之助丈でしょ?と思ったのですけど、
容姿じゃなくて心根の良さでうっている米八姉さんだから
七之助丈じゃあダメなのね。
確かに、美しい七之助丈と菊之助丈を天秤にかけていたら
ちょっと嫌な感じですもんね(;゜0゜)
モテモテの優男の染五郎丈に、
男勝りだけれど、気持ちの可愛らしい辰巳芸者の勘太郎丈と七之助丈、
初々しい児太郎丈、男気のある歌六丈と…
魅力的な配役で、充分に愉しめましたわ+.(*'v`*)+
男って、結局、そういうことなわけよねぇ((´・ω・`;))

最近、美しい女形のお役が減っている菊之助丈。
やはり美しいなぁ~。今後も拝見したいですわぁ(*’U`*)
猿之助丈も、あまり女形をやらなくなりましたよねぇ。
襲名によって、演ずるお役も変わってしまうものなのでしょうかねぇΣ(゚д゚|||)
猿之助丈は、『新しい猿之助にしたい』とおっしゃっていましたけど、
名前によって、拝見したいお役を演じられなくなってしまうとしたら、
厄介な事だなぁ~と、未熟なワタシは思いますわ(*’U`*)


萩原雪夫 作
一、門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)
三代目中村勘太郎 二代目中村長三郎 初舞台
劇中にて口上相勤め申し候

兄の桃太郎          初舞台  勘太郎
弟の桃太郎          初舞台  長三郎
お婆さん                   時 蔵      
お爺さん                   芝 翫
息子勘作/鬼の総大将         勘九郎
嫁お鶴                    七之助
犬彦   染五郎
猿彦                      松 緑
雉彦                     菊之助
村の女                    児太郎
村の男 橋之助
村の男                    福之助   
鬼                       錦 吾
鬼                       亀 蔵
村の男                    彌十郎
庄屋妻お京 雀右衛門
吉備津神社巫女お春          魁 春
庄屋高砂                  梅  玉
吉備津神社神主音羽          菊五郎


二、絵本太功記(えほんたいこうき)
尼ヶ崎閑居の場

武智光秀 芝 翫
操 魁 春
真柴久吉 錦之助
佐藤正清  橋之助
初菊 孝太郎
武智十次郎   鴈治郎
皐月 秀太郎


為永春水 原作
木村錦花 脚色
三、梅ごよみ(うめごよみ)
向島三囲堤上の場より深川仲町裏河岸の場まで

丹次郎 染五郎
芸者仇吉 菊之助
芸者米八 勘九郎
千葉半次郎 萬太郎
許嫁お蝶 児太郎
本田近常 吉之丞
芸者政次 歌女之丞
太鼓持由次郎 松之助
番頭松兵衛              橘三郎
古鳥左文太              亀鶴
千葉藤兵衛              歌六
            
                                       

   
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  1. 2017/04/06(木) 22:00:51
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