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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台 【 納涼歌舞伎 / 歌舞伎座 21年 第2部 】


20090819230411


さぁさぁ、今年も納涼歌舞伎の8月でございます
納涼歌舞伎って始まって20年らしいですねぇ。
でも、この歌舞伎座では最後の納涼歌舞伎ですから、
行かなくっちゃでしょ
毎年、三部とも全部観ちゃうんだけど、
今年は我慢して二部と三部だけにしました…
拝見する二部・三部は幽霊ばっかりで、
いかにも納涼歌舞伎でございます。


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ネタバレあり…の私的辛口()感想です
 


20090819230408


富本節の師匠豊志賀は、
歳の離れた弟子の新吉と深い仲になりましたが、
豊志賀は新吉と若い娘お久の仲を勘ぐって嫉妬に狂い、
顔に腫れ物が出来る病にかかってしまいます。
新吉はそんな豊志賀をかいがいしく看病しますが、
嫌味ばかり言う豊志賀に疲れきってしまい…。


三遊亭円朝の口演を原作にした怪談です。
福助丈特有のお茶目で可愛らしい豊志賀でした
が、顔に腫れ物が出来た豊志賀の顔はお岩さんのようで、
迫力ありました…前の方の席だったら、
ちょっと恐かったかも~
勘太郎丈の新吉は草食系男子といった感じ。
なんとなく結んだ仲で、こんな目にあったのだから、
ご愁傷様です…
新吉とお久の間には何もないのに、嫉妬に狂い、
7代先まで呪ってやると言って死ぬんだから、
相当の執着です。
嫉妬と被害妄想はホントに恐いわねぇ


海路で西国を目指す源義経が、
家臣らを引き連れ大物浦にやって来ると、
それを迎えた武蔵坊弁慶は、
義経に同道してきた静御前を都へ帰すよう進言します。
義経はこれを受け入れ、静御前を召し出して、
門出に今様を舞わせて別れを惜しみます。
舟出の時刻となり、舟長や舟子たちが舟を漕ぎ出して
舟唄を賑やかに唄います。
ところが俄に海は大荒れとなり、
海上に平知盛の霊が出現し…。


新歌舞伎十八番の松羽目物として、有名なんだけど、
今様の舞は、正直、穏やかな眠気へ誘いますわぁ~
勘三郎丈でも同様でしたぁ。ちょっとボンヤリしちゃったわぁ
舟子たちの明るい舞で、頭がシャッキリ
今年の納涼歌舞伎の三津五郎丈は
舞ってばっかりのねぇ
武蔵坊弁慶の橋之助丈はいつもより大きく見えたわねぇ
弁慶としては細面の顔だけれどもさ、
素敵だったわねぇ


一、真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)
  豊志賀の死

   豊志賀  福 助
     新吉  勘太郎
     お久  梅 枝
     勘蔵  彌十郎
噺家さん蝶  勘三郎


二、新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)

静御前/平知盛の霊  勘三郎
        源義経  福 助
       舟子岩作  高麗蔵
       舟子浪蔵  亀 蔵
       亀井六郎  松 也
       片岡八郎  巳之助
       伊勢三郎  新 悟
       駿河次郎  隼 人
     武蔵坊弁慶  橋之助
    舟長三保太夫  三津五郎

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  1. 2009/08/21(金) 22:04:14
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