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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

本【夜のピクニック】

20080527231101

最近、内観という言葉をよく耳にするようになりました。
『自己の内面を見つめ、そこにあるものを探求すること』らしいです。

探している答えが、ふゎ~っと浮き上がってくる感じ
座禅では無になるといいますが、それとはまた違う感覚で、
ワタシの場合は、何もしていない時より、
日常の何かをしている時が多いみたいです。
お茶碗を洗っている時、プールで泳いでいる時、
お風呂で髪を洗っている時、温泉に浸かっている時…
単純作業をず~っと続けている時。
書き並べてみると、水のそばにいる時が多いみたいですネ。
圧倒的に、昼間より夜が多いです。
昼間は目に入るものがたくさんあるからでしょうか。

今回読んだ【夜のピクニック】は、
まる1日究極の単純作業を続けるというお話です……


私的感想です。ネタバレ(?)あります

ぽちっとな

朝8時に出発して、
翌朝の8時までにゴールするという『歩行祭』が舞台。
『歩行祭』は、進学校の全校生徒1200人が
80kmの鍛錬歩行に挑戦する伝統行事です。
そして、主人公たちは受験を控えた高3の生徒。
受験前の高校生活最後の行事。
大きな事件はないけれど、高校生の日常
…恋や将来への不安や悩みを各々がいっぱい抱えています。
そんな環境の彼らは歩きながら、友人と言葉を交わし、
内観し、たった1日で大きな成長をします。

ワタシはこういう受験生だった時代もないし、
こんなハードな行事はやったこと無いですけど、
なんだか懐かしいのは、
みんなでひとつの事に向かっていた、
かつての記憶なんですかねぇ
旅行に行ったりして、
寝つきの悪い友達と一晩中、話したり。
夜でないと、一晩中でないと、話せないことや
出て来ない言葉があったように思います。

この本の中にもいっぱいありました。
主人公たちが話した中で心に残った言葉をメモメモ

  『近くにいなければ、忘れられる。
  忘れられれば、それはもう存在しないのと同じだろ?』
  『違うよ。覚えていてくれなくていい。忘れていい。
  でも、あたしは覚えている。
  あたしの記憶はあたしのもの。それでいいんだ。』


  『世の中、本当にタイミングなんだよな。
  順番が違っていればなんとかなったのにってことないか?』
  

  『好きという感情には、答えがない。
  何が解決策なのか、誰も教えてくれないし、
  自分でもなかなか見つけられない。
  自分の中で後生大事に抱えてうろうろするしかないのだ。
  
  好きという気持ちには、どうやって区切りをつければいいのだろう。
  どんな状態になれば成功したと言えるのか。
  どうすれば満足できるのか。告白したって、デートしたって、
  妊娠したって、どれも正解には思えない。』


悩みを抱えている時、何かをしてくれなくても
そばにいてくれただけで、救われたことが多くあったように思います。
そんな方々に、今更ながら感謝。感謝。
ワタシは皆さんにご恩を返せてなくて申し訳ないです…

タイミングをみて、お嬢にもこの本を薦めてみよう
カレ氏と学生同士だった頃とは違う悩みを持ち始めているようですし…。


夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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テーマ:本とつれづれ - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/05/28(水) 14:14:04
  2. 観る&聴く&読むを、愉しむ
  3. 本【夜のピクニック】のコメント:0

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