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jellyfishのひとりごと

観て、食べて、試して…重箱のスミをつついて(?)感想をつぶやいております♪

舞台【イリアス】





すべての物語の原点、
最古にして最高の英雄叙事詩『イリアス』。
日本演劇界屈指のキャスト・スタッフによる初の舞台化!

「イリアス」は、「トロイア戦争」
10年目に起きた数十日間の出来事を描く、
最古にして最高と言われる英雄叙事詩です。
ギリシア軍とトロイア軍の争いである「トロイア戦争」が続いていたある日、
ギリシアの英雄にして夭逝の運命にあるアキレウスが、
同じギリシア軍の総大将アガメムノンに対して強烈な怒りを抱くところから
物語が始まり、“英雄アキレウスの怒り”を主題にして謳われています。

紀元前8世紀頃にギリシア最大の詩人、
ホメロスによってまとめあげられたと言われている
この「イリアス」は、のちに文字に記されて読み継がれ、
口承文学史上に燦然と輝く傑作となりました。
何千年もの時を超えてもなお、現代の我々の心を惹きつけるこの傑作が、
このたび満を持して日本演劇界屈指のキャスト・スタッフを迎えて、
日本で初の舞台化を果たします。

HPより抜粋

舞台を観に行った日は朝から
内野聖陽(まさあきと読むのネェ
W不倫の話題で盛り上がっていました。
主演俳優の心の乱れが舞台に出ませんように…
と変な願いを持ちつつ会場へ

ランキング挑戦中です。
ぽちっと一押しお願いします



ネタバレあり…の私的辛口()感想です


あらすじ
ある日、ギリシア軍の総大将アガメムノンと
英雄アキレウスが戦利品の女ブリーセイスを巡って争いになり、
アガメムノンの横暴な仕打ちに怒ったアキレウスは
戦線を離脱してしまう。
しかし、敵国トロイアの名君プリアモスの子ヘクトルが、
祖国の名誉と存亡を賭けて決死の猛襲をかけてくる。
英雄アキレウスを欠いて、敗走を重ねるギリシア軍。
見かねたアキレウスの親友、パトロクロスはアキレウスに
戦闘へ戻るよう懇願するが、断られてしまう。
そこで、パトロクロスはアキレウスの鎧を借り、
自ら身につけ敵に向かっていくが、
トロイア軍のヘクトルによって殺されてしまう。
親友の死を知ったアキレウスは、
復讐を果たすためアガメムノンと和解し戦線に戻ることを決意、
ヘクトルとの一騎打ちに臨む・・・。


叙事詩の舞台化という事で幾分難解な箇所はあったけれど
ひとり語りとコロスによってずいぶんと解り易くなっていたと思う

もともとは200名以上も登場するというのを
どこかで読んだ気がする(勘違いかも)が
この名前で大人数が出てきたら
わけが分からなくなっていただろうなぁ

コロスというのは古代ギリシア劇の合唱隊のことらしいのだけど
時には歌い、時には語り、神の声の代弁者となり
観客にストーリーを伝えたり
その時のキャストの心情を表現してくれる
コロスたち
歌姫として登場するカサンドラ役の新妻聖子さんの美しい声
3人しかいないとは思えない生演奏が
不思議な異空間を作り出していました

ホントに新妻聖子さんの声はキレイだなぁ
顔も可愛らしくて、神に愛されるのも分かるわぁ
予言能力を持つプリアモスの娘カサンドラは
哀しい役なのよねぇ
神に愛され予言能力を持つようになったけれど
その予言能力によって、この愛がさめることを知り
神の愛を拒んだがために、呪いをかけられ
彼女の予言を信じる者はいなくなってしまうんだから…。
ギリシャ神話に出て来る神々の
わがままなことったら無いよねぇ

木場さんと平さんのお二人の存在感あっての
舞台だなぁと思います

アガメムノンの総大将ゆえの横暴、身勝手さ。
そのくせ敗走を続けるようなった後に
アキレウスと和解するときの態度は掌を返したよう。
そんな態度も、憎々しくならなくて総大将らしさも
失わないところが流石に木場さんと思わされます

第一部では休んでるんじゃないなんて思っていた平さん。
休憩後の第二部では見せ付けられました
息子の遺体を引き取るために
プリアモス単身でアキレウスに会いに行くときは
正気を失いかけ、ひとりの年老いた父となり
王とは思えぬ姿でアキレウスに頭を下げる
一転、アキレウスと心通じた後
王としての品格を取り戻した時の
立ち姿、振る舞い、声色…一瞬にして変わる
スゴイと思わずにはいられない演技を
見せ付けられました


池内さん、高橋さんの濃い熱い演技が内野さんに火を付け
熱さが三つ巴で増加していく感じ
内野さんは、以前に拝見した時より
2まわりくらい大きくなってた気がする
この舞台に向けて筋トレでもしたのかしらん。

自分たちの熱い葛藤を上から冷めた目で見ている神々の存在を
どこか感じているのが、この時代の戦いの特徴よねぇ
神に願い、すがり、恨み、悲しみ。
それでも抗えない神の力のもとに生かされている人間。

人間たちが必死で考え、死闘を切り広げているのに
神々たちは自分勝手に
ある時は、一方を栄えさせ
一方を衰退させていくという神の意思に
逆らえぬ、人間のせつなさ。

なにゆえ、人は戦うのか…。
長いときを経ても、いまだにわかりません


観劇した9月16日は内野さんお誕生日だったのね。
おめでとうございました
重鎮のお二人はそんなこともあるよ
軽く受け流してくれたろうなぁ


内野 聖陽

池内 博之 / 高橋 和也

馬渕 英俚可 / 新妻 聖子 / チョウ ソンハ

木場 勝己

平 幹二朗

コロス
初嶺麿代 / 中川菜緒子 / 一倉千夏 / 飯野めぐみ / 宇野まり絵



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テーマ:舞台の感想 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/09/17(金) 20:54:09
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