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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【赤坂歌舞伎・文七元結/鷺娘】





『文七元結』
腕の良い左官の棟梁だった長兵衛だが、
博打にうつつを抜かし、今ではすっかり落ちぶれている。
今日も賭場へ出かけ着物まではぎ取られて家に帰ってきたが、
家の中は真っ暗闇。
明かりも点けず、女房のお兼がひとり塞ぎ込んでいる。
お兼は娘のお久が出かけたまま帰って来ないと話し、
長兵衛の身持ち放埒に愛想を尽かし、
お久が家を出ていったのだと愚痴るのであった。
ここへ得意先である吉原の大籬、
角海老の手代藤助がやって来る。
藤助はお久が角海老に来ていると告げ、
長兵衛と話をしたいという角海老の女房の言葉を伝える。
これを聞いた長兵衛は、
お兼の着物を剥ぎ取り藤助の羽織を借りて
角海老へと向かうのであった。
角海老の女房お駒の部屋にいたお久に向い、
無断で家を出たことを叱り始めた長兵衛であったが、
かえってお駒にとがめられてしまう。
実はお久が家を出て角海老へやって来た理由は、
長兵衛の放蕩にあった。
日頃から、博打にうつつを抜かし、
それがもとでお兼と絶えず言い争う様子を見て、
心を痛めていたお久は自分の身を売り、
金を拵えることで長兵衛に心を入れ替えて、
以前のような働き者になって欲しいと願ったのである。

お駒は、お久の健気な心根を褒め、
長兵衛に意見した上で、
来年の大晦日まではお久を店に出さないが、
それを過ぎたら店に出すと告げ、
五十両の金を貸し与える。
娘の思いとお駒の情けに感じた長兵衛は、
男泣きに泣き、我が身を恥じた上、
性根を入れ替え、一日も早く金を返し、
お久を迎えに来ると約束して、角海老を後にするが…。

『鷺娘』
鷺の精が、娘の姿となって、道ならぬ恋に悩む様子を踊り、
最初のクドキはみどころです。
そして、地獄の責め苦に苛まれる苦しい様子をあらわす踊りは、
鷺の本性を顕し、降りしきる雪の中、
羽を苦しそうに羽ばたかせる場面は、この舞踊の最大の見せ場です。



HPより抜粋



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ネタバレあり…の私的辛口(?)感想です
 


チケットを取るか悩んだ赤坂歌舞伎だけど
ワタシが大好きな落語の噺を
舞台化した『文七元結』だから
やっぱり面白い
見たら、勘三郎さんの魅力に
やられちゃうんだなぁ

剥がれた壁、ボロボロの畳、月代もぼさぼさ
臭ってきそうな着物…歌舞伎にしては、かなりリアルです
今回は前に拝見した時より
落語に近い、江戸弁がより強いように思いました。
特に最初の夫婦のやりとりに大笑い
勘三郎丈の早口は噺家さんのようだったし
扇雀さんのおかみさんも落語のおかみさんのイメージそのまま
勘三郎丈とのかけあいも、ものすごく良い

ここは前回と一緒ですが
お兼とお久を「なさぬ仲」にしたことで
お久の行動の深みが増しています。

最後の大団円でグズグズの長兵衛さんが
笑いをさそっていましたねぇ
ただ今回も勘三郎丈の
声が擦れているのは気になりました…

角海老女房お駒の秀太郎丈もいい味でした。
声の調子が艶っぽく過ぎず
調度良い塩梅で懐の深い感じがよう出ていました
鶴松さんがも大きくなっていたのにビックリ
七之助くんになんだか似ているように見えました
芝のぶさんの健気な娘…良いです
美しいお姿も見られましたし

そして、小山三さんの元気な花魁も見られたのが
何より嬉しい


前(カクスコ時代)からのご贔屓、井之上さんも
日向屋という屋号をいただいたようで
嬉しいわぁ
大家さんという大きな役についていたところからいっても
勘三郎丈の信頼を得ている気がして
とにかく嬉しゅうございます

それにしても、幕切れに手が触れてはにかむ
勘太郎&芝のぶカップルに
ちょっとジェラシー

この噺、大好きなんですが
今の日本にはこういうヒトは
もういなくなってしまってますよねぇ

七之助くんの『鷺娘』は今後に期待
娘の可愛らしさは抜群なんだし
この暑い日に2度鷺娘を踊るのは大変だろうと思います。
頑張っていただきたいなぁと思いました。

一『文七元結(ぶんしちもっとい)』

左官長兵衛 : 中村勘三郎
女房お兼 : 中村扇雀
手代文七 : 中村勘太郎
お久 : 中村芝のぶ
角海老娘分お光 : 中村鶴松
鳶頭伊兵衛 : 片岡亀蔵
和泉屋清兵衛 : 坂東彌十郎
角海老女房お駒 : 片岡秀太郎


二、『鷺娘 (さぎむすめ)』

二世 藤間勘祖 振付

鷺娘:中村七之助


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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/07/30(金) 23:10:55
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