Jellyfishの散財して…ぐだぐだ。

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 赤坂歌舞伎 】@ACTシアター 2017年4月



夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)

時は江戸時代。
気が弱くぱっとしない性格の男、太郎(中村勘九郎)が、
隣に越してきた歌(中村七之助)に恋をした。
寝たきりの父と、酒と博打に溺れる兄源乃助に苦労している彼女を
何とかしたいを思った太郎は、決して不幸にしないと誓って歌と夫婦になる。

しかし、数年後、太郎は仕事が上手くいかず引きこもり状態となっていた。
逃げ腰の太郎に歌が告げる。「あなた変わらないと。尊敬させて」。
その言葉に反発して家を飛び出し、酔っ払ってふらついている太郎。
そこに源乃助が現れ、太郎は殺されてしまう。

が、気づくと結婚前に時間が戻っていた。
太郎は生まれ変わったのである。それも屈強な男に。
そして、今度こそ歌を幸せにすると誓う太郎。
愛した女を幸せにするために転生を繰り返す男の運命は──!?


蓬莱竜太 作・演出
新作歌舞伎
夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)
赤目の転生(あかめのてんせい)

太郎

剛太

末吉
源乃助
善次郎
中村 勘九郎
中村 七之助
市川 猿弥
中村 鶴松
中村 いてう
中村 亀鶴
片岡 亀蔵
※蓬莱竜太の「蓬」は、正しくはしんにょうの点が1つです。

HPより抜粋


暫く我慢していた赤坂歌舞伎。
今年は新作ということで、早々とらせていただきました~+.(*'v`*)+


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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です




輪廻転生というよりはパラレルワールド。
歌舞伎らしい、切なさも哀しさもちゃんとあったなぁ(*’U`*)

切り絵のような大きな樹が印象的でしたわねぇ。
こちらの心のもちようで、様々に見える気がしましたし…。
三味線等の和楽器だけではなくピアノが使われていて、
このピアノの音色が心に響きました。

設定がドラえもん(ドラえもんは出てこないけど)だから、
人物の説明が必要なくて楽だわね(^-^)/

ぶれないのは剛太(ジャイアン)だわねぇ。
どの世界でも同じ。一番良い人間なのも、このひと(´ω`人)
末吉(スネ夫)の基本姿勢。
偉い人には太鼓持ち、弱いものにはエラそう。
太郎の立場が変わるとコロコロと態度も変わってました(ノ_<)

何度も生き直す太郎を順に名付けてみると、
一太郎(ダメ男)、二太郎(勝手過ぎ)、三太郎(良いひと過ぎ)、
パラレルワールドを生まれ変わりのように過ごしていくわけだけど、
ちゃんと前世のことを記憶しているからか、極端になってしまうのよねぇ。
そこがうまくいかないところなんだろうなぁ~・゚・(つД`)・゚・

末吉(スネ夫)に三太郎がお金を貸すときに
返さなくて良いからって言ったのは、
二太郎の時に歌に言われた通りにしたのかなぁ。
なんか切ないわね( ノД`)

何度も繰り返される冒頭の場面。
みんなが子どもなのに、歌だけはちょっと大人っぽい。
その後、スグにもう少し歳を経た場面になるからか…とも思ったけど、
最後の生まれ変わりの歌を鑑みると…。
源乃助との様子からいって、あの時点で、すでに子どもではないのか。
所謂、畜生道に堕ちていたのかな…歌は
そう言い捨ててしまうと可哀想なんだけどね。
うん?生まれ変わりの太郎なら、その想いがとげられると思ったのか?歌ちゃん。

それにしてもどうやっても結ばれない関係ってあるのかなぁ。
切なすぎて、観ていてツライ。
たぶん、ほとんどの観客が裏切られたであろう。
歌が本当に好きだった人。そうか。そういうことって、あるのか…。

ドラえもんにはいない歌が、パラレルワールドの鍵なのかな?
だったら無間地獄のループだな。
だって… 歌の想いが叶うことはない…だろうから。

なんとも、切ない話でした。
いつもはカーテンコールの時に壮快な中村屋の兄弟が
幾分、疲れて見えたのは、パラレルワールドから抜けきれていないから?
…なんて、思いながら帰路に着きました。

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  1. 2017/05/17(水) 23:40:51
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